えっ別にこの程度普通だよね?(超究極魔神空前絶後天地開闢魔法)みたいなやつ
めちゃくちゃ嫌い!!!
過去の英雄や無自覚な天才が、とんでもないことしでかして周りに問い詰められたりした時に「えっこれぐらい普通だよね?」と言ったりするアレ。なろうで流行っているけど、俺は気持ち悪くて仕方が無い。
自分もオタクだから人の事は強く言えないが、オタクやキッズの"人には出来ないことをサラリと出来てる俺カッケエエエエエエ"という心理が滲み出てる。
現実で出来ないことを自分の創作の中で満たそうとするのは別に構わないし、それを止める権利は誰にもない。
ただ、誰もが何処かで聞いたことがあるであろうこの言葉を聞いて欲しい。
"大いなる力には大いなる責任が伴う"
これは俺が好きなMARVELという会社の作品の一つ『スパイダーマン』の作中に出てくるセリフである。
スパイダーマンは最初は自分の力を悪用とまではいかないが、好き勝手使っていた。そしてある日、自分に不利益なことがあり一人の犯罪者を捕まえることが出来る力を持っていながら見逃してしまう。そして、その犯罪者が次の標的としたのが彼の心の支えとなっていた最愛の家族だった。
彼は徐々に力を失い目の輝きを曇らせる家族をその手に抱いて悔いている中で家族が残した言葉が"大いなる力には大いなる責任が伴う"というものなのだ。
俺が気持ち悪いと思っているところはこのセリフを見ればわかってもらえると思う。無自覚と聞こえはいいかもしれないけれど、自分の力がどの程度の被害を起こして周りの人間にどんな影響を与えるのか考えようとしない主人公は責任なんて言葉を知らないだろう。
そんな強大な力を持ちながら責任を知らない主人公は何も知らない子供に包丁や拳銃を持たせているのとなんら変わりない。
それをかっこいいと捉えるかどうか人の勝手で、それは俺にとってもこれを読んだ人にとっても無論それ系の作者にとっても言えることである。これ系が書籍化されているところを見れば、こういう作品は需要があるのだろう。
是非、これからも書いてください。
是非、これからも読んでください。
それは皆様の自由。ただ、俺は嫌いです。
これは俺の自由。