#最終話
茄子さんが予想外の動きに出た。
後ろを向いたのだ。
「ごめん。君とは付き合えない。君を恋愛対象としてみていなかった僕が悪いのかも知れない。でも、ごめん付き合えない。」
そう言って、彼は歩き出そうとする。
あー私。何がだめだったんだろう。
何をどうすればよかったんだろう。
なんだか、よくわからなくなってきた。
自分のどこが悪かったのだろう。
「とでも言ったら、君が泣いてしまうからね。」
「え?」
彼が振り返る。そして、私の手を握る。
「君のような子と付き合って悪いことはないからね。」
目から涙がこぼれ落ちる。
「こちらこそよろしくお願いします!」
「やった!やったよ!」
ふふっと、なっさんが微笑むのがわかる。
「これからは、慘でいいよ」
「私も、心愛でよろしく!」
そして、握手を交わすのだった。
あれから、どれくらい経つだろう。
5年くらい?私達は付き合って、そして、高校を卒業し、結婚した。
そして、二人で一緒に小説家になった。世界で、知らない人はいないレベルだ。
この小説もその小説の中の一つ。
君も、いい人生を歩めるように願っておこうではないか。
はぁ、二日間で完成させました。めっちゃ簡単なやつですが、初めてにしては良かったのではないでしょうか。まぁ、これからも宜しく!