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短編

窓の外には何があるんだ

作者: 生豚

今は夜中だ。月を見ようとして窓の外を見る。

そこには何があるのか。黒。何も見えない、何もない。

この家の外には確かに世界があり国があって人がいる。

だけど、誰の声もしないし光も見えない。

虫の羽音もなければ車の音もない。

不安になってスマホを開けばそこには確かに人の痕跡がある。

しかしそれすらも誰かに用意されたものではないかと勘繰ってしまう。

そんなことを考えながら夜を過ごせば朝が来る。

そこには光があり人の声があり通勤の車の音がある。

しかし先ほどまではあったのだ。

誰もおらず、誰にも知覚されず、全てが嘘である世界が。

今日もあと20時間で嘘がやってくる。

その世界に唯一あるのは、私と私の小説だけである。

窓の外について、何がそこにあるのかなど意見を聞かせてください。

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