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俺の高校生活どうなるんでしょうか?3

第七話どうぞ〜

 すると、教室の左端にいた女子生徒が一瞬俺の方をチラッと見り、手を挙げた。

「先生、これは私が全て悪いのです。なので、鰻君は何も悪くありません」

「…分かりました。ただし次この様な事が起こった場合は指導という形になりますから今後は無い様に」

 そう言うと、これ以上俺達には何も聞く事なく席を戻した後すぐに、出席をとり始めた。もう少し何か聞いてくるとは思ったんだけどな…特に俺には。

「今日、桜海さんは休みです。これはただの偶然ですよね鰻君?」

「はい、そうだと思いますけど」

 何も、隠し事など無いので率直に答える。


 昼休みなると、俺は朝あの危機的状況から助けてくれた生徒のもとへ行く…やっぱり無理だぁ…

 授業が終わる度に休憩時間時、行こうとするがすぐに周りの女子達がその生徒の周りに集まってくる。


 結果、放課後前までにチャンスは何度かあったものの、全て失敗!…よし!明日にしよう。今日はもう何も考えなくていいんだ。

「少しいいですか?」

 心の中で自分に言い聞かせていると、朝助けてくれた少女が俺の席のところへ駆けつけて来た。

「あぁ、神様…ありがとう…ありがとーう!」

「…?神様がどうかしました?」

「…!?あ、何でもないです…」

 やべー!1発目からやらかした。初対面の人に「神様ありがとう!」とか、やばい奴にしか思われないだろ!

「あ、あの今日はありが―」

 何か困った様な顔をしたのがすぐに気づいたので俺は言いかけた言葉を途中で止めた。

「…その件なんだけれども…」

 も、もしかしてこの人は「礼?礼なんていらないわよ…助けてくれた?そ、それは別にあなたの為じゃないんだから…勘違いしないでよね!」的なツンデレってやつですか!?

 すると、意外な言葉が聞こえた。

「あの時はすみませんでした‼」

 深く一礼し、涙目で俺を見ていた。

 この時俺は相手が女子だという事を完全に忘れ両肩を両手で掴み。

「君が謝ることじゃないんだ!」

 あ、しまった―

「…!鰻君は私の事を真正面から見てくれるんだね」

―え?てっきり怒られるかと思って頬叩かれてもいい準備してんたんだけど。

「それって、どういう事?」

「私って何だか見た感じはみんなと仲良さそうに見えるんだけど、実際は少し距離を置かれてるっていうのかな、そういう風に思ってしまうんだけど、鰻君は私を真剣なその目で私の事を見てくれた」

 そう言うと、俺の席の隣桜海の席へ座った。

「あ、そうだ私の名前まだ言ってなかったね。自己紹介の時一度したけど改めて言わせてもらうね。私の名前は、初心輝蕾うぶせつぼみです。初心輝って呼んでも蕾って呼んでもどちらで呼んでも構わないから」

「それでは、初心輝さんと、呼ばせて頂きます」

 女子の名前を下の名前で呼んだりするなど絶対無理なので真面目に答えた。

「それじゃあ、俺の名前は―」

 途中で待ってと驚いた表情で言った。

「私は、このクラスの委員長なんだから、全員の名前は知っているんですから」

 その通り初心輝は、このクラスのクラス委員長。たしか委員長を決める時、初心輝だけがその時に手を挙げ即決定したんだった。それにしても、クラス全員の名前を数日で覚えるって凄いなぁ。

「それでなんだけど、桜海さんとは…その、結婚するのって本当なの?」

 本題はやはり初心輝自身もそこか気になるのか。

「正直、今だ桜海が言った事は半信半疑って感じで良く分からないんだ」

「…それで鰻君は今後どうするの?」

 少し初心輝の声のトーンが下がり、とても真剣になって問いてきたのかが、体で感じた。

「…本当は今日その事について桜海と、話したかったんだ。だが、それは明日って事にしたんだ」

 初心輝は、席を立ち僅かにため息をつき、教室の窓を見つめながら言った。

「私には幾つかの疑問があるの。今ここで言うとしたら、私から見ると鰻君と桜海さんがそんなに仲良さそうにも見えなかったし2日目の時2人は、全く喋っていなかったから、前からの知り合いって感じにも思えない」

「鰻君に問います。もし、今日中に桜海さんと会いたいのならば私の言う事を1つ聞く事。どうする?」

「言う事って何だ?先に言うがお亡くなりになって下さいとかは、駄目だからね」

「…!その様な事言うはずありません‼」

 俺はふざけて言った質問だったが、初心輝は真剣に答えていた。

「あと、どうやって今日中に会えるんだ?」

「家です」

 え?今なんて言った?

「もう一度」

「鰻君が、桜海さんの家に行くのです」

「マジすか?」

「マジです」

 即答すぎるでしょ。だが、女子の家に1人で、行くのは流石に緊張でいっぱいになるぞ。

「…よし!分かった!」

「それでは、私の言う事を一つ聞いてくださいね」

 初心輝は、僅かに照れる様な仕草をしながら俺を見つめた。

こんにちは猫家の宿です。

今回も最後まで読んで頂いてありがとうございます!

度々文字の使い方などが、結構間違っていますがもしまだ直ってない場合はがんばって読んで下さい(笑)

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