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76_高機能タマカー

 精霊が薄くなり始め姿を消そうとしていたころ 洞窟の中では正座している僕をはさんでタマちゃんとリリスが懐かしそうに話をしはじめた


「おお にゃにゃ リリスひさしぶりだにゃ  タマがタマだってよくわかったにゃ にゃはは」


「やはり タマ様でございましたか 師と仰ぐお方の喋り方を私がわからないわけなどありません ですがその体・・・・・・」


(リリスがタマ様・・・・・・もしかしたら タマちゃんすごい人なの?)


「にゃはは 不覚にもインキアスに殺されてしまったにゃよ けど 見るにゃ リリス リリスにも負けないこのボディ おら おら にゃはは」


 タマちゃんはニコニコわらいながら腰に手をやりクイッ クイッ と振ってみせる


「あはは タマ様 あなたは何百年たってもかわらない・・・・・・」


 リリスは懐かしむような目をした後タマちゃん達に ルウミーナ クレゼル ラストラの生い立ちと魔気の補充についての説明をはじめた


 ・・・・・・


「ふう そうだったのか 事情はよくわかった しかしもう君がこの3人の魔気を補充することはない わかったな ラスト」


 事情を聞いたアルミちゃんは少し不服そうな顔をしながらも背中の鞘に大剣をおさめた


 それを聞いたルウミーナ クレゼル ラストラの3人は不安そうな目を向けながらこちらに擦り寄ってきた


「ラスト!」


 アルミちゃんが僕に叫ぶ


(ひいいいい 僕知らないよう)


「ルウ ラス クレ! こちらへ」


「イエス マム」


 リリスは機転を利かせ僕から3人を遠ざけてくれたようだ

 少しだけアルミちゃんの機嫌も直ったようだがあとでなにか喜ばせることを考えておこう


「けどタマちゃん どうやってここに来たの?出口は僕が塞いだし そもそも僕たちの居場所はどうやって知ったの?」


 僕は唐突に洞窟の中にあらわれたタマちゃんたちに不思議を感じていた


「にゃはは にゃーに 簡単な事にゃ ラスト・・・・・・君は何日お風呂にはいってないにゃ? そのにおいを追ってきたにゃ」


 僕はとっさに腕を鼻にあて匂いを嗅いで見る


(た たしかにちょっと匂うかも・・・・・・)


「うそにゃ」


(なんで うそついた?)


「冗談はさておいてにゃ 魔法レシーバはタマカーに位置情報を随時送ってきているにゃ 位置が出ていればラストたちがこの洞窟を通ってきている事はすぐわかったにゃよ ここは魔獣の住処でもあるし早めに助けにきたほうがいいんじゃにゃいかとおもってにゃ・・・・・・出口の岩はタマカーの最新装備 魔法砲によって大きな穴をあけたにゃよ」


「おにい 梨花がてつだった」


(また えらそうに・・・・・・だが今回は素直にお礼をいおう)


「梨花 ありがとうな おにいたすかったわ」


 梨花はうれしそうにえへへと笑いながら肩口に乗っていたみゅうを捕まえてくるくるその場でまわりだした


「ラストもリリスたちもだいぶ疲れているにゃ タマカーの中でサキも待っているにゃ ささ 行くにゃ 行くにゃ」


 僕たちはタマちゃん達につづきタマカーへと向かった


「あの タマちゃん・・・・・・」


「なんにゃ?」


「この奥にいた魔獣たちはどうしたの?」


 僕がタマちゃんに聞くと僕の腕をとってぴったりとくっついていたアルミちゃんがとっさに離れなにやら詠唱を始めた


「ラスト こいつらのこと?」


 浮かび上がった結界の中から昨日僕が戦っていた魔獣が4.5体頭を下げた状態で現れる


「ははは ちょうど僕も従魔がほしいとおもってたから・・・・・・ああ・・・・・・弱いのはみんな討伐したよここにいるのは強いやつだけ あとでラストにも一体あげるよ」


(・・・・・・アルミちゃん・・・・・・さすがは ばあちゃんの4天王やってただけはありますね ははは)


 僕たちが洞窟の岩の壁にぽっかりあいた穴から前面だけ出したタマカーへついたのはそれから程なくしてのことだった


「ただいまー ユグちゃーん」


「おお梨花 おかえりじょ ラストはいたのか じょじょ」


「おにい いたよ」


 そんな声を聞きながらぞろぞろとタマカーの中へはいっていく僕達


「にゃ ラスト リリスたちは奥でサキの治療を受けるにゃ」


 ・・・・・・


「あ あの タ マ ラ ラストの治療は ぼ ぼくがするよ」


 タマちゃんにいわれたままサキさんの待っているタマカーの奥の部屋へはいろうとする僕の手をアルミちゃんがもじもじしながらにぎってきた


「にゃ ふーん にゃはは アルミ ヒールつかえるんだ ふーん」


「あ ま まあ んもうっ うるさいぞタマ いくぞ こっちだラスト」


 にやついたタマちゃんをふりきるように僕はタマカーの中に備えられたアルミちゃん専用の部屋へと招きいれられた


 ドアを閉めるとひさしぶりの2人だけの空間だ


「さ ラストそこに横になってくれ」


 アルミちゃんはそういってベッドのほうを指差す


「ア アルミちゃんってヒールできたの?」


「う うるさいな これでもラミス様の4柱の1人だ できないことは・・・・・・ないんだ ただ ラスト 君だけだ 君だけにしかしない」


 そういってアルミちゃんは上気した顔で上着を脱ぎそれをそっとソファーへ置いた







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