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大迷宮4F:連戦連勝

行きます。


___________________________________________

[星刻の大迷宮 4F ]

___________________________________________



 淡く光る見慣れた白道にやってきた。肺いっぱいに空気を取り込んでから感じた、その魔力から敵の強さと、お宝の豪華さを想起させる。……期待が膨らむな。


「通路も広くなったねー。二車線くらい?」

「待つべきか、追い抜くべきか」

「――追い抜こーぜ? まだ時間かかるみたいだしよ」


 炎理さんの見る、遠くで、レンコンのようにデコボコとした"岩石の巨腕"が落ちる。


 僕らと同じビギナーが岩人形『ゴーレム』の猛攻をなんとか凌いでいる。相手方が単体なので一進一退の攻防が続く。

 

 どちらにせよ決着は遅くなりそうだ。僕らは横をお邪魔させてもらう。


「―――助けは?」

「………い、行ってくれ」


 念のため一人ずつ顔を確認してみたが、「さっさと行け」、という目だ。「通り抜けごめん」と頭を下げて小走りになる僕らを――しかし巨腕が襲う。


「わっ」


 思わず反撃すると、ゴーレムの左腕が手首から弾けて肩まで連鎖し、瞬く間にガレキと化した。


「すいません、ほんとすいません」


 サーっと血の気が引く。マジックスキルではないが、攻撃してしまった。獲物の横取りだ。


「―――今だっ!!」

「ぅおおお!!!!」

「――やッ! ハッ!」


 縮こまった僕は怒られると思ったが、彼らはそれどころではないらしい。

 弓矢と剣撃、盾の突撃がゴーレムの大雑把で不揃いな脚をいじめる。バランスを崩した巨岩に群がる冒険者たちだが―――ここからまた時間がかかりそうである。


「あたしからするとゴーレムは難敵だがよ。ラクミヤはずいぶん相性良さそうだな」

「……うん。『斬撃』と『刺突』には強いみたいだけど、そのぶん『打撃』に弱いからね。グリッター祭りで完封、できるかな……」

「あの人達はだいぶ厳しそうだったね。ゴーレムはそもそも魔法がないとキツそうだよ」


 さっきの感触から《グリッターボール》"三発分"と予想する。

 それも、一番分厚い胸部の狙い撃ちでだ。『物質タイプ』は弱点の『魔核/コア』を破壊されない限り、いつまでもカラダを復元する。


 ガワだけをいくら攻撃しても無意味なのだ。だから彼らも、いずれ……。



 素早く移動し、白道から伸びる洞穴の前にやってきた。

 僕らは、暗がりの向こうを真剣に見つめる。


 大きな気配が二つと、小さいのが一つだ。


「強そうなのは『スピノマン』、ゴーレムかな。小さいのがはらぺこウルフ」

「いきなりだな。オレは、ゴーレム以外をヤる」

「じゃあ私がスピノマンね! エイくんはゴーレム砕いちゃって〜」

「了解。……あ、負けた」


 ――あの人達だ。会話しながら遠くを見た。倒れている間にラッシュを決めるのは正解だったハズだが……。


 根本的に火力不足か。レベル3〜4の物理攻撃主体の編成。


 "水の属性矢"、"剣技"、"盾技スキル"は効いていたが内部のコアには惜しくも届かず。散ったガレキが集まり左腕も修復してほぼ元通りとなったゴーレムに対して、消耗品の属性矢は品切れ。


 決定力に欠けたパーティは冷静に撤退するタイミングを逸して果敢に攻め続けるが、ポーションや体力が尽きたのか盾役が死に、慌てて盾だけでも、と回収した剣士の背中をゴーレムのスキル《なぎはらう》が直撃。


 パーティの壊滅に、蒼白な顔の弓使いは離脱して、一人トボトボ階段を降りていった。


 このように、移動中よそのパーティの観察をやらせてもらっている。なにが不足しているか。最善はどこにあったのか。


 観て、学習するだけでも半分くらいは戦ってるのに等しい経験値が得られる。


「やっぱりか〜。そんな気はしてた」

「絶対勝てないわけじゃなかったけどね。動きも良かったし、プレッシャーを跳ね除ける強い意思もあった」

「じゃあレベルか?」

「……概ね、そうだね」


 あまり好きな考えではないけど、レベルさえ上げたらどうにかなるというのは事実だ。"プレッシャーの打ち消し"、"反応速度"、"耐久力"、"火力"、"攻撃の回転率"等々、一つの要因ではなく、こうした地力の向上によって突破できる。


 ゴーレムのレベルは『6』。だから彼らも、同レベルになれば全く同じ戦法でも通用するだろう。


「オレらもあんまし人のこと言えねーけどな」

「そうだね……」


 僕とマナは『4』、炎理さんが『5』だ。この階層の"推奨レベル"は階層と同じ『4』だが、安定して探索できる目安の"適正レベル"は『7』だ。

 

