52_水着 転移 帰宅
「えっ みんな なに?その格好」
僕は転移ゲートでナベちゃんの宿家へ移動するためホテルの裏庭に集まった皆の水着姿に戸惑う
「なにって あんたぁ 転移ゲートの出口いっつも 女風呂だがぁ うさうさ ほんっとエロいなぁ うちらぁ 最初から濡れてもええように水着になっとるだでぇ ほれほれ 見とけ見とけ ナバさんのナイスバディを目に焼きつけときんさい」
ナバは一瞬で僕の横に来て肩に肘を乗せるともう一方の腕で胸を上げてみせる
僕はちらっとアルミちゃんを見る アルミちゃんはナバのいつもの行動に呆れて怒る気も失せてきているらしい
サキさんのホテルの裏庭に集まるこの荷物を担いだ水着の美少女たちの集団を他のお客さんが見たならばきっと変態集団だと思われるのではないかと感じる
しかし僕だってそうそうゲートを間違ったところに出現させる気はない
「はいはい いきますよー 転移ゲート!」
「おっとっと」
僕は魂の抜けた目でナバの腕をかわすとナバはよろけたが瞬時に別のところに移動して体制を整えた
ぞろぞろとゲートにはいっていく謎の水着集団
僕は一番最後に転移ゲートに侵入した
今回は成功だよな・・・・・・ そんな期待も虚しく転移ゲートの出口ではこの失敗を一番知られたくない者が入浴中であった
ザッパーン
「あ・・・・・・」
そこには青ざめた顔でこちらをゴミを見るような目で見ている裸の妹 梨花がいた
なんの反応もないのがおそろしい それにしても皆どこに出たのだろうここにいないのは不思議だ
僕は濡れた服のままたちあがりその殺気に満ちた目を避けるようにそっと浴室を出ていく
「おい!」
ビクッとする僕
「こっちみんな あとで説教」
「・・・・あ・・・・はい」
そのままそっと出ていく僕
僕が浴室の扉を開けると皆脱衣所にいた
「ラスト やったにゃ 今回は湯船の上に落ちなかったにゃ 成功じゃないのかにゃ」
(タマちゃんずぶ濡れのこの格好を見てそれをいうんですか?)
「あらぁ せっかく素敵な水着を用意したのに ふぅ 残念 ちょうど 脱衣所だから着替えるわぁ はぁ」
「っちょちょ サキちゃん まだラストここにいるんだから 」
いきなり水着を脱ぎだしたサキさんを止めようとするアルミちゃん
「ふぅ べつに いいんじゃない 減るもんじゃなし ねぇ ラストちゃんも着替え したらぁ うふ 裸のおつきあい ねぇ」
「だめだよサキちゃん! ラストッ!」
(はい 出ていきます 僕は 濡れたまま何も見ずにここからでていきますので・・・・)
僕はそのまま裏庭に出て自分の衣服を脱ぎそれをほしておいた
その後僕が借りている部屋まで誰にも見られる事なくたどりつき着替えを済ませ祖母に会うためもう一度下の階へ戻った
「あ ナベちゃん ただいま」
廊下ですれ違った洗濯物をもったナベちゃんにあいさつする
「あらぁ ラストちゃん 帰ってきたんでございますの?おかえりですわ なんだかお風呂のほうが騒がしかったんでそうではないかとは思っていたのでございますけどね 私達もつい先日こちらへ帰ってきたばかりなのでございますのよ ラミス様は居間におられますわ みんなラミス様のところへいくのでございましょう? 後で私もいきますわ ホホホ」
僕が居間へ行くと祖母はカンナさんと談笑中であった
「ばあちゃん ただいまぁ」
「おお ラスト帰ってきたのじゃな 怪我などはないかの?」
「ラストちゃーん 駆けつけ一杯でー なんかー 飲むー?」
「あ カンナさん それじゃあいただきます」
「ういー」
カンナさんはその場から消えると僕に飲み物を持って来るため台所の方へ行ったようだ
「さて・・・・・・ ラスト どうじゃった?」
祖母は少し声のトーンを落とすと僕の話を聞く体制にはいった




