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70_ワサビカラシショウガ

 リリスは僕に自己紹介を始めるように3人の美少女に言った


「こ コードネーム1ワサビ こと ルウミーナです」


「コードネーム2カラシこと ラストラで です」


「コードネーム3 ショ ショウガこと クレゼルです」


「しっぽ!」


「は はい マム」


 リリスは3人のしっぽが大きく揺れていることが気になるらしく静かな声でそれを修正した

 僕はこの3人にタマちゃんや他の街の獣人たちとは異質なものを感じていた


「ラスト 見ての通りまだ未熟な兵ではありますが・・・・・・唯一私が信頼をおける部下です つまらないところを見せましたが戦場でしっぽの揺れなどは敵の目をひきますので・・・・・・」


 リリスは少しだけやさしい目を3人に向けながら話を続けた


「みんな 楽にしていいですよ こっちは私の甥のラスト これからみんなといっしょに作戦を遂行してもらおうとおもっています」


 リリスはそう言ったが3人は依然として緊張を解いていないように見えた


「さて・・・・・・ さっそくですが作戦について説明します」


 リリスは声のトーンを落として話し始めた


「3人には大体の内容ははなしてありますが・・・・・・今回の作戦では我がインキアス軍の中枢に嘘の情報を流すことで内部分裂を促します 他戦力との戦闘が不能になるまで内部を解体できればこの作戦は成功といえるでしょう」


 リリスはゆっくりと部屋を歩きながら話を続ける


「今ワサビ カラシ ショウガには軍の3大派閥のトップに取り入りお互いの猜疑心を大きくしてもらっています・・・・・・まあ信頼などという言葉は最初からうわべだけでしょうが・・・・・・ おそらく私が何処かに何かを吹き込めば内部分裂は加速し戦闘が始まるでしょう・・・・・・こちらはそれを傍観しながら折を見て逃げ出す手はずなのです」


「あ リリス 僕はなにをすれば・・・・・」


「そう それでラスト ラストにはやってもらいたい事が大きく2つあります 1つは戦闘の矛先がこちらに向いたときの支援 もう1つは・・・・・・」


 リリスはそこでひと呼吸をおき 3人の娘を見やったあと僕に話した


「この娘たちの 魔気の補充をお願いしたいのです」


 リリスがそう僕にいうと3人のしっぽはせわしなく動き顔を僕からそむけた


「どういうことなの?」


 僕はリリスに聞いた


「ラスト これを説明するにはこの子達の生い立ちから話す必要があります 少し聞いてください みんな いいですか?」


 リリスは3人の顔色をもう一度伺いながら話を始めた


「数十年前の話になります  私達は獣人のとある村の制圧をインキアスより命じられました そのときはまだ魔獣化した触鬼のテイム(調教)はあやふやなもので魔獣化した触鬼達はテイマーたちの指示を聞かないことも多々ありました」


 リリスは憂いに満ちた顔を僕に向けながら続ける


「ある日魔獣化した触鬼の1匹がテイマーの元からにげだし村の3人の女性を襲い呪いを植え付けたのです・・・・・・その女性たちが元々子をみごもっていたのかどうかはわかりませんが・・・・・・女性たちはこの娘たちを産んですぐに死んでしまいました・・・・・・私は自らの責任を感じこの娘たちを育てることにしましたが呪いを受けている子供たちは魔気が不足すると凶暴になるという発作を起こすことがわかりました 私は自らの魔気を与えることでこの発作を抑えているのです この娘たちが大きくなるにつれ呪いは薄くなっているようにおもえますがまだ魔気を切らすことはできません」


 リリスがこの話を終える頃3人の僕に対する緊張が少しだけ和らいだように感じた


「それでラスト・・・・・・今回 この作戦を遂行するにあたり私はこの娘たちとしばらく距離をおかないと怪しまれることになるでしょう もちろん 私がこの子達と接触できるときは補充をおこないますが私が近くにいないとき魔気の補充をお願いしたいのです 今回この作戦のためにリストには軍の宿舎テントの管理人というポジションを用意しておきました 普段は宿舎テントの清掃や管理をおこなっているふりをしていればいいです 実際にはすべて私の部下ができるようにしておきますので・・・・・・」


(なるほど・・・・・・僕の軍での居場所は確保済みっていうことだ)


「リリス わかった・・・・・・ それで魔気の補充はどうすればいいの?」


「あー それについてなんだけど・・・・・・ 本人たちに聞いてもらえるでしょうか・・・・・・結構注文多くてですね・・・・・・あはは」


 リリスは苦笑いともおもえる顔をつくりながら答える

 3人のしっぽが大きくふれているのが見えた

































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