 これらの基準を下回るからといって、入場規制されるとかはないが、もし敗走や全滅した場合は、反省して改善策をレポート等で挙げる必要がある。


「あの人たちの二の舞にならないようにしないとね!」


 切り株の中に咲く笑顔に、僕は頷いた。


「じゃあ強化―――行くよ」


 大剣を背負うマナの肩に手を当て頑丈な木鎧越しに身体強化を注ぐ。

 ロスを防ぐため"接触"を、コストを低くするため"時間制限"を設ける。およそ一分間で効果は切れる。


 さらに、白盾を覆うような大盾『ビッグシールド』を固定する。


 橙色に縁取りされた大盾ビッグシールドを掲げて、森の番人マナが前に出ると、その暗がりから、おどろおどろしい怪物たちが現れた。


 薄闇に伸びる三対の赤い眼光が、ゆらゆらと近づく。


 生物みを感じない無機質な岩の顔に嵌め込んだ眼球が真っ赤に染まる。

 

 "岩の巨人"は不動の如く悠然と歩き、その後ろからは―――切れ味鋭い殺気を放つ"恐竜人間"が飛び出す。ムチのような尻尾をしならせては破裂音が鳴った。そして、獲物を眇め見た"餓狼"が今まさに飛び上がる瞬間だった。


「《ファイアボール》」


 赤熱した火球があたりをまばゆく照らす。キャンッと甲高い悲鳴、肉の焼ける匂いが漂った。岩石の口から不気味な音色が奏でられる。

 

「来るならこいっ!」


 途端、重機のように発進した岩の巨人が地面を大きく揺らして突進した。その先に待つ"森の番人"は、臆すことなく正面からその衝突を受け止める。


「ぅグゥっっ!! ―――で、でも大丈夫……!!」

「いけそうだねー」


 亀裂を生じさせる『ビッグシールド』ごとマナが踏みとどまる。

 すでに開幕から叩き込んだ"衝撃球"が両腕を破壊しているが、ずんぐりした大岩が転がるようにしてマナを押し潰す。


「エイくんっ!」

「ああ!」


 壊れかけのシールドを修復しつつ、ゴーレムを地面に叩き落とす。魔法の衝撃に今度は両脚を砕かれてゴーレムは転倒した。


 圧力がなくなり立ち上がるマナ。そこで炎理さんが声を張り上げた。


「――オオカミはヤった! だが恐竜男も一発じゃ倒せんっ!」


 強敵スピノマンは、火球を受けても倒れるどころかご自慢の爪で軽やかに断ち切る。煙の中から獰猛な咆哮を響かせ、俊敏に動いては炎理さんを翻弄している。


「マナっ、ゴーレムは任せて!」


 横たわった大岩が小刻みに振動して、散らばった岩片を同化させる。


 モアイアイも有していた《自動修復/オートリペア》と種族スキル《動く土くれ/ゴーレム》の効果がありえない速度で構成要素を取り戻す。

 また、《動く土くれ/ゴーレム》は周辺の魔力を糧にするので、MP切れも望めない。パーティの攻撃力次第では、いつまでも倒すことのできない難敵だ。



「………」


 倒れ伏した"岩石の山"に腰かけて、二人の戦闘を眺める。


 スピノマンは種族スキル《亜竜の血》を持つ強敵だ。優れた"身体機能"と時間経過で増していく"戦闘能力"が厄介で、大ダメージを狙える炎理さんの大火球もすでに見切られている。


 ゴリゴリ削られるシールドへの魔力供給をやめて足元で鳴動するゴーレムに圧を加える。――最大まで魔力を注いだ《オーラフィールド》を"垂直方向"に沈めることで、頑丈な外殻にヒビが入り、僕の靴の足跡を強引に刻む。


「ウゴゴゴ………」


 真紅の膜に囚われたゴーレム。胴体に戻ろうとする岩石もきめ細かい乾燥した砂に分解されて手足が地面に縫い止められた。


 苦悶の声を上げて、無理やり大地と同化させられるゴーレムは不定形の手足をバタつかせて自由を求める。僕はあえて魔核/コアを狙わず、"手足"と"頭部を"何度も打ち砕いては再生するゴーレムの底力を試した。


