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ファンタジー戦闘

作者: しろぎつね

ファンタジーの世界をショートショートで書いてみました。あとはみなさんで想像してください。手抜きじゃないよ。

「この世界の人間ってどうなってんのかね」

運転している同僚がつぶやく.

「人間の姿をしているけど別の生物だよな。大型動物を身体で止めたり矢で射殺したり。まあ、魔法が使える時点で考えるのが馬鹿馬鹿しいけど」


俺たちは、しばらく前にこの不思議な世界にスリップしてしまったのだ。

この世界はいわゆる剣と魔法の世界で、科学技術はそれほど発達してない。

どうも石油や石炭があまり産出しないらしい。

その代わり魔法が発達している。


そしてお約束の様に人間はモンスターと戦っている。

俺たちも生きるために彼らと共に戦うことになったのだが。

「ウサギやスライムでも強いって冗談だろ」

ウサギは動きが早すぎて、剣や魔法が全く当たらない。

スライムは飛ぶし、切れない。

ちなみにこの世界の戦い人たちはというと、難なくモンスターの動きに付いていくし、スライムも剣に魔法を乗せて倒している。

レベルが違う。

剣を扱う訓練もした。

魔法理論も科学的でかなり早く習得ができたが、実戦はこんなもんだ。


「これはダメだ。別の手で行こう」

「どうするんだ?」

「銃だ。いや銃もどきか」

金属の筒に土魔法で弾丸を装填し、風魔法と火魔法の組み合わせで発射する。

この魔法銃が意外と使いやすく、俺たちもやっと弓や魔法と並んで戦えるようになった。


「次は象より大きいモンスターだとさ。ティラノサウルス並みだ、銃じゃ無理だな」

そんなモンスターと戦うことができるのは上級の戦い手だけだ。

数が足りない。

かといって俺たちの様なのが参戦しても役に立たない。


「戦車を作ろうか」

同僚は変なものを見るような顔をする。

「いや、銃のでかいバージョンだよ。砲弾は土魔法に火魔法を重ねて炸裂させる。守りは装甲で、移動は土魔法と風魔法の応用でいけるはず」

「二人じゃ無理だ」

「魔法使いに手伝ってもらおうと思う。本物の戦車も4人くらいだろ」


この世界の鍛冶師はすごい。

なんちゃって戦車、移動装甲砲台を作ってしまった。

戦国時代に鉄砲が量産されたことを考えると、まあなんとかいけるだろうと思ったが、実物をみると尊敬しかない。


運転は同僚が土魔法と風魔法で行う。

砲弾の成型と炸裂は、仲間になってくれた魔法使いに頼んだ。

俺は狙撃、打ち出して目標に当てる。


戦い人からの意見は微妙だったが、戦力は少しでも欲しいということで戦線に参加することになった。

結果、想定以上に成功した。

砲撃の陽動で隙が出来たところに上級パーティーが切り込む。

また、上級パーティーに敵が集中しているところに後からとどめの一弾を叩き込む。

不意打ちを喰らったパーティーの援護射撃などなど。

一両の戦車だけで戦力が倍以上になった感じだ。


満足できる結果を得て遠征から町に帰ると、なんだか騒がしい。

近くのパーティーに聞きに行った魔法使いが慌てて帰ってきた。

「ドラゴンが出たそうです」


彼女が教えてくれたところによると、この世界のドラゴンは元の世界のゴジラに相当する大きさと力を持っているらしい。

「撃退するか逃げるかの二択ですね」

あ、倒せないのね。

まあ、元の世界でも勝てないだろうなあ。


「ゴジラ級のモンスターかあ。核兵器がいるなあ」

同僚が天を仰いでつぶやく。

核かあ。

あれ、もしかしたらいけるんじゃないか?

急に黙って考え出した俺を、同僚と魔法使いの子が不思議そうに見つめるのだった。

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