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68_気持ち

 祖母が出ていった後の部屋 最初に口を開いたのはアルミちゃんの方だった


「ラスト 君はもう僕のそばから離れるべきではないとおもうよ」


 アルミちゃんはすこし厳しい表情を見せながらそういうと僕の目をじっと見る 僕はその目を直視できず目をそらしてしまう


「ラスト 君は確かに強い だがまだこの世界での戦い方を知らなすぎる このまま戦うようなことがあれば死んでしまうかもしれないよ 僕は君を失うのがこわいんだ 」


 そして僕が再度アルミちゃんを見たときその瞳には涙が溜まっていた


「・・・・・・アルミちゃん」


 僕はどうしていいかわからずただその顔を見つめていた


「・・・・・・大丈夫?」


 ようやく言葉をかけることができた


「大丈夫なわけないだろう・・・・・・君は僕を守ると言ってくれた しかし君は僕のそばにはいない・・・・・・君は僕を守れない いや 僕が君を守れない・・・・・・ラスト・・・・・・たのむ・・・・・・僕から離れないで・・・・・・」


 そのときアルミちゃん頬に涙が伝った


「ラスト すまない 少しさみしかったんだ・・・・・・」


 僕はアルミちゃんをそっと抱き寄せることしかできなかった

 そして自分が思っていた以上にアルミちゃんの体がか細いことに気づいた

 そしてゆっくりと言葉をかけた


「・・・・・・アルミちゃん このミッションが終わったらずっといっしょにいよう・・・・・・」


 あとで気づいたがこれはもうプロポーズだ

 定番のシナリオであればこの言葉は達成不可能の魔のフラグとなってしまうのだ だが実際のところそんなドラマティックな展開にはならないはずであろうことを僕はなんとなく知っている


「うれしいな ラスト 必ず君を迎えに行くからそれまで無事でいろ 魔のフラグは無しだ」


 僕は僕の心を見透かしているアルミちゃんの言葉に少しだけ怯えたが抱き寄せた腕に力を込めた


 その時 ドアが勢いよく開く


「にゃっ にゃっ にゃーん ラスト アルミ聞け! 重大発表にゃー って にゃにゃにゃ? 君たち2人で何してたのかにゃー? 」


 僕らはとっさに離れる


「何だー なに なにがあっただ? ちょいとごめんよ ちょいとごめんよ」


 そう言いながらタマちゃんの横を猛スピードですりぬけてくるうさ娘


「あれれー アルミなんか 顔が赤くなってにゃいか? にひひ」


「・・・・・・あああ タ タマちゃん どどどうしたの 重大発表ってなな なに?」


 僕はしどろもどろになりながら話題をそらそうとする


「あっれー ラストちゃーん なんかえらいどうようしとらんかぁ にひひ」


 うさ娘は僕の肩に肘をかけてにやつく


(うぜー このうさぎ・・・・・・)


「あああ い いや なにも・・・・」


 依然しどろもどろな僕


「タマ それでいったいなんの発表なんだ」


 しびれを切らしたようにアルミちゃんがタマちゃんに問いかける その顔は高揚したままだったが少しうれしそうだった


「コホン あー あー そうだにゃ 今回のラストの救出作戦のメンバーが決まったにゃ」


 そういった後ドアの向こう側からにこやかな妹と腕と頭ををだらりと下げたユグドラがやってきた


「ユグはいやだといったんだじょ・・・・・・でも梨花が・・・・・・」


 なんだかユグドラは不服がありそうだがどうやらタマちゃんが梨花を誘った際梨花がユグドラも無理やり誘ったらしい


「ふっふっふ おにい 梨花はタマちゃんに認められた戦士 頭が高いひかえよ」


(梨花 おにいにえらそうにするな)


「しかし タマちゃん 梨花はまだ少し危ないんじゃない?」


 僕は率直な意見をタマちゃんにぶつけてみた


「にゃ ラスト 実は今回の救出作戦には魔力レシーバやタマカーというような魔力をバカ食いする物を投入するつもりにゃ 魔力がたらないにゃ 梨花はラストと同じで大量の魔力を無尽蔵に使えるにゃ 梨花には安全なタマカーの中にいてもらうから心配ないにゃよ」


「ふっふっふ おにい わかったか」


(梨花 またえらそうですよ)


「タマちゃん ばあちゃんは?」


「ああ ラミスはナベちゃんカンナと一緒にインキアスの言霊についてもう少し調べたいといっていたにゃ なにか新しく気づいたことがあるかもしれないにゃ まぁ なにかあったらすぐに連絡せいといってたにゃ」


「そっかぁ」


(まぁ すぐにあうんだけどね)


 ・・・・・・


 その後僕はアルミちゃんとアイコンタクトをとりタマちゃんから魔力レシーバを受取って祖母の部屋へと移動した





















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