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最弱エルフは隣の最強に気付かない

作者: 佑加


 ソフィアは落ちこぼれである。

 誇り高き戦闘種族エルフ族として生まれたソフィアは、他のエルフと変わりないきれいな容姿を持って生まれた。波打つ茶色の髪は日の光をかざすと時折金髪へと変化する。エメラルドをそのまま埋め込んだような瞳は母譲りで、尖った少し長い耳だってエルフ族の象徴だ。

 末っ子として生まれたソフィアは兄たちに鍛えられながら育った。まわりの同世代の子たちともよく遊びと言う名の手合わせをしたし、戦闘狂がほとんどのエルフ族の中では穏和なほうだったが――それを差し置いても、彼女は「普通」のエルフ族といって差し支えはなかっただろう。

 その「違い」が顕著に現れ始めたのは十歳になった時。

 高い魔力を持つエルフ族は、早い者で五歳くらいから魔法の適性が現れる。ソフィアの十歳は決して早いほうではなかったが、それでも十歳のとき、彼女にもとうとう適性が現れた。

 両親は喜んだ。兄たちもソフィアを祝福した。

 それからソフィアは魔法書をたくさん読み、理解し、覚え、毎日のように特訓を始めた。

 ――しかし、だ。

 十五歳になっても魔法の無詠唱展開が出来ないソフィアに、両親は次第に苛つき始めた。

 みんながポンポン魔法を放つ間に、ソフィアはせっせと魔法陣を書き覚えた詠唱をしているのだから、勝てるはずがない。


 それから両親の期待に応えようとソフィアは本を媒介にして魔法を使うようになった。分厚い本にはそれぞれのページにすでに魔法陣が記されている。このページを破って魔力をこめることで、魔法を展開させることが出来るようになったのだ。タイムロスは大幅に縮小し、みんなと互角――とまではいかないが食らいつけるようはなったソフィアに、両親は激怒した。

 ――曰く、物に頼るのは弱い人間のすることだと。

 ――曰く、エルフ族のプライドが穢れると。

 そんなこんなであっという間に「落ちこぼれ」になったソフィアは、肩身の狭い生活を強いられることになる。


 そしてある日、彼女はついに里を飛び出したのだった。




「きゃあああ!」


 朝、山の麓の小さな街に悲鳴が響く。街の人々は動きを止め何事かと狼狽し――なかった。


「ソフィアちゃんまた落ちたのかい」

「もうそんな時間か」

「毎朝毎朝、元気だねえ」


 階段から派手に転がり落ちた少女に向かって街の人はのほほんとしている。ひとりの男の子が「大丈夫か? ソフィア」と声を掛けると、顔面から地面に倒れていた少女はむっくり起き上がって笑った。


「平気です! 私、エルフですから!」


 ――エルフはそもそも階段から落ちないんじゃ……と誰もが思ったが、その笑顔を前に口に出すのは躊躇われた。



 そうして昼、ソフィアは山の中にいた。山の奥にある池、その畔にある花を摘んでくるためだ。いくら平和な街とはいえど、山には獣がいる。薬草となる花を誰が摘んでくるかと困り果てたときに立候補したのがソフィアだったのだ。


 ――エルフの里を出て一月。この街にやって来て二週間。最初は突然現れたエルフに誰もが警戒していたが、今ではすっかり溶け込んでいる。街のマスコットのような存在にまで昇格したソフィアは今の生活がすっかり気に入っていた。

戦うのは嫌いだし怖いし、こっちのほうが向いてるなあ――と何とも呑気なものだが、普通の人よりはある自分の力が役に立ててると思うと「落ちこぼれ」出身の彼女としては嬉しくてたまらないのだった。


 道は街の人に聞いていたし、ソフィアの「わかりました!」が心配だった街の人はわざわざ地図まで持たせてくれていた。だから絶対に迷うことなどないと思ったのだが――。


(あれ? ここはどこでしょう?)


