用語集
用語集は随時更新していきます
・霊魔技巧
魔素を用いて世界に干渉し、超常現象や物理現象を行う技術。
日本が大戦中に参号計画の成果として開発に成功した。
悪性霊体に唯一有効打を与えることができる
科学技術では不可能だった永久機関なども再現することができたことにより科学技術を押しのけ、現代社会の根幹技術になっている。
・大戦
2020年から約5年間続いた悪性霊体との全面戦争のことを指す。
多くの国家が滅亡や滅亡の危機に瀕した。
・魔力素体
通称は魔素。
魔素は自然界に気体の状態で満ちており、干渉することで超常現象を起こしたり、エネルギーに変換することができる物質。
空気中に満ちている魔素を収集し、精製することで結晶体と呼ばれる霊魔技巧で使用できる魔素に加工する。
特に自然遺産などの神秘的な場所ではよく収集出来る。
そのため各国は自然遺産の保護を徹底し、ゴミを捨てただけでも実刑判決は免れないほど厳しくなっている。
・悪性霊体
人類に敵対的な生命体。
魔素を体内で精製しており、その身一つで超常現象を起こすことが可能。魔素の影響により身体能力が非常に高く、魔力障壁も常時展開している。
通常兵器では魔力障壁のせいでMBTの主砲などの大型兵器が同じ箇所に何回も当たることでようやく有効打になるレベル。
命名された理由は霊のように神出鬼没で人間を襲うから名付けられた。
小型種、中型種、大型種の3つに分類され、その下に大まかな種族分けがされている。
・覚者
魔素を体内で精製出来る者を指す。
昔から魔女狩りなどがあったように女性のほうが魔素との融和率が高く適格者の割合は1:9ぐらいの割合で女性が多い。
覚者の体内を魔素が循環しているため身体能力が飛躍的に上昇しており、体外に排出される魔素で魔力障壁も展開できる。
・魔導兵器
術式武装、霊体武装、神魔武装など霊魔技巧を使って作られた兵器の総称
一般の銃火器などは通常兵器と呼称される
・術式武装
汎用性を主眼に開発された魔導兵器で神魔武装と同時期に開発された。
術式回路と呼ばれるもので結晶体内の魔素に干渉して使用する。結晶体の純度の高さで武器の威力などが変わる。
術式武装の中には魔力障壁を発生させる防御兵器なども存在する。
覚者が使用する場合は結晶体ではなく自分の魔素を使用できる。
・霊魔武装
神魔武装の扱いづらさを解消することを主眼に開発された魔導兵器で大戦後に日本が初めて製造に成功した。
人工的に作り出した神器を媒体として魔素に干渉してを使用する。
人工神器が常に魔素を必要とするので結晶体では供給が追いつかず、使い手は覚者に限られるが癖もなく術式武装より高火力。
・神魔武装
悪性霊体を倒すことだけを主眼に開発された魔導兵器。
神器を媒体として魔素に干渉して使用する。
霊魔武装を遥かに上回る力で圧倒できるが、神器自体に意思のようなものがあるので使い手を選び、なおかつ癖が強いがどの魔導兵器よりも強力で、神魔武装が一つあるかないかで大きく戦況が変わるほどの威力を持つ。
各神魔武装は神器固有の技が存在する。
・適合者
覚者の中でも神魔武装の使い手を指す。
世界各国のパワーバランスに直結するため、多くの国では優遇措置を採る代わりに軍の入隊を義務づけている。
・神器
かなりの魔素を秘めている物体。
主に神魔武装の核として使われる。
遺跡などから出土するか、人の計り知れないほど怨嗟や歓喜などの感情を受けたものが神器となる。
・術式技法
覚者が体内の魔素を自分で制御し、自ら干渉することで特定の現象を起こすことができる技術。
干渉する技術にセンスが問われ、誰にでも扱える技術ではなく、また威力も個人差が大きい上、魔導兵器のような汎用性がなかったため主流にならなかった技術
・国立魔導学院
東京湾の沖合に浮かぶ縦10km、横5kmにも及ぶメガフロート上に建設しされた全寮制国立学校
日本国内において覚者として認定された者が行く全寮制の国立学校で、国内唯一の魔導士官養成校としての側面もある。
3年になると本格的に魔導士官を目指す人向けに軍事コースとそれ以外の普通科が用意される。
どの学科を卒業しても予備士官登録をする必要はある。
準士官学校なので一般教養の他に武術や軍事史、戦術学なども必修科目となっている。
非常宣言発令や特別召集時には国防軍に編入され、実戦や悪性霊体討伐任務にも投入されるので入学の際に誓約書と遺書を書かされる。
入学金、授業料、施設利用費も全て無料でさらに毎月給付金が支給される。
適合者は強制的に通うことが義務付けられる。
・国防軍
大戦時に自衛隊を解体し再編成された日本国内の軍事組織
大戦後も出没する悪性霊体の討伐も任務として入っている。