95_現代風異世界
扉を出た僕等が見た景色・・・・・・それは驚くべきことに元いた世界の風景だった
「え これって? 前いた所?」
「キャハハ ラストちゃん おどろいたぁ? 今神界では君たちの元いた世界を真似するの流行っててねぇ 地名や文化もしっかり真似てあるわ まぁみんなすぐ飽きるんだけど・・・・・・ ま ラストちゃんにとっては見覚えのある感じの景色でしょ」
どういう構造で作られているのかこの世界でのあらゆる物は本当に存在しているようだ 人 物 自然 触れることもでき感じることもできる
「へぇ ラスト こんな世界に住んでたんだね・・・・・・」
アルミちゃんはキョロキョロと巨大なビル群の上の方を眺めながら僕に話しかけた
「さーて 君たちはちょっとこの世界では場違いな格好だねぇ これは私からのプレゼントだよ そこのビルのテナントに更衣室があるからそこで着替えてみてよね」
僕等はこの世界ではコスプレのような格好だ 幸い人通りが少なくこちらを見る人も撮影かなにかだと思っているらしくこちらをちらと見てはさほど興味もなさげに通り過ぎていく 僕等は言われたビルの一階部分にあるアパレル関係のテナントに入りそこの更衣室から受け取った服装に着替えていく
「ラ ラスト これでいいかな?」
更衣室から出てきたアルミちゃんはデニム生地のショートパンツにタンクトップにパーカーのボーイッシュな服装だ かわいい
「うん すごくかわいいよ」
「だめだめだめだめ アルミちゃん 大剣は アウトよう 没収 没収」
「こ これは ぼ 僕の・・・・・あああ」
「大丈夫大丈夫 ここにはあなたを脅かすような敵はいないの ま もしそんなのでてきたらミカエルちゃんパンチで撃退しちゃうんだから・・・・・・」
有無も言わせずアルミちゃんの大剣を取り上げるミカエルちゃん
「あ それから・・・・・・」
そういってミカエルちゃんは手のひらをアルミちゃんの額の前で通過させる
「額の目は少しの間封印ね ナバちゃんもこっちきて」
ミカエルちゃんは同じようにナバの耳も消していく
「えーっと あとこの世界に不釣り合いなものは・・・・・・とくにないわね あ あと もちろん 魔法もスキルも使用禁止ね いい?」
「ミカエルちゃん それで僕たちはここで何をすればいいのかな」
アルミちゃんはミカエルちゃんに見えなくされてしまった額の目のあたりをさすりながら聞く
「うーん じゃ はじめるよ まぁ 簡単に言えば人探し この人を見て」
ミカエルちゃんはどこからか取り出した端末を僕等の方に向ける
「あ これ? ふふ ラストちゃんの世界からのパクリよ ほんとすごいわ 魔法もなしに遠くの人と話したりできるんだから っで この人の名前は イシュー・・・・・・ 神界でもトップクラスの力を持ってるわ ただ 相当な遊び人でね この世界ができてからというもの神界の仕事をほったらかしであそんでばかりいるのよう 簡単に言えばこの人を見つけて連れてきてほしいの それだけ 簡単 簡単 ね お願いできる?」
ミカエルちゃんは僕等の方に手を合わせてお願いのポーズをしてみせる
「・・・・・・だけど ミカエルちゃん この世界もひれぇだろう? どこにおるかわからんでぇ」
アルミちゃんと同じようにまわりを見回しながらミカエルちゃんに問うナバ
「大丈夫よ ナバちゃん ちゃんと目安はつけてあるの・・・・・・とりあえずそこから探してもらうね」
「え ミカエルちゃんはいかんだかぁ?」
「うーん ミカエルちゃんが行くとあのひとすぐどこかにきえちゃうからなぁ だからミカエルちゃんが会うのは一番最後 それまではだまっておいてほしいの まあ 一番本人が納得した形で帰ってきてくれるのがベストなんだけどね・・・・・・難しいなら騙してでも連れてきてもらってかまわないと思っているの・・・・・・」
「ミカエルちゃん・・・・・・ 残念だけど僕たちにはその人を探して説得できる時間はないよ ラミス様は今も魔法を発動し続けているからね」
アルミちゃんはぼそっとつぶやく
「ふふ そこは大丈夫 この神が構築した世界での時間はものすごく早い時間で流れているの おそらく何年ここにいてもアルミちゃんがいた世界の時間はほとんどうごかないでしょうね」
(そうなのか ポンコツ女神様・・・・・・少しあなどっていました スミマセン)
「それじゃあ エリアに移動しましょ エリアについたら2手に別れて行動してもらいたいの 板さんとナバちゃん アルミちゃんとラストちゃん・・・・・・でいいかな」
「わかったぜい ミカエルちゃん 僕が必ずそいつを連れ帰ってきますんでミカエルちゃんは安心してまっててくれんなせい 」
そう言いながらタキシードの袖をまくる板さん
(板さんまさかそのままの格好でいくんじゃ・・・・・・)
・・・・・・
「さて ラストどうする?僕はこういった雰囲気のところを力も無しで歩くのは少し不安なんだが・・・・・・」
僕にとっては見慣れた景色でもアルミちゃんにとっては見たこともない景色不安になるのも仕方ないだろう
「大丈夫 僕にまかせて」
僕はアルミちゃんの手を取りぎゅっと握った
「ありがとう ラスト しかし人間たちが多いね これはなにかの祭りなのか?」
「いや ここは普段からこんな感じ みんな仕事や学校に行くために集まってるんだよ」
夕暮れ時ナバや板さんと別れた僕等はそんな話をしながらミカエルちゃんから言われたエリアにあるとあるお店へと入ろうとしていた
居酒屋やスナック 風俗店などが沢山あるエリアだ 僕も始めての経験だがここは落ち着いて行動しよう
カランカラン
ビルの3階にあるスナックの扉を開ける
「こんにちは」
「あら いらっしゃい めずらしいわぁ ずいぶんかわいらしい子達がきたものね どうぞ」
濃い化粧の店のマスター?は僕たちに好奇の目を向けながらカウンターへ座るよう促した




