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49_墓

エルフの村の戦闘 ナベちゃん目線でのお話です

「魔弾じゃ 魔弾じゃ うひゃひゃひゃひゃ どうじゃどうじゃ 妾の力 こんなに力が使えるのはひさしぶりじゃのう 俄然に盛り上がってきたのじゃ 魔気の根源よ 妾にもっと力を・・・・・・」


 私は空中で高速回転しながら魔弾を四方八方に飛ばす我が主を見ながら恐怖すら覚える


「ラミス様 もう少し威力をお落としになられませんとエルフの街にまで被害が及んでしまいますわぁ」


「ふははは なあに ナベちゃん ちゃんと見ておるわ 見るのじゃ すべてちゃんと当たっておるぞ ふぁははは」


「あのうー ラミスさまー なんかぁ わたしのー 言霊スキル 聞かないんですけどー」


 カンナのスキル 言霊 は言葉の理解できる生物に対し絶対的な命令を下せるスキルだ 屈強な精神力を持つ私でさえもカンナのスキルに抗うことはできないだろう


「カンナぁ もしかしたらここに来ている奴ら言葉 理解できないんじゃないんですのぉ?」 


 私はムチをふりながらカンナに大声で受けごたえる


「そんな ことー ないとー おもうんですけどー だってー テイマーたちー 言葉でやりとりしてるー みたいだしー」


「それじゃあ カンナの調子が悪いんじゃありませんのぉ? こっち 見んなっていってるんでございますのっよっ」


 私はカンナにメッセージを送りながらムチで魔獣の頭に一撃を加える


「そうかなあ? まあいっかー あらよっとー」


 カンナは言霊スキルを使わず 武器のハンマーと瞬間移動のスキルで応戦している


 しばらく後 私達により新魔王軍のパーティーは壊滅した


「うーむ これだけの魔獣の死骸がそのままになってしまうとは・・・・・・やはり触鬼の魔獣化は始末が悪いのうしかもこれだけの魂がこの世界を輪廻しなくなるというのは度し難いというものじゃ 新魔王とは一体どういうものなのじゃろう」


 ラミス様は私達を自分の後ろに下がらせ戦場であったその地に重力魔法により巨大な穴をあけその中に死骸を放り込んでいく


「妾のせめてものつぐないじゃ 触鬼よ 魔獣よ 魔気の根源の麓 エルフの里で安らかねむれ」


 死骸の放り込まれた地面の穴はその言葉で巨大な音とともに閉じた

 そしてラミス様はその後渾身の魔力を振り絞りその上に巨大な岩を落とした


「ラ ラミス様 なぜ岩などを・・・・・・」


「ナベちゃん・・・・・・ 妾は向こうの世界でのぅ 墓というもの見た それは死者の鎮魂であり戻らない者への敬意であった 故に妾はここに岩を置きこれを墓石としようと考えたのじゃ・・・・・・」


「そうでございましたか・・・・・・輪廻の世界が具現するこの世界では考えも及ばない発想でございます・・・・・・今後この世界にこのようなものができない事を願うばかりでございますわ・・・・・・」


「うむ・・・・ さて ラストやアルミは大丈夫かのう・・・・・・」


 ラミス様は巨大な岩を見つめると少し時間をおいてそう言葉を発した


 ・・・・・・


「ふーふー  ちょう疲れるんですけどー ラミス様ー 村長に結界張り直すようにー 言ってきたよー」


 しばらくするとカンナが猛スピードで帰って来た


「うむ 結界が戻り次第 妾たちも村へ帰るとしよう 魔力レシーバーでラストが通信を行えるかもしらんからのぅ」


 所々に傷跡を残すこの地も日が暮れようとしていた

 普段あまり外の景色を感慨深く見ない私も巨大な墓標の周りを光りながら飛び始めた精霊たちがひどく物悲しそうに見えた


 宿へ帰るとラミス様は魔力レシーバーに話しかけている


「ガガッ そうじゃ ラストもう少し魔力を上げられんかのぅ おう よく聞こえるようになったのじゃ それでアルミの様子はどうじゃ?」


 ラストちゃんの話によるとアルミは回復し現在ラストちゃん タマちゃん ナバ とともに魔王の企業の下部組織へ情報収集へ潜入しているらしい

 諜報活動であり戦闘はないらしくたとえ身バレしたとしても戦闘員ではない組織員ならば軽くあしらうことができるであろうと言っているようだ


「そうか ラスト じゃが油断は禁物じゃぞ そのミッションが終わったら一度こちらへ転移ゲートを開くのじゃぞ わかったな なにかあったらすぐばあちゃんにゆうのじゃぞ・・・・・・」


 ラミス様はやはりラストちゃんが可愛くて仕方ないらしい













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