表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

78/275

欄外3「ダメンズ共のアフター・ザ・カーニバル!」②

530:名前:通りすがりの紳士


 あ、あの……砂姉さん、後生でござる。

 せめて、差し支えない範囲で実況を……お頼み申す!


 このままでは……あの戦いで死んでいった同志達に顔向けできないっ!

 

531:名前:雑魚砂


 誰も死んでないからね?

 でもまぁ、仕方ないね……助っ人の駄賃として、寸止め実況くらいはしてやるよ。


 まず、天使ちゃん達は……今、脱衣所でキャイキャイ言ってる。

 

 皆、こう言うのって経験ないみたいで、下着姿で露天風呂見て、恥ずかしいよーとか言ってる。

 こう言う初々しさが若い子のたまらん所、ええですなぁ。

 

 もっとも、俺も昔、女子高生やってたから解るけど、女子校って、下着チラリだの、着替えでポロリくらいは、割と日常茶飯事だからなぁ……。

 まぁ、ここってフルオープンに見えるから、ポーズだけ恥ずかしがってるってとこだろうさ。

 

532:名前:通りすがりの紳士


 ゴクリ……あの娘達が今、下着姿で恥じらい中……いかん、想像しただけで鼻血が……。

 

532:名前:通りすがりの紳士


 メディーック! メディーック!

 気をしっかり持つんだ! 国に……帰るんだろ! ジョーッ! 死ぬなぁっ!

 

533:名前:雑魚砂


 お前ら、そんなんばっかりだよな。

 おっと、天使ちゃん……躊躇いなくスパッと全部脱いだっ!

 

 全然、隠そうともしないで、いきなり湯船に飛び込もうとして、関西弁のっぽちゃんが後ろからタックルかまして阻止っ!

 

 ……うーむ、温泉のマナー知らんとは、困ったちゃんだ……。

 と言うか、天使ちゃん……初めてだろうに、身体隠そうともしないって、大胆だなぁ。

 

 それに、関西のっぽちゃん……凄いものをお持ちで……。

 たゆんたゆんしてますがな……正直、完敗だ……だが、俺は巨乳も、貧乳もともに認める。

 

532:名前:通りすがりの紳士


 関西弁のっぽちゃん……あのナイスバディーは反則だよ!

 委員長さんと並んで、ツートップだよな。


533:名前:通りすがりの紳士


 いや、巨乳ロリ子ちゃんも捨てがたいぞ?

 あの子、どっかで見たなぁ……馴染みのパン屋の子に似てるような。


 と言うか、俺って、ああ言うバブみを感じさせる系好きなんよ。

 彼女は、私の母親になってくれるかもしれない……。


534:名前:雑魚砂


 しないからっ! お前はどこの赤い彗星だよっ!

 

 バブみがどうのってのだけは、俺には理解できない……。

 だが、まぁいい……続けよう。


 ……部長ちゃんも、ノーガード派……ものの見事につるぺた。

 前とか隠さず、腰に手を当てて堂々たるもの。

 

 スレンダーちゃんは、一見遊んでそうな雰囲気だけど、実は凄く奥ゆかしい子みたいで、一番恥ずかしがってる……カワエエのう、カワエエのう。

 

 眼鏡委員長は眼鏡曇っちゃって、ワタワタしてる。

 シールド張りだから、曇りがちなのが難点なんだよな。

 

535:名前:通りすがりの紳士


 なんかもう、砂姉さん、ホント中身……出歯亀おっさんみてぇ。


 俺、スレンダーちゃん、割と好みなんだよね。

 そか、やっぱり清純派だったんだ……尊いなぁ。

 

536:名前:雑魚砂


 スレンダーちゃん、あの娘多分、ガチ百合だと思うよ?

 仕草とか、目線、同性への距離感とか、ありゃノンケじゃない……割とガチだ。


 ……あ、見つかった。

 でも、ハンサム女子な俺は、居て当たり前って感じで、皆からも笑顔で受け入れられてる。

 

 天使ちゃんには、襲撃の事とか伝えてなかったけど、サラッとお疲れ様でしたとか言われてる……。

 色々配慮したんだけど……さすがに誤魔化せないか。

 

 とにかく、調子乗って、更なる接近を試みるぜ!

 って、スレンダーちゃんノリ良すぎ……いらっしゃ~いって、両手広げてカモンってやったら、ホントに抱きつかれた!

 

 な、生女子高生と裸で抱き合うとか……これは、夢なのか! くぅーっ! さいっこうっ!

 

537:名前:通りすがりの紳士


 ホント、やりたい放題だな! しかも、ホントに健全描写しかしてくれない割に、絶妙な感じで、こっちの想像力を刺激してくれる!

 

 くっそぉおおおっ! このシールドさえなければ! シールドさえなければ!

 ……調光システムで、なんとか……くっ、人影が微かに見えるような……?

