四方山話『性癖』
魔王はペンを置き大きく伸びをした。
机の上にはまだまだ未処理の書類が山積みになっており、やらねば更に積み重なっていくだけと、げんなりとしながら次の紙を手に取り目を通す。
「なんじゃ、早く結婚して後継者を作っておけと提案か……」
いくら不老の魔王といえど、不測の事態に備えねば王朝の安定、ひいては庇護下にある臣民の為である事は魔王もわかっていた。
しかし、子作り。
いや、彼女の結婚には大きな問題があった。
「結婚するにも相手がのぅ……」
「ここに最高物件。貴女のジャアフルがおります」
呟いた瞬間魔王の真横に大宰相が湧いて出た。
しかし、魔王はそれに動じずゆっくりとお茶を啜った。
「そういえば、イブラヒムベイから求婚の申し出か来ておったのぅ」
大宰相は力強く机を叩き魔王へ顔を寄せて訴えた。
「駄目です!!奴はロリコンでハーレムには幼女ばかり!!魔王様が危険です!!!」
魔王は目と鼻の先で心から叫ぶ大宰相に小さくため息をついた。
「ジャアフル。貴様のハーレムも幼女ばかりだと噂を聞いたぞ?(あと、美少年趣味もあると噂があったな)」
しかし、大宰相はそんなわけがない。私は潔白だと胸を張ってはっきりと否定した。
「私のハーレムには普通に黒髪ロングの巨乳も多くいます!それに一見幼女や少女みえる娘達は全員成人済みです!ロリババアばかりです!!」
大宰相の瞳は恥ずべき所など一つもないと見事に澄んでおり、それを聞いた魔王の瞳は急速にくすんでいった。




