あとがき
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
この作品は10数年前に書いた初の長編小説でした。
今風のライトノベルではない作品なので、ラノベ好きな方にはイマイチかなとも思います。
これを書いた当時の私はむちゃくちゃ「創竜伝」にハマっておりました。
おかげで竜族が出てくる話で兄弟モノが書きたくってしかたなくて出来上がったのがこの作品です。
黒歴史のような作品ですが埋もれさせてしまうには勿体なくて投稿しましたが、いかんせん当時とは自分自身の感性などもかなり変わってしまっている中、修正するにもどうにも手が付けられなくて、文章がおかしな部分以外はほぼそのままになっています。
現在の私は【甘々】【らぶらぶ】【砂吐き】が大好きなので、そういう作品が主体になっているんですが、当時はどうやら恋愛関係の文章が皆無だったようです・・・
リアルタイムで書いて投稿している作品を見て私を知っていただいた読者の方には、路線が違い過ぎたのではないかなと思います。
逆にこの作品で初めて高瀬を知っていただいた読者の方には、現在の作品は作風が違い過ぎるんじゃないかとも思います。
ですが、どちらも私が歩んできた人生の中で書いた作品ですので、「こんな文章も書くのか」と思っていただけたらと思います。
私自身はラノベも昔ながらの小説もどちらも楽しく読める小説だと思っています。
出来れば昨今のラノベしか読んだことがない若い読者の方も、昔ながらの小説の楽しさも知って読んでいただきたいと思います。
そんなラノベしか知らない読者と昔ながらの小説を読むきっかけの一つになれれば幸いです。
2015.9.29 高瀬 めぐみ