欄外3「ダメンズ共のアフター・ザ・カーニバル!」①
504:名前:通りすがりの紳士
いやはや、嵐は去ったって感じだな。
同志諸君! ミッション・コンプリートッ! お見事っ!
505:名前:通りすがりの紳士
ヒャッホーッ! 決めてやったぜ! ヘッドショット! ねぇねぇ、俺の神ショット見た?
俺マジTUEEEEEEッ!
つても、あれ……なんだったんだ? なんか、ロボ兵っぽかったな。
メットに変な鉤十字みたいなマーク付けてて、天使ちゃん達を襲った海賊船も同じマーク付けてたし。
生意気にも対レーザー装甲装備……でもまぁ、普通にアンチマテリアルで、スカスカ抜けたけどな。
506:名前:通りすがりの紳士
うーん、どうも大昔のナチス・ドイツのシンボルマーク?
なんで、そんなもん……今更って感じだよな、装備なんかも全体的に一昔前の型遅れだったし、前時代の機械歩兵って感じだったな。
今日日のフライングアーマー装備の機動機械歩兵とかに比べたら、むしろ雑魚い。
あんなロボ兵なんかを固めて、ぞろぞろ動かしたら、広域ジャミング一発で統制取れなくなるってのに……。
案の定、どっかで強烈な広域ジャミングやったみたいで、もう一発でグッダグダ……数はすっげぇいたけど、あれでいきなり同士討ちやら何やら始めて、勝手に壊滅してたからな。
でも、ちょっと跳弾食らって、掠っちまったぜ……ちっくしょーっ! 今頃になって痛みだした。
メディーック! あ、ちょっと天使ちゃんのとこでも行ったら、怪我の治療とかしてくれたりするかな?
大丈夫? つって、ペロペロとかされちゃったら、俺昇天しちまうよ。
507:名前:通りすがりの紳士
一人で逝ってろ、バァーカ! そんなもん、つばでも付けとけってんだ!
つか、安いボディーアーマーなんぞ使うから、そうなるんだ。
いいか? 防具ケチると早死するぞ?
やっぱ、エスクロン製のハードスキンアーマー最高! 着てても生身同然な上に、当社比3倍のパワーオブパワーッ!
キック一発でロボの首もぎ取ってやったぜ! あれ、見せたかったぜー!
508:名前:雑魚砂
ハードスキンアーマー良すぎ、惑星上での防具は、これ一択でいいって思う。
さすがに、今は脱いでるけど、着ててもちょっと肩幅とか広くなったりする程度。
普段着で、コロニー外壁散歩が出来るってのは、冗談でも何でもない。
ちなみに、最新鋭のソフトスキンアーマーはもっと凄いらしいよ……文字通り、体の一部みたいになるけど。
それより、お前らご苦労だったな! 助太刀、助かった!
いやはや、さすがにあの数はやばかったけど、お前らが絶妙な位置から仕掛けてくれたおかげで、なんとかなった。
509:名前:フナムシ
ふふん、俺達がちゃんと上から見張ってたからな。
さすがに、今回は俺達も面目躍如って感じだったな。
510:名前:通りすがりの紳士
いやいや、お前らじゃなくて、どっちかと言うと、途中から指揮管制してくれたヤツらのおかげだろ。
あれ、結局誰だったんだ? セキュリティサービスの連中なのかね。
それに、どっかから絶妙なタイミングで広域ジャミングカマしてくれて、あれが決め手だったな。
511:名前:雑魚砂
うーん、うちの指揮官、本格的な地上戦……それも実戦は初めてだったとかで、こっちはこっちで、もうグダグダだったよ。
思わずブチ切れて、ケツに蹴りくれてやったくらい。
いっそ、KIAにしてやればよかった。
512:名前:通りすがりの紳士
あれは、笑った。
隊長、ブヒィとか言ってて、全然ダメダメな上に、車両に弾が当たった程度で漏らしやがって……。
おかげで、バリアントの車内が臭くてたまんなかったぜ。
あ、俺、砂姉さんの同僚ね。
俺も天使ちゃんってコを見てみたかったけど。
ドローン越しの拡大映像で十分……と言いたいけど、夜勤終わってから、お見送りくらい行きたいな。
ナマでみたいっ! ああ、でもこの仕事やってて、やり甲斐ってもんを感じて、ちょっと幸せ。
513:名前:通りすがりの紳士
スターウルフ社……お硬いPMCかと思ってたけど、何こんなとこに堂々と書き込みしてんだよ。
514:名前:通りすがりの紳士
いいじゃんかよ。
今はもう、戦闘も終結……俺達もまったりくつろぎタイム。
戦場清掃は、増援の降下揚陸戦隊がやるって言ってるしさ。
なんか、残骸とか色々回収してて、むしろ俺ら邪魔っぽい……。
いやはや、指揮管制がエスクロンの軍事顧問団に急遽チェンジってなってからは、話が早かった。
連中手際がいいなんてモンじゃなかったよ。
それに、軌道警備艦隊の無人艦もやたら、キレた動きしてたし……ハウンドドック級だっけ? あれって、あんな強いなんて知らなかったよ。
515:名前:雑魚砂
おい、コラ……守秘義務っ! ここ、あの人に見られてるんだから、迂闊なこと書き込むと、また、ブッコまれるぞ?