「へへっ、くらえっ! ―――【フォム】!」


 その頃、炎理さんは初級スペルマジック【フォム】の"火の玉"を、弓なりに飛ばして回避したスピノマンを燃やしていた。

 発音するだけで、独特の効果音を鳴らしてタスキ型の魔法陣が展開される。避けても、手前で急カーブして対象に当たるのだ。


「チッ」


 しかし、敷き詰められたウロコはよほど頑丈なのだろう。動きが鈍ることもなく爪牙を閃かせる巧みなコンビネーションでマナを追い詰める。


 すべてスキル効果の乗った高威力の技を前に自慢のシールドがついに砕け散る。マナはとっさに両手を空けて背中から青銅の大剣/ブロンズバスタードを引き抜いた。


 愚直な突進から繰り出される強力な剣撃が―――空を斬った。


「フッ」


 余裕を持って横移動して回避したスピノマンは見え見えの攻撃をハナで笑ったが、攻撃の成果に関係なく放たれる横薙ぎには反応できず、僅かに腹部をかすって血を垂らした。


「―――ゲェぇ!?」


 スピノマンの着る、ボロボロの患者衣が血に染まる。


「よし決まった! 【フォムーラ】っっ!!」


 バックステップで下がるマナと入れ替わるように再び独特な響きの呪文スペルが聞こえた。声自体に魔力が帯びる。

 彼女の両肩からタスキがけにする"帯状の魔法陣"が現れて三方向から火の玉を吐き出したのだ。やはり目覚ましい現象である。


 "三つの火の玉"は別々の軌道を描いて対象に収束する。


 スピノマンから火柱がいくつも立ち昇った。そして、中級のスペルを食らってもなお息をするしぶといスピノマンの頭上から――マナの『脳天カチ割り』が……。


「フシュ……ッッ! オラァっっ! しにさらせ……っっ!!」


 ぐちゃぐちゃになった瀕死のスピノマンはゾンビのように手足だけで攻撃するので、これにキレたマナが一連のモーションを容赦なく繰り返す。


 スピノマンがズタズタの肉塊になるのにそう時間はかからなかった。


「いや、こいつタフだったな……。さすがEランクモンスターなだけある。……で―――そんなEランクをオモチャにしてるやつがいるな……」

「……………あれ、どういう状況?」


 僕は、固めた砂山に降り立ち、人差し指の先に浮かせた"ゴーレムだったもの"を操る。見た目は、ツルツルの泥団子だ。


『………ゥゥ』


 オーラフィールドで圧縮を重ねた結果、コアをそのままにゴーレム団子ができたのだ。


「――すごいでしょ?」

「………この無邪気な笑みッ」

「ぺしゃんこの顔がなんか言ってそうで、ホラーだよね」


 のっぺりしたゴーレムの顔面には、眼窩と口が黒い渦のようにうごめき存在を主張してる。


 これ……持って帰れるのかな、と思案してると意外なことに手元からパキッと繊細な破砕音がした。ゴーレム団子がドロドロの土に還ったのだ。


「―――え〜〜っ?? なんで?? コアは残してたのに……」

『世にも珍しいモンスターの自殺、ってね……』


 そんなぁ……!!


 で、でも、それ以外に理由が思い当たらない。参ったな……。僕は思惑を外されて"不快"になりながら頭をかいた。




『戦闘に勝利したわ!』

『スピノマン、ゴーレム、はらぺこウルフを倒した!』

『パーティは経験値を153取得した』

『ギルドクエスト【4Fのモンスターを倒そう】を達成した!』

『ギルドクエスト【スピノマンを倒そう】を達成した!』

『ギルドクエスト【ゴーレムを倒そう】を達成した!』

 ・

 ・

 ・

___________________________________________

 〈素材〉

 魔石×3

 土くれ new!!

 恐竜のツメ new!!


 〈装備〉

 ウッドロッド new!!

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「いい感じだ」


 戦闘に関してはかなり余力がある。防具で固めたマナ単体でも、攻・守を有効的に選択できるようになった。後半は、シールドや身体強化がなくとも安心して立ち回れることもわかった。


「ドンドン行こう」

「Eランクが複数いても平気そうだったね!」

「ヒグレがスタミナ切れしたときゃあ、オレらが前に出ればいいもんな」


 パーティの雰囲気もいい。僕らは自信を持って白道をスイスイ進む。



『ギィ……ヤ、ヤ、ヤ〜〜〜〜〜』


 道中、不可視の幽体『さまようぼうれい』が僕の《オーラフィールド》に侵入して、命を吸い取ろうとしてきたので――逆に根こそぎ、その存在を打ち消して断末魔をあげさせる。


 4Fは人の混雑があまりない。こなれたパーティは白道を外れるし、用のないものはさっさと移動する。


 白道を"戦闘の場"として利用するのは主にビギナーだ。だが敵の強さが増すので必然、ちゃんとした冒険者しか生き残れない。


 "物見遊山"感覚でやってきた同年代の人たちも雑魚しかいない1、2Fは軽く突破できるが、3Fで本格的な戦闘になるので、脱落する傾向にある。


 そうは言っても、一本道で広場までつながる白道は、つねに誰かが利用するので、僕らは『副道』や『支道』と呼ばれ、修復が後回しになる"壊れかけの道"を選んだ。ゴーレム等の高耐久モンスターがいることで単純によその戦闘時間が伸びるからだ。


