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詩全集2

ほろほろ

作者: 那須茄子

人の脆弱さを呪って

酒を浴びる


縫合跡を掻きむしる

取り繕っていたものが

ごっそり中身ぶちまけて

巻き舌を晒して


手元が完全に狂った



待っていたのは

化け物のその先

白黒で反転模様

生き物から落ちたのは

濁りきった汚れ顔


握りしめ

切れて

首は手垢まみれ

真っ直ぐがふにゃふにゃ

それどころじゃない期限付きに

一体何処で何すりゃ味方ができて

不祥事でできた問題を

舐めてくれる?


もうただ

居場所を守っていたい

時間を待っていれる部屋があればいい

散らかった分は押し潰されよう

いつだってツケは結局は払ってきたのだから

締め切って

窓を壁にする


呼吸が苦しくるまで繰り返して

二酸化炭素で身体を張らせて溜まらせる

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