 キョロキョロと辺りを見渡したソフィアは首を傾げた。彼女はいるのは、もはや道ではない。生い茂った草木を掻き分けながら進むが、進めば進むほど方向を見失っていく。すっかり困り果てたソフィアは持ってきたサンドイッチでも食べて休憩しようと、呑気にも木の根っこに腰掛けて、固まった。

 ソフィアの何倍もの大きさの熊が、こっちを凝視しているではないか。

 持っていたサンドイッチを口の中に素早く詰め込んで、相手の目を見ながら距離を取る――わけではなく、彼女は背を向けて一目散に走り出した。当然後ろを熊が追って来る。

 いくら走るのが速いエルフといえど、これほど足場が悪いところで熊から逃げ切るのは不可能だった。追い詰められたソフィアは最終手段と言わんばかりにくるりと方向を変えて本を開いた。

 どれが効くかしらと一ページずつ見ているソフィアを熊が待っていてくれるはずがない。いきなり飛び掛かってきた熊に驚いたソフィアはとりあえず手に引っ掛かった一ページを無造作にむしり取ると魔力を込めた。

 紙に描かれた魔法陣が赤く光り――熊のお腹に火がついた。

 驚いた熊は前足でなんとか火を消すと、焦げたお腹とソフィアを交互に見て逃げ出した。居なくなった熊を前にソフィアは「勝った……!」と感動しているが、その足元で火種がくすぶっている。

 ここは山。火の取り扱いには注意が必要である。


「え!」


 突如燃え広がった炎にソフィアは驚いた。今こそ水の魔法でも使えば良いのに、彼女は羽織っていたマントを脱いで火に被せる。何度も同じ動作を繰り返しているうちに火は少しずつ消えてきたようだ。あともう一息と活を入れたところで背後から声が掛かった。


「……何してるんだ」

「消化です!」


 ソフィアは振り向きもせずに、本人曰く消火活動に勤しむ。その功が為したのか火は無事に消えたようだ。代償としてマントは布の面積がほとんど焦げて無くなってしまっていたが、本人は気にせずにそれを羽織る。


「ところであなたは?」

「今更だな」


 呆れたように溜め息を吐いたのは見知らぬ青年だった。癖のない黒髪に琥珀の瞳が印象的な美青年である。


「あ! もしかして迷っちゃったんですか?」

「……お前、気付いてないのか?」

「大丈夫ですよ、私が街まで案内してあげますから!」


 だって私、エルフですから――と胸を張ったソフィアに青年は絶句している。自分も迷子のくせに何を威張っているんだという話だが、あいにくソフィアに自分が迷子だという自覚はない。


 青年は自分の名前を「カイ」と名乗った。運良く池は近くにあって無事に花は入手できて、ソフィアは意気揚々と地図を片手に歩き始めた。カイはその後ろで怪訝そうにソフィアを見ている。考え込むように視線を彷徨わせたあと、今にもステップでも踏み出しそうなソフィアに再び視線を向ける。


(……本当に気付いてないのか?)


 確かめるにはどうしたらいいか。とりあえず手っ取り早く――と拳を振りかぶって見た。するとどうだ。避ける以前に何が起こったのかわからないまま殴られたソフィアは、受け身すら取れずに顔面から地面に倒れ込んだではないか。


「す、すまん……」


 まさかの展開にカイが慌てて謝るとソフィアは「いえ! 虫でも居たんですよね?」と笑っているが、その顔を見てカイはギョッとした。


「お、おい」

「どうしましたか?」

「……鼻血出てるぞお前!」

「えぇ!?」


 見当違いな解釈をした上に指摘されるまで鼻血に気付かないとはどうなのだろう。鼻血と言っても少量なのに面白いほど狼狽えたソフィアを見ながら、殴った張本人のカイは頭を抱えた。


それからソフィアの先導じゃ不安だったのか、地図を見ながらカイが帰り道を案内することになった。

 ようやく街に着いたのはもう日暮れ。ソフィアは「すごいです! 街に着きました!」と訳の分からぬことを良いながらカイに羨望の目を向けているが、それは見なかったことにしておいた。そのまま別れようとしたカイだったが腕を引かれて足を止める。ソフィアは腕を掴んだまま首を傾げた。


「カイはどこに住んでるんですか?」

「は? えっと……なんでだ?」

「送ります!」


 家まで送ると主張して効かないソフィアにカイはげっそりしている。家の場所を聞いても口を割らないカイを見て、何を考えたのかソフィアは次の瞬間笑顔を消した。嫌に真剣な顔で琥珀の瞳を覗き込む。


「もしかしてカイ……家がないんですか?」

「はぁ?」

「わかります。家出したくなる時ってありますよね」


 どこまで思考回路が跳んだのか、ソフィアの中でカイは「家出した青年」という枠で収まったらしい。すっかり自分の境遇と重ねた彼女はカイの手を掴んでずんずんと歩いて行く。「俺は家出じゃない!」とカイが主張するも、どこ吹く風。「わかります、認めたくありませんよね」と笑顔で流されて為す術無く彼女の家まで連れてかれる羽目になったのだった。