 ………あれはモンスターのフンだろうか? 白道では滅多に見かけない。異臭が漂うホコリっぽい通路を歩く。


「―――キシャァッ!! ―――ふんぎょぉ〜〜!!?」


 めくれた壁の向こうから土砂が小規模な雪崩を起こして出てきたゴブリン。その頭を魔法で砕いて即死させる。


「っ!?」


 ―――だがなんと! 向こうで待ち構えていたゴブリンの群れは石材の破片をフリスビーのようにして投げてくるではないか。


 鈍い音が、断続的に響いて結界にかすり傷を残す。


「っ、コイツら…………」


 明らかに戦闘慣れしてるゴブリンを、容赦なく破壊していくが―――僕の体感より成果が少ない。ガレキや腕を犠牲にして一命を取り留めたゴブリンたちの、その執念に燃える眼光は、本能的な危険を感じさせた。


「ふんぬりゃあッッッ」


 豪傑の洗練された大剣捌きに千々に解体されるゴブリンを見る。カラダ中からおびただしい血液を撒き散らす。


「………シャァアッ!!!」


 ―――が、戦意は失われていない。


「炎理さん、あそこ。一匹逃げようとしてる」

「【フォム】っ!」

「『グリッター三兄弟』」


 人間への恨みを決して忘れず、復讐の炎を抱いたゴブリンの背中に火の玉が吸い込まれて陥没させる。這いつくばってでも逃げるゴブリンに、"ダンゴ状の輝く気弾"が叩きつけられる。――血の大輪が咲いた。


「ふーーっ、ふーーーっ」


 "血まみれの処刑人"が、一仕事終えて大剣を担ぐ。油断なく燃える冷たい瞳からは、まるで"害虫駆除の業者"を思わせる。


 それもそのはずで。ゴブリンの種族スキル《繁殖》の犠牲者となった人は多い。敗北した女冒険者は、白道から引きずられて『ゴブリンの苗床』となるのが運命だ。


 僕も遠くで何回か見たし、パトロールが助けていたが……。


 "あわや"という瞬間なら両指で数え切れないほどあった。

 ゴーレムにぺちゃんこにされるのはまだマシな部類で、ゴブリンに連れ去られたら、生きたまま食べられる、子供を産まされる。


 厄介なのは、そうしてできた"子ゴブリン"は大概強いということだ。"懸賞金"がかけられたりもする。受精から出産まで数週間、下手すると数日で産まれるので、全冒険者から忌み嫌われている。コイツらに、その片鱗を感じた。


 ただ単に正面から戦って倒せればいいがゴブリンはどの階層でもだいたい出てくるし数も多い。ほかの強敵にやられて隠れていたゴブリンにいただかれるパターンは典型的だ。



「魔力反応からしても生き残りはなし」

「こりゃあ正規通路を利用するわけだ〜。身の危険を感じたよ」

「壁から出てきたやつはレベル3だったが、ほかは5〜7だった。生き残ったモンスターはちとヤバそうだな……」


 生まれたばかりのモンスターはプレーンで戦いやすい。

 しかし、一戦でも経験して生き残ったモンスターはレベルアップすることもあるし、そうでなくともなんらかの個性を得やすい。

 この傾向は、とくに『亜人タイプ』のモンスターにありがちで知恵をつけ武器を扱うようになると手がつけられなくなる。


「気を引き締めて行こうか」

「おう」

「………うん」


 遠くの観察などもやめようか。あのゴブリンたちからは、どのような手段を使っても"復讐してやる"という執念を感じた。


「…………」


 大怪我を負ったマナや、炎理さんがヤツらの前で倒れ伏すイメージを巡らす。まるで"鳥葬"のように群がられて装備品を脱がされる。そして、裸に剥かれて泣き叫ぶ二人を"最後まで"蹂躙するのだ。


 そのような経験を経ても、再び、"立ち上がれる者"のみが上を目指せる。


 冒険者、思ったより過酷だな……。

 ここに来て、むしろ二人には地上に帰ってほしいとすら感じる。


「―――んぎゃッ」

「大丈夫っ?」


 背後で発生した"炎の槍"に貫かれたマナを見てより一層……。

 マナは苦悶の顔で、焦げた木鎧を叩いて強度を確かめている。

 生じた状態異常《火傷》も、エイポンの回復や装備の《自然治癒》によりすぐに復帰できる。


 ただ――いつかは負けるだろう。そのとき、どんな末路になるかは結局運次第……。


「エイくんの気持ちはわかるけど、もう"なる"って決めたんだ。だからどんな目に遭っても大丈夫。キミのことを守るから」

「イケメンだなぁ」

「………」


 ………僕ではマナを止められない。強い意志に屈した僕は、とくに何も言えずに、先導を始めた。


おっ! グッと難易度上がったかな! 


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