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72_追手

 僕はまわりを簡単に見渡しほとんどインキアス軍内戦の影響が見当たらない位置まで来ていることを確認する


「リリス そろそろ 休憩しない?」


「いえ・・・・・・どうやら私達はすでに追手に監視されているようですよ ラスト 向こうに見えるあの山の岩場をよく見てみてください」


 僕は魔力を目に宿し少し遠い位置にある山の岩場を見てみる

 山で作業の格好をした人の姿が見える


「え? リリス 普通の仕事の人だよね」


「ラスト 服装がそうだからといって全く疑念を持たないのは少々油断がすぎるというものですよ この地域はつい最近までインキアス軍の統括下にあり人や物の動きを制限していました ですが制限はとかれていないそんな中で普段の作業ができるというのは考えにくいでしょう それによく見ればまだ不審な点は見つかるはずです・・・・・・」


 僕はリリスの言葉でもう一度山の岩場を見てみる たしかによく見るとその作業員たちはインキアス軍支給の独特な色をした靴を履いているように見えた

 そのとき僕ははっとする そう ここは元いた世界ではないのだと・・・・・・輪廻によって蘇るとはいえ次人間となるとはかぎらない・・・・・・ここではもっと死はみじかにある ひとたび油断すれば殺されてしまうだろう この世界におりたち何度も危険な目に会っているはずなのにまだ元の世界で暮らしていた頃の安穏さが抜けないのだ


「来ますね・・・・・・」


 リリスがそういった瞬間 岩場にいた人間たちは隠されていたであろう魔獣化された触鬼に騎乗し一気にこちら側に向かい飛び立った


「っく あの程度の人数で私にかなうとでもおもったのでしょうか・・・・・・私もなめられたものですね ルウミーナ ラストラ クレゼル ラスト 戦闘の準備を」


 僕は ああそうか・・・・・・もうこの3人をワサビカラシショウガと呼ぶ必要はないのだななどとぼんやりおもいながら皆と同じ方向に走り出し上空から見えない位置に陣取る

 兵士たちは僕らの上空までやってくるとそこで静かに動きを止めた


「リリス出てこい 貴様は逃げることはできん 10数える それまでに投降すれば命だけは助けてやろう 10・・・・・・」


 兵士たちを統率しているであろう美形の男が頭上から大声で降伏を促す


「ギエルか・・・・・・やっかいな 誰が・・・・・・ 3でいく」


 リリスは小声ではあったがしっかりとした口調で僕たちに戦闘の初手を宣言した


「6・5・・・・・・4・・・・・・3」


 リリスがギエルと呼んだ男はゆっくりとニヤつきながらカウントダウンしていく


「ラスト いまだ!」


 ギエルのカウントが3になったときリリスより攻撃の合図が出た


「了解!」


 僕は握りしめた大量の石に魔力をこめギエルの方へ投げつけた

 無数の砂利が大量の炎の魔力を携えて敵の向かって飛んでいく

 僕のはなったイシツブテは4・5体の魔獣を貫通したがそれ以外にはうまくかわされてしまった


「笑止 ひるむな あそこにいるぞ 降りて周りを包囲!」


 ギエルの命令が騎獣隊へ伝わるとゆっくりと兵たちが森の中へと降りていくのが見えた


「こっちだ」


 リリスは僕達にそういうと右前方にポッカリと空いた洞窟を指差した


「この辺の地理には詳しいものですからね」


 リリスがそういった瞬間なぜだかわからないが僕に妙案が浮かんだ


「リリス あの洞窟にトラップをしかけるよ」


「ラスト そんなことができるのですか?」


「まあね」


 僕は走りながらながら爺ちゃんの魔導書を開く


(たしかスキルプログラミングの中に魔法の遠隔操作というのがあったはず・・・・・・あったあった ナルホド)


 土魔法で小さな箱を作りその中に水魔法で水を注入する 雷魔法を使って水を電気分解し水素を発生しできた水素を箱の上に作った箱にためそれを遠隔炎魔法で着火か・・・・・・現代の化学の知識がところどころちりばめてあるようだ さすがは爺ちゃん・・・・・・

 これを洞窟入口付近に設置して敵が入って来たところで爆破すればいい


 僕は魔導書を洞窟入口上部にかざし詠唱をはじめた








































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