59_ナイスボディ
「こんにちは」
タマちゃんがいなくなって半日過ぎた頃ナベちゃんの家の一室で祖母 父 アガレスちゃん 僕 そして戦況を報告しに来たナベちゃんはドアを開けて入ってきたナイスボディーの女性に目を丸くした
「だれじゃ?」
皆 お互いの顔を見合わせ首をかしげる
「はじめまして・・・・・・」
「・・・・・・」
「新生 タマ 登場にゃーーーーーーー」
「・・・・・・」
「だ れ じゃ?」
祖母はもう一度ゆっくりとタマちゃんを名乗るこの女性に問いただす
(え この人がタマちゃん?サキさんと同じくらいナイスボディーなんだが)
「にゃははは おどろいたかにゃ このボディー にゃはは ちょっと転生の為の秘法を使ってたんだけどにゃタマもこんなに速く転生できるとは思っても見なかったにゃ さっき ミカエルのところにいったらこのボディーならすぐに転生させてあげるっていってにゃ・・・・・・それよりラミス アガレス 見るにゃ見るにゃ この体 エロ可愛いにゃ」
そう言いながらタマちゃんは頭に腕を持って行き腰をフリフリ歩いてみせる やってることはまさしくタマちゃんだが体が体なので見ている方が照れくさいくらいだ
「お ラスト少年 タマを見る目が変わってるにゃ にゃははは」
「おうおう 猫の姉ちゃん なかなかいい尻してんじゃねえか インキアスぶっとばしたら俺の魔王城に招待してやんよ」
「あらぁ いやだわ アスモ様 どこみてるのにゃあ これはらみに報告の案件にゃあ にゃははは」
「お おい てめえ そ それだけは やめるんだ・・・・・・」
焦る父をにゃははと笑いながら軽くあしらい祖母に近づくタマちゃん
「・・・・・・さて ラミス ということでタマは復活したにゃ これからの方針をかんがえようじゃにゃいか・・・・・・」
タマちゃんは祖母の近くにあった机に腰かけるとスラリと伸びた足を組み替え両方のフサフサの耳を少しだけ動かした
「あ わたくし ちょっと皆にタマちゃん転生の報告をしてまいりますわ」
パタパタと部屋を出ていくナベちゃん
「あ タマよ 気のせいであったのならスマぬ ちと気になったのだがお主昇天するとき魂が2つあるようにみえたのだが」
「にゃにゃ さすがはラミス そこにきがついたにゃ 実はタマはもともと2つの魂が一つの魂となって転生したものなのにゃ ま 詳しい話はながくにゃるからしにゃいけどにゃ ま 転生を重ねるごとに前の姿に近づいてるのはたしかにゃ」
「なるほど 2つの魂の融合とな タマもなかなか壮絶な人生を歩んできておるのじゃな 深くは聞かまい・・・・・・すまんかったの」
祖母はタマちゃんに少しだけ頭をさげると目線をまた僕たちの方へ返した
「にゃはは ラミス 気にするにゃ それよりインキアスにゃ さっき廊下からちらりと聞こえてきたにゃんだが 郊外にインキアスが軍を駐留させているらしいにゃ?」
「うむ まわりを囲み物資の供給を止めておるのじゃ」
「にゃ 本来であれば王国から出た討伐隊を支援と行きたい所にゃんだがそれでは相手の思うつぼにゃ そこでタマは考えたにゃ・・・・・・相手はまだラストがポータルを出せること知らないと思うにゃ タマ達はこれからエルフの町に行きエルフの軍と合流 そこからポータルを開いて敵の後ろから攻撃を加えるにゃ エルフの軍を通せるだけのポータルを開くとなればラストにかなりの負担を強いることになるにゃんだが これが現状一番の奇襲の方法だとおもってるにゃ」
タマちゃんは僕の方をちらりと見て微笑する
(やっぱり タマちゃん違う人みたい)
「どうじゃ ラスト できそうかの?」
祖母は心配そうに僕の方を見る
「まぁ やってみるよ」
「しょうがねえな ラスト 父ちゃんがエルフの町についていってやんよ な な」
父が突然僕の同行を買って出る
(めんどくさがりの父がそんな事を言うのはエルフの女性が目当てであることは明白だがポータルを開きエルフ軍を通した後の戦力を考えれば父にも同行でいてもらうのがよさそうだ これを断ればきっとふてくされて家に帰ってしまうだろう)
「父ちゃん ついてきてくれるの?ありがとう」
(ここは素直に受け入れとく)
祖母が小さく僕に親指をたてる 見事な連携だ
ガチャ
ドアが開く
「タマ 本当にタマなのか?」
タマちゃん復活の報を聞きアルミちゃん他皆やってきたようだ




