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15_母の提案

「ラスト 梨花 聞いて あなた達がこの世界で生きて行くには魔法の使い方を勉強しないとだめなの わかるわね それでどうしたらいいかみんなと話し合った結果タマちゃんに先生をお願いしようとおもっているの ああ 梨花はタマちゃんよく知ってるんだっけ? タマちゃんは戦闘パーティーでの役職は賢者と呼ばれていて猫人族よ おじいちゃんもかあさんも魔法や剣の使い方はタマちゃんから習ったの」


 向こうの世界にいたときこの手の説教じみた話はただただ面倒であったが祖母との旅の途中でであった触鬼やこの前の魔獣の姿が頭をよぎった僕は母の話を真剣に聞くことにした

 母は僕と梨花から目を離さないで話を続けた


「話がそれちゃったけど タマちゃん達が次に旅立つとき一緒に連れて行ってもらうように頼んでおいたから いっしょにいってね」


(ああ 相談なんて言っておいてもう何もかも決まってるんだからなぁ)


「お願いできる?」


(僕や梨花に断る術はないだろう)


 僕は梨花と顔を見合わせ少し不機嫌になりながら


「ああ」


 と短く答えた


「今タマちゃんの所のパーティーは3人 ばあちゃんの4天王やってた三眼族のアルミちゃんとこの世界や私達の世界とはまた違う世界の住人だった兎人族のナバね みんな母さんとなかよしだし強いから安心していいわよ ただ 無理しちゃだめよ この世界は前の世界と違って平和とはいえないからね」


「ママたちはどうするの?」


 梨花が僕の気になっていたことを先に口走る


「そうね 私達はばあちゃんやカンナちゃんといっしょに行動することになると思うわ ばあちゃんの話じゃ ばあちゃんや父ちゃんはこれから新しい魔王に狙われる頻度が多くなりそうなの あなた達をタマちゃんたちとともに行動させるのは危険を回避させるためということもあるのよ」


 母にとってこの決断はかなり勇気がいったことだろう

 そういったあと僕の手を握った母は見たことのない悲しげな表情をしながら


「お兄ちゃんなんだから・・・・・・梨花を頼んだわよ」


 と握った手に力をこめた


 次の日僕と梨花は改めてタマちゃんに挨拶をするため中庭にいた3人に声をかけた


「こんにちわー」


「おお ラスト 梨花 きたにゃ さっそくこっちに来るにゃ えー それじゃあ 梨花はタマの隣にゃ ナバは一番右にゃ アルミは一番左でいいかにゃ? それでっと ラストはちょっと前に出てまんにゃかで こうにゃ」


 タマちゃんは僕の後ろに周り膝の関節を自分の膝を折り曲げて当てることにより曲げさせた いわゆる膝カックンである 僕はおもわずよろける


「ラスト そこでストップにゃ 手はこう 顔の方向はこんな感じにゃ」


 僕はわけもわからずタマちゃんの言うとおりの格好をつくる

 ガニ股に盆踊りの格好によく似た上半身の形だ


「そして タマが合図をしたらパッとこう 腕を開くにゃ こうにゃ」


 賢者タマちゃんがやることだ なにか意図があるに違いないそう思った僕は真面目に型をつくる 傍から見るとかなりカッコ悪いに違いない


「それじゃーーーーー いくにゃよーーーー」


 タマちゃんがみんなに目配せで合図を送る


「我ら」


「われら」


(えっ)


 タマちゃんが叫ぶとみんなそれに続いた


「闇からいでて悪を打つ」


「闇からいでて悪を打つ」


「漆黒のひまわり戦隊」


「漆黒のひまわり戦隊」


(おい 梨花なにが起こってるんだ 兄に説明を・・・・・・)


「テリトリアルプリズン(呻く回廊)!)


「テリトリアルプリズン!」


「ラスト 今にゃー」


 僕は言われた通りに型を決めた

 そしてみんな一斉に型をとる ナバちゃんが魔法で僕たちの後ろの方に小さな爆発を起こした


「・・・・・・」


「決まったにゃー」


(なんだこれ?)

 

 パチパチパチ


「すばらしい すばらしいぞぅ タマちゃん そしてみんな」


 拍手をしながら僕らのところへやってきたのは僕のじいさん(勇者リスト)であった


(じいさん なんで号泣してるんですか?)

















 

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