#三話 告白
「ふわぁぁぁぁぁぁぁぁ。ねっむ」
僕は起きながらも、そう呟く。
今の時刻は、朝の五時半。僕の起きる時間はいつもこうだ。
「よし。じゃあ御飯作るか。」
そして、僕はご飯を作るのであった。
ご飯を食べ終わってから、僕は色々用意した。そして、昨日の事を思い出していた。
授業が終わったあと、少し学校を探索していた。
その時でさえ、可愛いと言われた。
めっちゃ焦ったんだよ!そんな僕の気持ちも知らずに、男子達は喋りまくる。
その時だった。
「静かにしなさい!」
という、女の人の声が聞こえた。
「せ、生徒会長。」
え?この人があの生徒会長?
「ごめんなさいね。うるさくて。」
「いえ、全然大丈夫ですよ」
(やばい、なんか嫌な予感がする)
「一回生徒会室に来てくれる?」
やっぱり。絶対誘惑だ。
「ごめんなさい。このあと予定があって。」
「一応言うと、誘惑ではないわ。」
え?誘惑じゃない?どういう事?
「一回騙されたと思ってきてみなさい」
「え?いや、その」
「それと、貴方は、スカートの方が似合うわ」
「!?すすすスカート!?」
「良いんじゃない?」
「いいいいいいいいいいいや!スススススススススすすスカートなんて似合いません!」
「ふ〜ん。超絶美少女の貴方が何言ってるの?」
「びびびびびびびびびびびびび美少女!?」
「え、えぇ」
「えええええええええええ!?」
「まぁ、一旦来なさい!」
そう言って、僕は手を捕まれ、連れて行かれるのであった。
「ここが生徒会室よ。」
「ここが、ですか。」
そこには、一つの扉があった。
「中で人が待っているわ。私は用事があるからまた後でね」
「え、えぇ」
そう言って、走り去っていった。
よし入るか。そう思いながら、扉を開ける。そこには、
「心愛」
心愛がいた。
「なっさん。今回は、大事な話があるの。」
冷静に彼女は喋る。何の話なのだろうと、思考していると、
彼女が席を立った。そして、僕の前まで来て、喋りだす。
「実は、好きだったんです!最初から!一目惚れだったの!あのとき、話しかけてから!可愛いし、かっこいいなって!そう思ったの!だから、付き合ってください!」
そう言って、彼女はお辞儀のような形になり、手を差し出している。
この手をなっさんが掴んだら、付き合えて、掴まなかったら、付き合えない。
その瞬間。なっさんが、私の予想外の動きに出た。