プロローグ ~ 始まりはいつも突然
妄想だけは得意ですが、それをどうやって文書に移すのか、誰も知らない。
精一杯書きますので、どうか楽しんでいってください
アルストリア町、ナゼカーテ王国。この国の歴史はそんなに長くはないが決して短くない。世界は今、”魔物”という存在に怯え、それを対抗する手段を探した。最前線で戦う魔戦士達は次々と亡くなっていき、魔戦士達が途切らないように、それを育成するための学院を築いた。それがナールスト学院である。
朝、少年は母親からの一言で自分がとても不幸だなと思わせるよう出来事が起きた。
中庭で訓練をしてる最中に母親は少年に声をかけてこう言った。
少年の母親はサファイアの瞳、髪は赤く、30代だと言うのに外見はまだ27歳の様な若さを持っている。
「ゲーン、あなたは今からナールスト学院に通ってもらうわ」
母親からの一言は、彼にとってとても衝撃的だった。
「僕はそこに通うのは構わないけど、どうしてこんなに突然なの?」
訓練服を来て、少年の茶色の瞳と黒い髪で、同年代の子と違ってどこか大人びいた雰囲気があった。
少年は母親を見つめてそう言った。当然のことを言ったまで。母親からの当然な申し出には驚いたけど、せめて理由くらいは知りたい。
「私はあなたの才能をもっと伸ばしたいの。だからナールスト学院でそれを鍛えた方があなたの身にもなる」
母親は少年にそのように述べた。
「と言っても、こんな突然なことに手続きとかは簡単に用意できないでしょう、そもそも簡単に入るのかなあの学院に?」
「それだったら心配いらないよ。とっくに済ませたからね、問題ないよ」
「早い!早すぎるよ!!いつやったのかな?!」
あんまりにも早すぎる展開に、少年は驚いた。だが、母親の話の続きをきくことにした。
「ううんー、話は分かったけど、具体的にどこまで進んだかな?あちらの校長と話を通さないと無理があるし、前々から準備しないと出来ないよ?」
「それについては心配しないでって言ってるでしょう。それより、学院に行く準備をした方がいいよ。だってあなた、3日後学院へ来るようにって校長が言ってたから、今から支度なさい。お母さんは用事あるから先に行くよ。」
そう言って母親は少年を支度をするよう促した。
「入るのはいいけど、面倒な事にならない様願うよ割とガチで」
少年はそう呟いて中庭で行われた訓練を止め、支度に取り掛かる。
3日後の時間が経ち、いよいよ出発の日。
「忘れ物とかない?ちゃんと必要なものだけ持ってる?」
母親は少年を見送る前に最終確認をした。
「大丈夫だよ。三日あればちゃんと必要なものくらい分けれるから」
少年は苦笑しながら母親を納得させた。少年の荷物は旅行鞄2つだけだった。
「じゃあ、行ってくるよお義母さん、君の息子はめんどくさがり屋だから手紙とかあんまり書かないよ」
「もう手紙ぐらい書きなさいよ、あなたがどんな風に過ごしてるのか母として当然じゃない」
母親は頬を膨らませてプンプンと可愛いく怒る。
「気を付けてね、ゲーン。休みの時は家へ帰ってね。お義母さん待ってるから」
そう言いながら母親は少年を抱いて、少年も抱き返した。抱き終わったらいよいよ出発。
「行ってきます」
「行ってらっしゃい」
少年は馬車に乗ってナールスト学院へ向かった。
初めまして黒河白絵です。
初めて書いた小説がまさか日本語で書くとは思いませんでした。
この小説は自分の妄想と自分の日本語を磨くために書きました。
もし間違った文書がありましたらぜひコメントで教えてください
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