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27_梨花とミカエル

「な な あ あ ・・・・・・」


 梨花は僕と女神のキスシーンを目撃してしまい 言葉なく立ち尽くしている


「梨 梨花 怯えないで あー 今 ラストに神の加護を与えたところなの」


 ミカエルちゃんは僕を突き放すように押しのけると空中に浮き弱い光を体にまとわせながら梨花に弁明とも思えるような言葉をなげかけた


「か 神の加護?」


「そ そうよ 別にキ キス がしたくてこんなことになってるんじゃないんだからね そ そうだわ 梨花にも加護をつけてあげるわ こっちにきて 目をとじて 」


 目を閉じてタコのような口になりながら近づくミカエルちゃんに少し涙目になりながら後すざりする妹


「ほらほら」


「いやあああああ」


 梨花は走り出しとうとう部屋から出ていってしまった


「んまっ 失礼しちゃうわ」


 腕を組んでふてくされているミカエルちゃんは咄嗟に僕の方を振り返る

 僕はさっきの唇の感触を少しだけ思い出しドキッとする


「そ それじゃあ 私は帰るんだからね 本当に帰っちゃうんだからね」


(神様 さっきから昔のツンデレみたいな口調になってますよ)


「バイバーイ ラストちゃーん また会う日までー」


 そう言うとミカエルちゃんは入って来た窓から出ていく


「きゃー」


(落ちたー)


 僕が窓から外を見るとミカエルちゃんは浮遊しながらぬっと僕の前に顔を出した


「へへ なんちゃって」


(ちょっとイラッとしましたよ)


「本当に帰るから またねー ラストちゃーん あははは」


 そう言うとミカエルちゃんは猛スピードで空へ飛んでいってしまった


 その後僕はその場から動こうと一歩踏み出した


「LVアップしました」


 脳内でLVアップのコールが響くそしてまた一歩踏み出すと


「LVアップしました」


 さらに2歩


「LVアップしました」


 これが女神の加護であることは明らかであろう

(ふーん なるほどなるほど)


 僕は調子に乗って部屋の中を走り回った 数分間走り回った結果脳内でのコールはしなくなったようだ


(いったいどれくらいLVがあがったんだろう まぁ またタマちゃんにでもLVの見方をおしえてもらうとしよう)


 それから3日後僕達は再度サキュバスの町を目指すためナベちゃん邸をあとにすることとなった


「ラスト じいさんの為にわざわざすまんかったの タマよ ラスト 梨花のことよろしく頼むぞ」


「ラミス わかってるにゃー 怪我させずにサキのところにつれていくにゃ まかせるにゃー にゃはは」


 祖母は心配そうに僕等に言葉をかけた


「ふう まにあったわ 梨花 これ持っていきなさい」


「おお それはサキちゃんがらみに昔渡した腕装着型の魔法砲にゃ よく今まで持ってたにゃ」


「うん 丘の上の家に隠しておいたのをとってきたの」


 母は父であろう小さな男の子の手をしっかりにぎりながら梨花に武器を手渡した


「使い方はタマちゃんに聞いてね」


「わかった」


 梨花はとくに表情に出さなかったが旅立つことが不安なのか声のトーンは低かった


「さ みんな 出発ニャ」


 僕 梨花 タマちゃん アルミちゃん ナバ は再度サキュバスの町へと旅立つこととなった








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