エピローグ
夕暮れの神隠し
「夕暮れの神隠し」
私達の世界には、本当にあるのでは無いかと考えてしまう。
皆が妄想と発する 「実態」「事象」「異形」が存在するのだと、
私たちは いや 私はこれを「夕暮れの神隠し」と名前付けようと思う。
「プロローグ」
何かの鳥のさえずりが聞こえる。
囀りに、思わず
「うるさいな」と口に出てしまった。
「ほら 早く起きて」と声が聞こえる、
私の、イケメンイケメン彼氏の声だと気づき
しょうがなく 布団から出てくる。
「やっぱり、彼氏は菅田将暉似がいいよね」
とまたしても口に出てしまう。
私の名前は「富岡 みずき」
大学1年生 母は他界してしまい、彼氏と同棲中だ。
彼氏の「齋藤 圭介」
大学1年生 面倒臭い性格なんだよなぁとしみじみ思う。
「そういえば」と圭介がご飯中話しかける。
「今日って お前のおばさんの家に行く日だろ?」って言われて思い出す。
(やべぇシンプルに忘れてた...)と冷や汗を書きながら適当に返事をする 。
家の支度を全部済ませ、
車で 都会から田舎に行くため 高速道路を走らせながら
好きなラジオの音楽を聞く。
「あっテレビって消したっけ?」とけいすけに伝える
「今日、5日午前2時10分ごろ、市社家付近の首都圏で「陥没で車線がふさがれ、車が動けない」と110番があった。県警高速隊によると、大型トラックが追突し、乗用車など車3台の計9人がけがをした。負傷の程度は不明だが、いずれも命に別条はないという。
次のニュースです。
██村のキャンプ場でジャーナリストの鈴木 新蔵さん当時25歳が行方█明となって10年となる5日、母 ██さんが情報提供を呼び掛ける。「本当に苦しか█たと思います。『よく頑張っ█くれました(微笑んでいる感じの声)』」などとインタ█ューをして下さりまし …プッ」
「あぁそう言うと思ったから消したよ」とけいすけは元気よく私に伝える。
「そういえばこのトンネル 電球がパチパチしてるね
もうここの高速道路も終わっちゃうのかな?」
「まぁ.. なんか新しい 高速道路作るって言ってたしそうなんじゃない?」と適当に返される。
トンネル超えてから霧が凄いなぁって思ってた時
ピピィィ とクラクションの音が木霊する。
強い衝撃と 視点が下になる。
私は直感してしまった。 高速道路から落ちてしまったことに、
「負傷の程度は不明だが、いずれも命に別条はないという。
負傷の程度は不明だが、いずれも命に別条はないという。 」 ラジオの音声が聞こえる、、、
気がつくと 山の中にいた、
隣のけいすけの身体を揺すった、 グハッという声と共に
体を起こす けいすけ
「大丈夫か? みずき」
「私は大丈夫だけど... ここはどこ?」と困惑と恐怖が
胸に締め付けられる。
トランクの懐中電灯を取り、当たりを照らす、
私は「あぁ...」と声を漏らしてしまった。
そこには、何故ここにあるのか分からない「トンネル」と
滴る 「雨」と 何のために建てられているのかすら
分からない 「お地蔵様」がそこにあるのだ...
私は直感で気づいてしまった、いや自身が恐怖で震えているせいか分からないが、ここが、この世では無いことに
「プロローグ 終」