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74_ 拘引 魔気監獄 恍惚

 ギエルは洞窟内の魔獣と戦っている僕のほうへめがけてまっすぐに向かってきているようだ

 洞窟奥を向いて魔獣に魔弾いしつぶてを投げつけている僕にギエルを向かえ打つ余裕はないだろうが背中をリリス ルウミーナ ラストラ クレゼルに任せた以上前方のみに集中するようにしていた


「リリース そこかあぁ」


 ギエルは見えていないであろうリリスに怒声を浴びせる


「今です ルウ クレ ラス!」


 僕はリリスのその声にちらりと3人のほうに目を向けた


「イエス マム!」


 3人の陣取った位置から真っ赤な結界の線が徐々に浮かんでいく その線は垂直に壁をつくりギエルを囲った


「んっくっ」


 ギエルは自分が魔気の監獄にとらわれてしまうとわかるとあっさりと騎乗している魔獣をゆっくりと地に下ろした

 ルウミーナ クレゼル ラストラの3人はゆっくりとギエルの周りを回りながらその壁を狭めていく

 リリスは後方からやって来るギエルの手下の応戦をしながらその様子を伺っているようだ


「・・・・・・このままでは・・・・・・終わらん・・・・・・魔気吸収」


 ギエルは狭まっていく監獄の中で小さくつぶやくとルウミーナ クレゼル ラストラの作った監獄から魔気を吸収し始めた


「ギエル ・・・・・・あなたは 何を!・・・・・・構築済みの魔気監獄から魔気を吸収など・・・・・・」


「グああああ」


 苦しそうに奇声を上げるギエルの体には赤黒い魔気の色をした血管が浮かび上がりそれと同時にルウミーナ クレゼル ラストラの3人に異変が起こり始めた


「いやあああああああああ」


 3人の絶叫が洞窟内に響く


「ラスト!」


 リリスは僕に懇願するかのような声で叫ぶ


「わかってる」


(出口は塞がれるが今はしかたない!)


 僕は握り締めた大き目の石に大量の魔力を流し込み魔獣の出てくる方向 洞穴の上側に投げつける


 グガーン ゴゴゴゴゴ


 石は洞穴上側にあたり大量の岩を降らせ魔獣の発生地点・・・・・・僕たちの出口を塞いだ

 僕はルウミーナ クレゼル ラストラのほうに走りながら残った2.3体の魔獣たちに石つぶてを当てて落とす


(ルウミーナ クレゼル ラストラの3人はおそらく魔気の枯渇が起こっている・・・・・・このままだと魔気監獄は破壊され3人は魔気の枯渇化によって凶暴化するだろう・・・・・・監獄の維持には3人同時に魔気を供給する必要がある どうする 考えろ 考えろ)


 フォルダ化・・・・・・僕は走りながらリスト爺さんからもらった魔道書の中の一文を思い出した

 このスキルプラグロミングはダンジョンなどで小さな触鬼や魔獣を効率よく狩るためにリスト爺さんが考案したものでレベルなどを見るディスプレイの中で同じ種族を集めクラス(部屋)を構成しその部屋ごとに魔法を施行できるというチート級の裏スキルだ


(考えている暇はない・・・・・)


「ディスプレイ展開!スキルプログラミングフォルダ化!」


 僕はルウミーナ クレゼル ラストラが見える位置に来ると左手で魔道書を開き右手を3人に向けたままスキルプログラミングを叫んだ

 ディスプレイでは新しい窓が開き3人がひとつの影になっていく様子が映し出されていく


(いいぞ この状態で3人同時に魔気を充填する!もう一本手がほしい)


 僕がそんなことを考えていると背中のあたりから魔気のようなものが半透明の黒い腕を2本出現させた


(う うそう こえー ちょう怖いんですけど)


 しかしそんなこと?でうろたえている場合でもない


「魔気 充填!はああああああ」


 黒い腕はディスプレイに向かい大量の魔気を放出するどういった原理なのかはわからないが放った魔気は3人の頭上から真っ赤な光となって降り注いだ

 3人から徐々に苦悶の表情が消えていく


「ぐがあああがああああがああ」


 ギエルは苦しそうにもがきながらも魔気吸収をやめない

 その体は形を失いすでに人のものとは思えない


「貴様も私の糧となれ があぁぁぁ」


 ギエルの体は騎乗していた魔獣化した触鬼をおおいそれを食らう


「ウキャアア」


 触鬼は抵抗できないまま断末魔の叫びを上げた


「ふあはははあは まだだ もっとよこせ ぐがあああ」


 ギエルの魔気吸収はさらに激しさを増す


「きゃあああ」


 ルウミーナ クレゼル ラストラの3人はまた苦悶の表情を浮かべはじめた


「はああああああああ 魔気の根源よ 我が魔王因子に力を!」


(神?にすがるとはこういうことか 普段なら恥ずかしくてこんな中2病な言葉いわないぞ)


 僕は必死で魔気を集めるとそれをディスプレイに照射する

 魔王因子で魔気を大量に取り込んでいくと髪は全体を銀髪に染め体は魔気の赤い光でおおわれた


「ふはははは 食え食え ほしいのじゃろ 魔気 おらおらぁ」


(・・・やばい 興奮なのか魔気の影響なのか自制が利かなくなってきた)


「ああん だめぇ ラスト もっとやさしく・・・・」


 ルウミーナ クレゼル ラストラの3人は恍惚な表情へと変わりながらも魔気監獄への魔気の注入を強めたようだ











































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