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56_束縛 洞窟 元魔王

「あははは さあ 今日こそ君は僕の下僕へと変わり果てる 今までこの精神魔法を耐え抜いたのはさすがは魔王・・・・・・屈強 強情 従順! だがもう体力も気力も限界だろう そろそろ楽になったほうがいい」


ミューを通して見える光景は僕が夢で見た景色と同じであり少女が頭上の岩から降ろされたチェーンに両手を縛られ吊るされている


「アガレス・・・・・・なんとゆう 姿じゃ」


祖母がぼそっと口走る

そして僕たちはまたミューから送られてくる映像を見守った


「っく だれがお前に・・・・ 貴様に など・・・・・・ 」


ところどころ穴の空いたボロボロの制服を着たその少女は少しだけ顔をあげ力のない目をインキアスに向けながら言葉をつぶやいた


「あがけ あがけ 君のそういう姿を見るのは すごく 楽しいよ 優越 軽蔑 破綻! あははは さ はじめようか」


インキアスはアガレスの耳元でささやくように呪いの言葉を吐く


「傀儡となれ」


「いやあああ」


インキアスの言魂に少女は絶叫をあげ四方八方に魔気を噴出させる


「傀儡となれ」


「ああああ・・・・」


その責めは数十分にも及ぶ・・・・・・


「く くそ なぜ抗う 屈辱 恥辱 雪辱 くだれくだれくだれ!」


地団駄を踏むように焦るインキアスだがふと我に返るとぐったりしているアガレスの前で一言ぼそっとつぶやく


「反応もなしか・・・・・・つまらん 再帰 回復 循環 また来る・・・・・・」


「ラストミューを」


「オッケー タマちゃん」


くるりと方向を変えるインキアスから隠れるようにミューを岩陰へと移動し次のインキアスの行動を監視させる


「歩けよ」


インキアスは元いた所へ帰ると檻から魔獣を開放し鉄の首輪をつけたあと自分の脇へとへつらわせた


「出てくるにゃ 登るにゃ」


僕たちは洞窟の近くの岩から更に火口へと近いところへ移動した これはインキアスの敵への注意が火口よりもふもとへ向いているであろうと予想したタマちゃんの案だ


「くそ 遅刻 延滞 失敗 あいつら何をやってる」


洞窟から出てきたインキアスは魔獣へのりその首輪を締め付ける


「とべよ」


「ウギャアアアア」


苦しそうに悶えている魔獣はインキアスを乗せたままどこかへ飛び去っていった


「よし みんな 洞窟に入ってアガレスを助けるにゃ」


僕たちはタマちゃんの号令に従い洞窟内へと移動する 


・・・・・・


「おい アガレス しっかりせい ダメじゃ サキ すまぬ回復を頼む」


祖母は吊るされたアガレスちゃんをその場に下ろすと声をかけその場に結界の小さな部屋を作った

中ではしばらくサキさんがアガレスちゃんに治療を施している


「危険ミュー 危険ミュー」


ヘッドディスプレイに見えている景色が急に洞窟の外へと切り替わり真っ赤になってアラートを発した

洞窟の外で見張りをしていたミューが異常を感知したのだ


そこに映し出されたのはたくさんの魔獣を引き連れ空に浮かんでいるインキアスの姿だった


「あははは 愚策 稚拙 損失 だれかな 僕のかわいいアガレスにちょっかいを出してるのは」


「しまった なにか部屋にトラップでもしかけてあったか サキ アガレスの様子はどうじゃ」


祖母は結界の中にいるサキさんに声をかける


「と とりあえず 歩けるくらいまでには回復したわ ふう」


「早く インキアス こっちに来るよ」


僕は皆に伝える


「サキさん ありがとう なんとか起立して立つことができるのです ラ ラミスちゃん?な なんで」


祖母の結界から出てきたアガレスちゃんは祖母の顔を見てぎょっとしながら衣服の乱れを直した


「アガレスちゃん そんな話はあとじゃ 今はインキアスをどうにかせねばならんじゃろ・・・」


「おやおや これは・・・・奇跡 遺跡 驚愕 驚きのお客様 びっくりだ 古の魔王に4天王の2人 見た顔だ」


(4天王が2人? そうかアルミちゃんの転生後の姿はわかってないようだな)


僕らはじわりとタマちゃんと練習した対インキアス用の陣形をとっていく


 





 

  



 

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