 次の日の早朝、街に悲鳴が響く。それはソフィア(いつものこと)だったら何ら慌てる必要はないのだが――。


 まだ布団の中に居たソフィアは飛び起きた。エメラルドの瞳にはエルフらしい力強さが垣間見える。ソファで寝ていたカイに「家から出ないで下さい!」と言うが否や、彼女はパジャマのまま玄関に置いてあった弓を引っつかんで駆け出した。玄関を出てすぐ、焦るが余り足がもつれて階段で転ぶが悲鳴は上げない。地面まで転がり落ちてすぐ立ち上がったソフィアは、膝から出ている血には目もくれずに駆け出した。

 突然の出来事にやや呆然としていたカイはそこであるものに気付く。


「あの馬鹿……!」


 思わず声を荒げてしまったのは致し方ない。

 ――ベッドの横のテーブルの上には、ソフィアが編み出した最大の「武器」、魔法陣の描かれた本が置いてあった。




「ソフィアちゃん……!」


 現れたソフィアに街の人々は安堵の表情になった。聞けば狼の群れが山から下りてきて家畜を襲っているらしい。街の人々を安心させるように胸を張ったソフィアは、いつものように笑顔で言い切った。


「私に任せて下さい、エルフですから!」


 弓を片手に言い切る姿はさながら戦士だ。しかし。


「……パジャマ姿じゃなかったらもう少し格好がつくんだけどねえ」


 呟かれた言葉は幸いにもソフィアの耳には入らなかった。



 狼は幸いにも街の外れにある牧場にいた。風の魔法と相性が良いソフィアにとって、弓は唯一誇れる取り柄である。怖くて少し遠くから狙ったのは致し方ない。放たれた矢は寸分の狂いなく狼の前足に刺さった。

 突然の攻撃に驚いた狼は、矢の方向からすぐにソフィアを見付けた。挑発するように何度か射ると、案の定狼はこっちへ向かって走ってくる。

 それを確認してからソフィアは街の外へ飛び出した。


(逃げ足だけは誰にも負けなかったなあ)


 兄にも誰にも負けたことのない足の速さは狼を街から引き離すにはもってこいだった。追い付かれない、けれども見失われないような絶妙な位置関係を保ちながら走るソフィアは、一つだけ見落としていることがあった。

 本人に自覚はなくともソフィアは大変な方向音痴である。さらに言えば街の外の土地勘はゼロに等しく、簡単に説明すると行き当たりばったりの陽動作戦は裏目に出た。

 街から十分に離れたところで撒けばいいや程度に考えていたソフィアだったが、目の前に広がる広大な平原を前に絶句した。撒くどころか隠れる場所すら無いではないか!

 更に言うと平原の真ん中には大きな川があって、思わず足を止めたソフィアはあっという間に狼の群れに囲まれてしまった。

 後ろは川、前は狼。補足するなら右も左も狼である。

 慌てて橋を探すが、エルフの目は数キロ先にある橋をしっかり捉えた。とてもじゃないがあそこまで逃げ切れる気がしない。

 そこまで追い詰められて初めて、ソフィアは(ぶき)を忘れたことに気付いた。

 後悔してももう襲い。狼の群れはジリジリとソフィアに迫ってくる。

 『目を閉じるなソフィア! 背中を向けるな、エルフの誇りは無いのか!』――兄の怒声が聞こえたが、もう無理だとソフィアは瞳をギュッと閉じた。

 痛いのかな、どれくらい痛いのかな、階段から転ぶより痛いのかなとくだらないことを考えていた、その時だ。

 いつまで経っても衝撃が来ないのでおそるおそる目を開けてみると、狼たちは違う方向を見ていた。街の方向――正確には、街からやって来た人物の方を。


「……カイ?」


 カイの表情は読めなかった。目がいいから見えてはいるのだが、その表情がなにを意味しているのかはさっぱりわからない。首を傾げたソフィアに目もくれず、カイは短く言った。


「失せろ」


 するとどうだ。

 狼の群れが見えない力で殴られたかのように次々に倒れていくではないか。

 ソフィアはその現象を知っていた。

 選ばれた者だけが使える力。その力は強者の証。


「は、覇気……」


 しかしそれはソフィアが知っているものとは一線を画していた。ソフィアの知っている覇気――兄が使っていた――は、せいぜい脅すくらいのものだったのに!

