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前日譚、至極の逸品
私の出している小説「猫王との封建契約」とは関連ありません。
大塩源、彼は常に究極の美味を求めている5つ星ホテルのシェフである。寿司、天ぷら、中華料理、フランス料理、イタリア料理、基本なんでも作れる程のの伝説的調理人、世界中の表彰台を独壇場としてきた人間国宝でもある。しかしこの伝説的シェフは日々の料理研究を消して怠ることはなかった美食のために命を捧げるということは彼の天命と言えるのだった。
そしてついに行き着いた至極の逸品にそれはシェフとして50年間16歳のときから磨き上げた調理技術の集大成だったという1日として努力を怠ることなく美食の道に邁進してきた彼にとって最上の喜びであると推察される、だがしかし究極の料理はその感嘆するほどの美味しさと裏腹に死んでしまうというデメリットを持っていたそれは毒や致死量の麻薬が入っているという意味ではない本当に美味しいのだそれ故に魂が抜けてしまう、精神がこれを食べたら死んでもいいと魂を逃がしてしまうそれほどの美食まさに究極もはや安楽死剤、こうして大塩源は死んだ。