 

 もうちょっと……って、ぬぉぉおお……って、戦術支援AIが反逆しおった。

 性犯罪行為に対しては、お手伝いしかねますって……! ティア4なのにこれっ!

 

538:名前:通りすがりの紳士

 

 まぁ、そんなもんだ……ハイテク性犯罪が起きないのは、概ねそれが原因。

 機械なんぞに頼るな! フォースだ! フォースを使うのだ! 見えないものが見えてくる……気がする。

 

 ああ、楽園だ……楽園が見えるよ! ララァッ!

 これぞまさに、百合百合パラダイス……ふぉおおお……。

 

 あ、どうやら、お迎えが来たようだ……。

 天使が……天使が見えてきたよ。


539:名前:通りすがりの紳士


 おーい、戻ってこーいっ! つか、砂ねーさん、アンタ、温泉入りながら、どうやって書き込んでるんだ?

 携帯端末でも持ち込んでるのか? さすがに、それはノーマナーだろ。

 

540:名前:雑魚砂


 ふふん、俺ってば全裸待機に見えて、ハードスキンのマスターユニット位は装着してるからね。

 今は、首筋のマスターユニットのダイレクトネットワークリンクによる、掲示板への直アクセスで書き込み中。

 

 まぁ、軽く人間離れしてる気もするけど、エスクロンとかじゃ、これくらい当たり前らしいんだよな。

 

541:名前:通りすがりの紳士


 まさに、ハイテクの無駄遣いっ!

 まさか、こっそり録画とかしてないだろうな……? してたら、こっそり見せてくだしあ。

 

542:名前:通りすがりの紳士


 いやまて、そうか……ハードスキンなら、男が女に化けることも可能!

 ちょっと俺、風呂行ってくるわ!

 

 うわなにをするくぁwせdrftgyふじこlp

 

540:名前:雑魚砂


 ハードスキンの悪用はやめよーな。

 温泉で、ハード録画とかそんなの犯罪じゃん……。


 まぁ、銭湯とかは、俺的にはパラダイスなんだがね……そんな自分でいくらでも体験できるのに、録画とかするわけ無いじゃん。

 

 とにかく皆の衆、ご苦労だった! それでこそ、見守り隊っ! 愛すべきファッキンガイ共って奴だな。

 

542:名前:通りすがりの紳士


 ……抜け駆けなんて、許せねぇからっ!

 って言うか、普通にバレるだろうに……コイツ、割と本気だったぞ。

 

 とりあえず、飲むか……姉さんも、ごゆっくりな。

 つか、結構気温が下がってきてるな……砂姉さん、天使ちゃん達に戻る時、暖かくするように言っといてな。

 フレンズ共もな、油断してると凍死するぞ、これ。

 

543:名前:シャクレ

 

 管理区域で、凍死するようなマヌケがいる訳ねぇじゃん……曲がりなりにも俺らベテラン勢だし。


 うんうん、ちゃんと焚き火を消していく辺り、マナーもしっかりしてるなぁ。

 あ、一応、見回り巡回中……無人にして、火が消えて無くて、火事とか洒落にならんし。


 やっぱ、焚き火なんて扱い慣れてないだろうから、その辺心配でさ……でも、ちゃんとレクチャー聞いててくれたんだね。


 俺、ちょっとうれしい。

 

 確かに今夜は冷えるな……戻ってきた時のために、暖かいココア缶でも皆のテーブルに置いていこう。

 そして、俺はそれを手にしてあったかーいとか言ってるのを、遠くで見つめながら、おやすみって笑顔で言うんだ。

 

 ……なんか、温かい気持ちで眠れそうだ。

 

544:名前:通りすがりの紳士 


 ものすごく不審人物なんだけど、話だけ聞くとちょっとイイヤツに見える謎。

 シャクレ……一人なんて言うなよ……俺達がいるだろ!

 

545:名前:通りすがりの紳士 


 そうだ、そうだ! 僕たち友達だよね……。

 

545:名前:通りすがりの紳士 


 ちゃ~らーらー♪

 

546:名前:通りすがりの紳士 


 おい、まてやめろ。

 それは、この時代まで続く美少女ゲームの御先祖……伝説の……最終回バッドエンド

 

547:名前:通りすがりの紳士


 バッドエンド言うなし。

 でも、世の中の野郎の高校時代って、大抵が雅史エンドなんだよな。

 

 実際、卒業式あとで、野郎だけのカラオケ行ってゲーセンはしごして、飯食って帰りましたがなにか?

 

548:名前:通りすがりの紳士


 そんな547と俺は、10年来のズッ友状態。

 ……いや、今日も地上で楽しく飲んでますが、何か?


549:名前:通りすがりの紳士


 まぁ、今夜は飲み明かそうか、友よ!

 ッと、オチが付いたとこで、お前ら、おつかれ~っ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