 倒れている狼たちとカイを交互に見てソフィアは息を呑む。


(もしかしてカイって凄い人なんじゃ……)


 今更(・・)その結論に達したソフィアと、それまでソフィアを見ようとしなかったカイの視線が交わった。

 ――琥珀の瞳に浮かんでいるのは、「怒り」だ。


 収まりきっていなかったカイの覇気に当てられて、ソフィアは瞬間あっけなく気絶した。





「ドラゴン!?」

「……だからそうだって言ってるだろ」


 呆れたように息を吐くカイをソフィアはまじまじと見つめている。疑わしそうな視線が面倒くさくなって、カイはいきなり姿を変えた。突然現れたドラゴンにソフィアはみっともなく悲鳴を上げる。三メートルほどの大きさのドラゴンは黒い鱗に琥珀の瞳を持っていた。


「――ドラゴン、だ……」


 呆然と呟いた途端、その姿がカイに変わった。「これで信じただろ?」と彼はずいぶん投げやりな様子だ。


 ――あの後、気絶したソフィアはこともあろうに川に落ちそうになった。らしい。仕方なくカイは姿を変えて川に落ちる寸前のソフィアを抱えて飛び、彼女が目覚めるのを待っていてくれていた。らしい。

 事の顛末を聞いたソフィアはそれはそれは驚いた。

 ドラゴンと言えば、エルフですら出くわしたら背を見せて逃げるという、まさに最強の種族だ。人型を取れるとは聞いていたが、まさかこんな身近にいるとは思わなかった。


「ていうかなんで気付かないんだよ……」

「わ、私だって初めて会ったんです! 気付くはずないじゃないですか!」

「エルフって気配に敏感なはずなんだけどなあ」


 ムキになって言い返した言葉は倍になって返ってきた。思わず言葉に詰まったソフィアは拗ねたように「どうせ落ちこぼれですから……」と呟いた。しかしドラゴンのカイに慰めるなんて言葉は存在しないらしい。「そうだな」と肯定されて目を丸くしていると、「エルフは普通顔面から転ばない」と尤もなことを言われてしまった。

 すっかり機嫌を悪くしたソフィアはふて腐れたように黙り込む。カイが苦笑しながら「冗談だって。ソフィアほど俊足のエルフは初めて見たぞ」と言うとみるみるその顔が明るくなった。

 カイがぽつりと呟く。


「……子供みたいだな、お前」


 どう考えても褒め言葉じゃ無いだろうに、ソフィアは照れたように笑った。カイが少し引いていると逆にソフィアが詰め寄ってくる。


「そういえばカイ、家族は?」

「いや、ドラゴンは基本放任だからな」

「じゃあ山にずっと、ひとりで?」

「ああ。俺が山からいなくなったから、(あいつら)も好き勝手したんだろう」


 つまり山はカイの縄張りで、獣たちはカイを恐れてたってことだ。淡々と語るカイを見てソフィアは眉を下げた。

 それはなんていうか、その――。


「……寂しいですね」

「寂しい?」

「はい。私は弱くてひとりぼっちだったから強くなりたいって思ってたけど、強くてもひとりぼっちは寂しいです」


 琥珀の瞳がゆるやかに見開かれる。「怖い」と言われたことはあっても「寂しい」と言われたことはなかった。

 寂しい、寂しい。何度か心の中で反芻すると、意外にもその言葉はすんなり自分の中に溶け込んでいった。

 ――そうか、俺は寂しかったのか。

 初めての感情に驚いていると、突然温もりがカイを覆った。カイよりも小さい身体で、両手をいっぱいに広げてカイを包み込もうとしているソフィアを見て不思議と心が温かくなる。


「私が、一緒にいてあげますからね」

「……」

「私はエルフですから。カイには及ばないまでも、強いんですから。カイをひとりには、させません」

「……」


 どう見たって、精一杯の強がり(・・・)だった。

 それでも不思議と悪い気はしない。

 カイは見よう見まねでソフィアの身体を抱き寄せる。初めての試みだっただけに、どこに手を置けばいいかわからず頭を鷲掴みにしてしまった。

 驚いたソフィアの肩が跳ねる。間違った――と急いで手を引こうとするが、それよりも早くソフィアがくるりとカイを見上げた。


「あったかい」


 ――とても警戒心の強いエルフが見せる顔じゃ無い。が、つられて緩む顔は抑えがきかない。



 広い草原の中、寄り添い合う二人。


「私明日からいっぱい鍛えますね!」

「? なんでだ?」

「カイをひとりにしないためにムキムキになるって決めたんです!」

「……」

「強くなるためには鍛えるしかありません! 即ち! ムキムキです!」

「……なんで変なところだけエルフ寄りの思考なんだ」


 ――それから鍛錬に励むソフィアを、カイは必死で邪魔したとか、してないとか。



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