#二話
「……で?貴方たちが襲われそうになて、撃退...というより、返り討ちにしたと。女子にしてはすごいわね。」
「女子じゃないもん!男子だもん!それと、女子だけ特別扱いするのはだめだと思うもん!」
「可愛すぎでしょ。絶対もてるじゃん。」
「ソレさっきも言われた。男子だからかっこいいって言ってほしいのに〜!!!」
「仕方ないじゃない。貴方可愛いんだから。」
「かかかかかか可愛いの!?」
「え、えぇ。多分、貴方は美少女の類に入るわよ?」
ぷ〜!と彼が頬を膨らます。ソレがもっと可愛いと思う私なのであった。
「事情聴取どうだった?」
「女子扱いにされたもん!嫌だったもん!」
「うん…多分にわかには信じがたいわね。」
「ここのビルから落ちたら死ねるかな。一回死んでくるわ。で男の体になる。」
「ちょ、ちょっと!本気に捉えないでよ!ソレに、死んでも女子になる可能性があるじゃん!」
「あ、たしかに」
そこで過ちに気づくなっさんなのであった。
あれから数分後。私達は学校に着いた。…が、
「やばい!もう入学式始まる!」
「走れ!」
「えぇ!?はっや!何あの人!人間!?」
その後、無事私達は間に合ったとさ。
「にしても、本当に異常よね貴方。どんだけ身体能力あるのよ。」
「知らない。でも、これが僕にとっての常識だから。」
「急に紳士的になるわね。なんでかしら?」
「貴方様の為で御座いますお嬢様」
「きゅ、急に何よ!おかしいわよ!」
「あはは。ちょっとからかっただけだって」
「もう!」
「そろそろ、クラス発表だよ!」
「本当だ!」
このとき、私は願っていたんだ。彼と同じクラスになることを。
「それにしても奇遇だね」
「まさか同じクラスだなんて。」
「なんでだろう。なんか嫌な予感がする。」
「?何のこと?」
すると、先生が教卓に立って、
「では、皆さん自己紹介を!」
と言い出したのである。
「自己紹介…ねぇ」
「僕も久しぶりだよ」
それから、自己紹介は続いて、僕の番になった。
「それでは茄子!」
「はい。」
「こんにちは。茄子 慘と申します。慘。とでもお呼びください。」
可愛い。と、その一言がクラス中に巡る。
「俺絶対告白するわ。」や、「タイプ〜」という男子の声が聞こえる。私はソレを無視する。めんどくさいなぁと。
「はい、性別…」
「手を上げろ!上げてからは動くな!」
「……」
そう言って、拳銃を持った奴がなっさんに近づき、人質を取るような構えをした。
「動くな!警察だ!」
「こっちのセリフだ!動いたら、こいつをぶっ殺すぞ!」
「……人質ねぇ。悪くないな。m1911かぁ。弾も悪くない。じゃあさ、撃ってみなよ」
「!?」
「撃てっていてるんだ。聞こえなかったか?それとも理解できなかったのか?」
「何を馬鹿なことを」
「馬鹿じゃねぇよ。お前が撃てば、お前は捕まるだろ?」
「……」
刹那。男は、持っていたm1911を彼に向ける。
そして、男が彼を離した刹那。なっさんが距離を取る。
「撃てよ。、当たったらお前の勝ち。当たらなかったら僕の勝ち。いいな?」
(な、なんなんだこの殺気は!化け物なのか!」
「早く撃てよ」
「く、くそが!」
パァンと、男は引き金を引く。しかし、その弾が当たることはなかった。
「馬鹿な!どうやったら銃弾を...受け止められるんだよ!」
「身体能力。ってとこか?」
そして、なっさんは男の後ろに移動し、その言葉を放った。
「動くな」
ミスって、別の所に投稿しちゃいました。大変申し訳ございません。
毎日書いていくつもりです!宿題やりながらね。




