何でも隠さず話していた男性に私は本気で恋をした!
”何でも隠さず話していた男性に私は本気で恋をした!”
私は昔から好きな男の子とは直ぐに仲良くなるのだけど、、、?
おチャラけて女らしさのカエラもない!
だからなのか? その男の子も完全に私にだけは心を開いてくれる。
ただ”この段階で私は彼の中で恋愛対象から消えてしまうのだろう。”
その後は、”彼から好きな女の子の相談役に変わる。”
『”菜津音の前だと何でも俺話せるのに、好きな女の子の前だと全然!
話せないんだよな~”』
『何よそれ? 私を女として見てないみたいじゃない!』
『いやいや? 見てねぇーし!』
『”なによ、見てくれてもいいじゃない!”』
『でもさー俺の好きな子、マジで可愛いから~他の男に騙されないか
心配だわ~ 俺と付き合ったら絶対に守るのに、、、!』
『・・・な、なによそれ?』
『えぇ!? なんか言ったか?』
『言ってないわよ!』
『何怒ってんの? 今アレか?』
『”デリカシーのない事言わないでよ! 好きな子の前じゃ、
絶対にそんな事言わないくせに、、、!”』
『”確かに言わないな、でも菜津音だからなんでも隠さず話せるんだよ。』
『バーカ! 嬉しい事言わないでよ。』
『良かった、機嫌が直ったな。』
『うるさいわよ!』
『あはは~菜津音はやっぱり笑ってる方がいいわ~』
『・・・ほんと、バーカ!』
『えぇ!?』
『何にもないわよ、お腹空いたから何か食べに行こうよ!』
『おう、そうだな! 何食べる?』
『何でもいい!』
『牛丼食べたいな~』
『じゃあ、牛丼屋に行こっ。』
『うん! 玄太の奢りね!』
『次、菜津音が俺に奢れよ~』
『バイト代が入ったらね。』
『あぁ、じゃあー食いに行くか~』
『おーう!』
・・・彼はその後、彼が好きな女の子に告白してその子と付き合った。
私が彼にいろいろアドバイスして上手くいったのに、私の心は
凄く複雑で、内心彼がその子にフラれたらいいのになと思っていた。
でも彼とその子が付き合ったと彼から聞いて、私は内心穏やかで
いられなくなる。
一人で部屋で何日も彼の為に泣いたし、もう彼と会わないとまで
思ったのだが、その後も彼から彼女の相談を受けて結局、社会人に
なった今も彼とは仲が良い友達だ!
・・・そして私はやっと彼以外の男性を好きになる!
同じ職場で働いている岡田君。
彼とも私は直ぐに仲良くなったわ。
私は好きな男性の前だとどうしてもおチャラけてしまい、
”友達としてはいいけど、恋愛対象としては全く見てもらえない!”
『”なあ、菜津音はなんでいつもオレの前だとおちゃらけるの?”』
『えぇ!?』
『”黙ってたら菜津音はイイ女だよ。”』
『なーにー! 私を口説いてる訳?』
『”本気で口説いていいの?”』
『・・・な、なによ、バーカ!』
『あはは~嘘だよ。』
『冗談でそんな事言わないでよ~』
『なんか腹減ったな? なんか食べに行かない?』
『行く行く!』
『今、マジでラーメン食べたいんだけど~』
『いいよ、何ラーメンが食べたいの?』
『昔ながらの中華そばが食べたいんだよな~』
『この近くになかったっけ?』
『あったあった! そこに食べに行こう。』
『うん!』
彼とは上手くいけばいいなと思っているけど、、、?
正直、自信がない。
今までも好きな男性とは付き合えた事がない私!
今は仲が良い友達みたいな関係だけど、いつか彼と私は付き合いたい!
それが私の細やかな今の夢かな。
でも? たぶん無理なんだろうなってつい思ってしまうんだよね。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。