516:名前:通りすがりの紳士
しまった……うん、まぁ、そう言うことなんで忘れて。
517:名前:フナムシ
あー、うん、そうなんだ。
つか、その人達……俺らにも当たり前のように指示出ししてたんだけど。
めっちゃキてたね……的確すぎて、ワロタ。
もっとも、名もないジェントルマンさ……とか言ってたけどな。
そう言う事なら、納得だわ。
518:名前:通りすがりの紳士
おかげで、楽勝だったんだからいいさ。
と言うか……俺達のテント村に戻ってきたんだけど、天使ちゃん達居ないな。
テントも空みたいだし、全員揃ってどこ行ったんだろ? 女子の定番、連れション?
519:名前:通りすがりの紳士
お下品ですぞ? そういや、砂姉さんもいつのまにか居ないな……。
姉さん、昼シフトだったのに、わざわざ増援に来てくれたんだけど、やたらとお急ぎな感じでさっさと引き上げるとか言ってたけど……。
520:名前:雑魚砂
もうすぐ、22時……。
あの娘達がお風呂の予約してる時間……となれば、後は分かるな?
よっしゃあ! 間に合ったぜ!
521:名前:通りすがりの紳士
ふぉおおおおっ! まさかの温泉回っ!
いかん、直ちに周辺警戒に当たらないとっ!
ガタッ! シュババババッ!
522:名前:通りすがりの紳士
ガタガタッ! 急げっ! いかん……出遅れたか? 我コレより突貫ス!
523:名前:通りすがりの紳士
ドンガラガッシャンッ! 足がぁーっ! もつれたーっ! メディーックッ!
524:名前:雑魚砂
あ? 何言ってんの? 君達。
ここは、男子禁制……ああ、俺ホント、女子でよかったなぁ。
と言うか、すでに文字通り全裸待機中。
ホントはあの娘達の貸し切りなんだけど、セキュリティ特権で入れさせてもらったのだ。
この俺に手抜かりはない……天使ちゃん達のガードは、この俺に任せろ!
525:名前:通りすがりの紳士
砂姉さん……ズルいっす! せめて、実況を……お願いっダァーッ!
526:名前:通りすがりの紳士
くそっ! なんだこれは……露天風呂の周囲がドーム状の鏡みたいなので覆われてる。
さっき、野郎どもの裸祭だった時は、フルオープンで外から丸見えだったのに!
527:名前:雑魚砂
くくくっ……。
露天風呂の周囲には、偏光ビームスプリッターシールドが装備されてるのだよ。
なにせ、今日日の航宙艦の光学観測機器だと、衛星軌道上からでも丸見えだからな。
さすがに、それじゃ問題あるって事で開放感を維持しつつ、出歯亀の視線を遮るコイツが導入されたのだよ。
やっぱ、露天風呂って、この開放感がいいんであって、それを野郎の邪な視線気にするとか野暮ってもんでしょ。
言っとくけど、こっちは見えないけど、そっちはガッツリ見えてるからね。
天使ちゃん達に、軽蔑されたくなけりゃ、大人しくそこらで、悶絶しながら血涙でも流してればいいと思うよ。
528:名前:通りすがりの紳士
謀ったなぁっ! ウシャアアアアアアッ!
529:名前:通りすがりの紳士
それじゃ、ただの威嚇みたい……。
まぁ、いいや……せめて、妄想を……ハァハァ。
見えるっ! 私にも見えるぞ! ラララァッ!