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87_宝物庫へ出発

 魔王城を祖母と共にインキアス軍から奪還した僕たちはタマカーにいた梨花やグレモも呼び寄せ魔王城の魔王の玉座の隣にある来賓用の部屋でくつろいでいた

 インキアスにより奪還された魔王城と魔王の玉座は前魔王であるアガレスちゃんがひきつぐことになったらしい 


「今回魔王をインキアスにとられてしまったのは アガレスの失態で失敗で倒壊なのです 次に敵が来たらラミスちゃんにすぐ連絡するので助けて救助してほしいのです」


 アガレスちゃんは少し自信なさげな声で祖母にそう言うと魔族の尻尾を肩の上でシュンとさせた


「アガレスちゃん 心配するでない・・・・・・妾がこの世界におる限り妾の家族も妾の4柱も味方じゃ なにか困ったことがあったら気軽に相談するが良いのじゃ カッカッカ」


 祖母はアガレスちゃんに優しい視線を投げかけると高らかに笑った


 ・・・・・・


 僕たちは平穏を取り戻した魔王城に2,3日滞在後魔気の根源ダンジョン15階の祖母の魔王時代の宝物庫をめざして出発することになった 一緒にタマカーで移動してきたリリスとその部下3人ルウミーナ クレゼル ラストラはアガレスちゃんの下で要職につくこととなりここでお別れということになった


「さよなら ラスト お世話になりましたね ほら みんな」


「あ ありがとう ラスト」


「ラスト・・・・・・また 施術してもらいたい」


「さよなら ラスト」


 しばらく共に過ごした仲間たちとお別れするのはさみしいものだ 


(アルミちゃん・・・・・・額の目が僕をじっと見ているんですけど 何を探っているんですか?)


 いままでこのリリスの部下の獣娘3人を煙たがっていたアルミちゃんも少しさみしそうにしていたのは意外だった

 祖母はせっかく宝物庫にいくのだからと4天王であるカンナさんとナベちゃんも連れて行こうとタマちゃんに提案していた


「おおおおおおお 4人の柱が揃う時ぃ・・・・世に 変化と災厄が訪れるぅ おおおおお おおおおおお にゃあああ」


 タマちゃんは突然両手を眼にあて泣き崩れた


「おおおおおお」


「・・・・・・なにをやっておるのじゃ・・・・・・タマ」


 祖母はそっけない感じでタマちゃんに聞く


「おお・・・いやにゃ たまには賢者らしいこともしておきたいにゃ・・・・・・おおおお」


「・・・・・・そうじゃの」


(タマちゃんそれがこの世界の賢者なの?ばあちゃんタマちゃんほっとかないでもう少しリアクションしてあげてよ)


「にゃ さてと・・・・・・それじゃあ出発の準備をするにゃよ ラスト アルミ タマカーの整備を手伝うにゃ」


 赤く目をはらしたタマちゃんが何事もなかったようにすっくとたちあがる


 ・・・・・・


 賢者覚醒?を抜けたタマちゃんは僕をはじめ皆にそれぞれの役目をふりわけタマカー出発の準備を進めた

 僕たちは一度キッチン王国城下町にあるナベちゃんの宿屋に立ち寄りここでカンナさんナベちゃんと合流することとなった


 ・・・・・・


「おお ラスト 我が愛しのマイサン よく帰ってきた 少し見ない間にでかくなりやがってこの野郎 なんだお前 アルミと手なんかつないで っつーっと あれか お前らあれか・・・・・・ アルミ 見た目が娘だっていったって よくもまあ こんないたいけな少年をたらしこみやがって 自分の年考えろってんだ」


 ドゴッ


 ナベちゃんの宿屋から真っ先に出てきた父がアルミちゃんに大変失礼なことを言っていると思った瞬間父の脇腹に左右両方向からアルミちゃんと母の肘が入った


「うげぇっ おま おまえら・・・・・・」


 腹を抱えてのたうつ父


「次 なんか言ったら 封印」


「ええ そんなぁ ラミぃ 」


 情けない格好になりながらやめてやめてと懇願する父 母に完全にコントロールされている これでは古の暴君魔王アスモディウスもかたなしだ

 父は母の方をチラチラと子供のように見ながら寂しそうに僕らの前から姿を消した


「おかえり ラスト アルミちゃんもひさしぶりね なんか 魔気ダンジョンに潜るんだってね 母さんも久しぶりでどきどきしてるわ」


「え 母さんも行くの?」


「え 母さんも行くのじゃないわよ ラスト あそこはすごく危険なところなのよ 少しでも経験者がいたほうがいいでしょ 地下5層からは触鬼も魔獣も結構強いのいるしね ふふ 久しぶりに父さんのかっこいいところ見えるかしら さ そうと決まったらがんばってお弁当つくるわよ ラスト 梨花呼んできて」


(完全にピクニック気分でしょ)


 今回僕たちはダンジョン地下15階にあるといわれている祖母ラミスの宝物庫をめざして出発することになっている

 母によれば魔気ダンジョンでは魔気が地下へいくほど濃くなるため地下10層でベースキャンプを設営してこのベースキャンプから1層下ってはキャンプへ戻りを繰り返し体を慣らしていくそうだ

 それでも最下層の魔気の根源にたどり着ける者はほとんどいないらしい 


 ・・・・・・


 数日後僕等はダンジョン入口にあるエルフの村にいた



















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