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14_カンナの講習

「じじい てめぇ よくもオレサマだけおいてきやがったな」


「おやおや どうしたのかなぁ アスモディウス君 そんなに息を切らせて・・・・・・」


 パーティー開始時間になりみんな集まっている中 息を切らせながらドアを乱暴に開けて怒鳴り散らしたのは父だった 

 僕や梨花がナベちゃんのパーティー準備を手伝っていた頃祖父リストは一度自分たちの家に帰り母ラミを転移ゲートにて連れてきていた その際祖父は転移ゲートに入る瞬間空を指差し


「あっ空にセクシー女優!」


 と言いまんまとその方向をを見てしまった父明日都はそのスキに置いてきぼりをくったらしい


「こらこら アスモよそんなに怒るでない この世界での貴様や妾にとって家からここまでの移動の労力など大したこともなかろうて」


 一色即発の事態に祖母が割って入る


「だってぇ じじいがぁ」


 父は泣きそうになり今にも魔法を打ち出しそうだ


「アスモディウス クローズ」


「えー らみぃ そんなあ らみぃ」


 母らみが唱えた魔王封印の術により父は小さな男の子へと変化する


「ゴメンね アスモ ちょっとその格好でいてね」


 母はそう言うと小さくなった父をぐっと抱き寄せた


「あー それではー 本日ー 元魔王ラミスさまご家族のー こちら世界帰還を祝しましてー 元魔王臣下四天王が企画いたしましたー パーティーを開催いたしまーす」


 カンナさんがパーティー開始の挨拶を告げると僕と妹はすぐに祖母に呼ばれた

 そして僕たち以外のそれぞれが思い出話や現在の状況を話し合っている間にカンナさんに魔法スキル付与の術をかけてもらうことになった

 講習をうけたあとは眠くなってしまうそうで僕たちはソファーに腰掛けたまま施術を受けることとなった


「あー じゃあ 二人共ー ここにー 並んでー いくよー 恒例のー 10000時間講習」


 カンナさんは人差し指に魔力を宿らせ僕たちの額に触れていった

 唐突に頭の中に大量の情報と光が注ぎ込まれた感じだ


「カンナ どうかの?・・・・・・」


 祖母が心配そうにカンナさんに聞いているのが聞こえたがその後は意識がなくなってしまった

 目が覚めると僕はナベちゃんの家のベッドに横たわっていた


「おかあさーん おにいちゃん おきたよー」


 妹の梨花は僕よりも早く目覚めていたらしく僕が起きるのを心配して見ていたらしい

 そして何を思ったのか唐突に手鏡をわたしてくる

 僕はわけもわからずその手鏡に自分の顔を写してみた


「!?」


 そこに写っていたのは父と同じ色の白髪でオッドアイになった自分の姿であった


「おにい だいじょうぶ?」


「あ ああ まぁ 梨花これって中二病  見えるよねぇ・・・・・・」


「おにい いいなぁ 私もオッドアイになりたいなぁ プププ」


「お前 今笑ったろ」


「・・・・・・いえ ニヤ」


「コノヤロー」


 僕が妹とそんなやり取りをしていると母が部屋へ入ってきた


「ラスト 大丈夫? あらら 目の色と髪の色かわっちゃったねぇ 目の色はおじいちゃんとおばあちゃんの色 髪の色はお父さんね 間違いなく私の子だわねぇ まぁこっちの世界では姿形を気にする人は少ないから安心しなさい」


 母ははははと笑いながらそんなことを言っている


「ラスト あんたすごいことになってるわよ 気をつけて魔法使いなさいよ」


 母は自分の固有スキル 真名 を使い僕のステータスを見ていたらしい


「それで 相談なんだけど・・・・・・」


 母はそういうと僕の顔を覗き込んだ

 母が相談なんて言うときは大抵ろくなことがないことを知っている僕は少しだけ身を固くした













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