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18_魔気暴走

「ラスト ラスト ごっつい魔法だなぁ うちはスキルあるけど魔法はぜんぜんだけぇなぁ うらやましいわぁ」


 壁が崩壊すると少し距離をとったところからナバは僕に大声で話しかけてきた


「うん 今見た限り確かにすごい魔力のようだにゃ しかしどうニャんだろうさっきの魔法・・・・・・聖属性? あー ラストちょっと悪いが 感情のベクトルを反対に変えて魔法を発動してみるにゃ」


「?」


「ラスト 多分さっきは楽しさや高揚感といった感じで魔法を唱えたんだとおもうにゃ 今度は悲しみや怒り落ち着き そんな感じで魔法を唱えてみるにゃ」


 タマちゃんは腕を組んだまま僕に言った


(かなしいこととか暗い色をイメージして魔法を出せばいいのかな?)


 イメージをふくらませると 周りから黒くまがまがしい煙のようなものが僕の周りにとりまきはじめる

 それはひどく冷たく暗く悲しいものに感じられた


(辛い くるしい だれか助けて)


「アルミ!」


「ああ」


 タマちゃんが叫びアルミちゃんがそれに返事をするのが聞こえたが僕には景色すら見えなくなっていた


 パシッ


「おい ラストしっかりしろ」


 僕は頬に痛みを感じると眼の前にはアルミちゃんの顔がありアルミちゃんの額の眼はしっかりと僕の顔を覗き込んでいた


「アルミちゃん・・・・・・」


 僕は一息つくと眼の前の美少女に言葉を発した


「ラスト 大丈夫か?」


「うん もう大丈夫そう ありがとう」


「ラスト すまんにゃ ある程度予想はしてたんだだけどにゃ まさかあれほどの魔気が集まって来るとは思わなかったにゃ」


「一体何が起こったんだろう」


 陥ってしまっていた不思議な感覚に僕はひとりごとのようにつぶやいていた


「魔気暴走だね」


 アルミちゃんは額の眼で僕を優しくみながら続けた


「魔王因子のあるものは魔王城の地下深くにある魔気の根源から無尽蔵に魔力を使うことができる反面 その集まった魔気の禍々しさから悲しみや怒りにとらわれ精神を侵される現象がおきる そして自我のないまま力を持ち破壊や侵略をおこなうようになっていく ゆえに 魔王因子保持者が魔王たるにはこの魔気をコントロールできることが大切なんだ」


 そう言いながらアルミちゃんの額の眼は僕からタマちゃんの方へ移動していた


「にゃ ラスト 今回の事故はタマが読みをあやまったにゃ あやまるにゃ 闇属性の魔法は少しずつなれていく他ないにゃ ひとまずは聖属性の魔法を使っていってくれにゃ それにしてもラスト・・・・・・相反する2つの属性が使えるって奇跡に近いにゃ 両方の魔法を操れるようになればおそらくラストはこの世界で最強だろうにゃ」


 僕はそんなアルミちゃんとタマちゃんの話をぼんやりと聞いていたが先程の魔気暴走のせいでひどく疲れてしまったようでふらついてアルミちゃんにもたれかかってしまった


「ラ ラスト ちょっちょっと つ ・・・・・・疲れてしまったんだね」


 そういって少し赤らんだアルミちゃんは僕をナバのいるところまで運んでいってくれた


「今度は梨花だにゃ ちょっと 聞きたいことがあるにゃ 梨花はどういったスタイルの魔法が使いたいにゃ?」


 梨花は先程僕の魔気の暴走によって少し怖がっているようにみえたがタマちゃんの語りかけが優しかったせいか少しだけ緊張をといたようだ


「私 回復魔法使いたい」


「うにゃあ 回復魔法使いたいにゃ? 梨花は思い切ったことをゆうにゃ にゃはは」


 なぜか赤くなってしまったタマちゃんはあたふたしながらアルミちゃんにジェスチャーで助けを求めた


「ごめん 梨花 僕達に回復魔法は使えないんだよ 回復魔法習うならサキちゃんだね けどねぇ・・・・・・」


  タマちゃんに続きアルミちゃんまで赤面してしまった この世界の回復魔法にはなにかあるのだろうか













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