67_準備と準備
僕らがナベちゃんの家へ帰宅した頃タマちゃん ナバ アルミちゃんは台所に隣接する応接室で今後の活動について話をしていた
「タマのわからずや!だから今はここを離れないほうがいいっていってるだろ!」
「アルミのほうがわからずやだにゃあ タマ達は少しでも遠くで狩りしたほうがいいにゃ どうせアルミはラストと離れたくないだけにゃー」
「なにおー」
「なんにゃー」
なにやら喧嘩してるようだ
「おぬしら なにをしているのじゃ?」
声を聞いた祖母は何食わぬ顔で声をかけた
「あ ラミス ラスト 帰ってきていたにゃ タマ達はこれから冒険者として触鬼狩りに行こうとしているところなんだがにゃ 高額のドロップ品を落とす触鬼は王都から離れたところでないといないにゃ そこで少しだけ遠征をしようとアルミにいってるにゃがアルミはここを離れたくないといってるにゃ わからずやだにゃ」
「違うんだ ラスト聞いてくれ 僕は今インキアスの軍が殺気だっている状態でうろうろ動くのはリスクがあるといってるだけなんだ」
「ラストどっち」
「どっちにゃ」
(え 僕にふるのか?)
「あ えーっと・・・・・・」
困っている僕を見かねた祖母が割って入る
「おぬしら実は少し頼みたいことがあっての・・・・・・実はこれからラストには王国を包囲しているインキアス軍に潜入してもらおうと思っておる そこでお主らにはラストが任を終えたとき救出をおこなってほしいとかんがえておるのじゃが・・・・・・」
タマ ナバ アルミちゃんは3人で顔を見合わせる
「けど ラミス様 インキアス軍の中に一人で潜入ってちょっとやばくないだか?」
ナバが顔だけこちらに向けて疑問をぶつけた
「いやいやナバ 一人ではないぞ 実はいまインキアス軍の中にラストの叔母がおってな それがラストを手引することになっておる」
「えぇ ラミに兄妹っておったかいなぁ?」
ナバはすっとんきょうな声を出したかと思うと向けた顔に合わせて体を回した
「なにをいっておるのじゃ?兄妹がおったのはアスモのほうじゃ まぁこのことは知っている者は少なかろう のうアルミよ」
「ってラミス様 リリスのことなの?」
「ウム 実はリリスは今インキアス軍の中枢におって指揮をとっておる そしてその軍内にてとある作戦を遂行しようとしておるラストはそれの手伝いで一時リリスのもとに預けようとおもっておるのじゃ そしてその作戦のバックアップをするために我々は動かねばならん・・・・・・どうじゃタマ ナバ アルミ 手伝ってもらえるかの」
祖母は3人を見回す
「もちろん」
3人はちらっとだけ目配せをすると声をあわせて返事をした
「ってラミス 何をすればいいにゃ?」
「うむ 実はまだはっきりとしたことが言えん ただ 最終的には妾たちがリリスとラストを保護しなければならないということじゃ・・・・・・ラストには魔力レシーバをもたせておく 作戦の概要と進行状況などは逐一ラストから入れてもらいこちらはそれに応じた行動をとっていかなければなるまい 」
祖母はタマちゃんたちに申し訳なさそうな顔を見せたがタマちゃんは少しだけ嬉しそうな顔で返した
「タマたちはタマカーで待機するにゃ おおおお ついにタマカーの本領が発揮されるときが来たにゃ にゃははは」
(なんだか不安だ)
「そうと決まったら準備準備 乗組員の準備ににゃ 者共いくにゃー」
「おっしゃー いくでー」
ナバとタマちゃんは張り切って何処かへ行ってしまったがアルミちゃんだけ浮かない顔をしてそこに残っていた
「ラスト ばあちゃんはちょっと用を思い出したでのう 少し席を外させてもらう・・・・・・あとでばあちゃんのところへ来てくれるかの」
祖母はそういうと僕とアルミちゃんの2人を部屋に残し静かに出ていった




