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第十三話「シューティングドライブ」①

 10月某日……。

 そんな訳で、待望の土曜日がやってきたのですよ!

 

 例によって、一旦宇宙港前のターミナル駅で、皆と待ち合わせ。


 集合時刻は、朝の8時。

 

 いつもなら、学校へ行ってる時間だけど。

 ユリは6時位から起きて、食材の下ごしらえとかやってたのです!

 

 ちなみに、ユリは荷物まみれ。

 鉄の中華鍋とか、食材、お水……着替えやら寝袋、パイロットスーツの入ったアタッシュケース。

 合計30kgくらいの荷物になったけど、ユリにとってはこの程度、楽勝!


 大きなリュックに3つくらいになって、さすがに持つのが大変だけど、重さは問題ない。

 朝ごはん代わりに、高カロリー流動食を食べてきたので、ハイパワーモードでも全然お腹空かないのです!

 

 例によって、治安維持局の警護車両が「お嬢ちゃん乗っていきな」とばかりに、目の前までやってきて、乗せてくれたので、ここまで来るのにありがたく使わせてもらったのです!

 

 もう何度かご利用させてもらってるので、もうすっかりお馴染み。

 軽く手を振ると、向こうも外部ランプをチラチラとさせながら、道の端っこで所定待機位置に着く。

 

 ズシンズシンと重たい足音が響きそうな勢いで、鉄鍋を頭に被って、ターミナル改札前に行くと、すでに見慣れた人影が。

 

「……はぅわっ! やっぱり一番乗り逃したのです!」


 さすがに今日くらいは……と思ったのだけど、エリーさんとアヤメさんが先に来てたのです。

 

 きっとまた、二人は秘密なあまい一夜を……なんて思ったりはしないのですよ?

 

 ユリだって、そこまで妄想激しくありません。

 今度、遊びに来いって言われてるし、二人がそう言う関係だったとしても、ユリが一緒にいても、問題ない程度のイチャラブだったのですよ。きっと。

 

「ユリちゃん、おはようっ! ふっふっふー、あたしらを出し抜こうなんて甘いなー」


「ですわね! けど、随分荷物多いんですわね……。なんでそんなに……」


 エリーさんに呆れられる。

 パッキングとかよく解らなかったんで、適当に詰め込んだ結果がコレ。

 

 絶対要らないものもありそうだったけど。

 もしかしたら、いるかもって事で色々持ってきたのです。

 電子機器とか大容量バッテリーモジュール、携行武器のたぐいも持ってる。

 

 なお、クオンの法律は割とガバガバで、銃火器なんかも撃った時点で犯罪となるんだけど。

 

 個人が銃火器を所有したり、セーフティをかけて、持ち歩いたりする分には、問題ない。

 要するに、撃たなければどうということもないのです。

 

 市街地で撃った場合も、正当防衛などちゃんとした理由があれば、お咎め無しになったりするし、居住区から分厚い隔壁で隔離された射撃練習場なんかもあって、射撃免許持ちなら、お金さえ払えば、実弾射撃練習なんかも出来る。


 もっとも、クオンコロニーに住んでて、銃火器が必要な場面なんて、ほぼないので、射撃練習場に来るような人は、基本的に軌道警備艦隊か治安維持局の関係者、それかどこにでもいる軍事マニアな人と、ユリみたいな外国人?

 いつもガラガラに空いてるのと、意外と設備が整ってるので、評判は悪くない。

 

 ちなみに、エスクロンでは銃火器所持免許と射撃免許持ってれば、いきなり街中で発砲しても罪にはならないのですよ。

 ……なにせ、地面やら空から現住生物が湧いてきて、市民に襲いかかってくるとか……。

 テロリストがいきなり街中で銃弾をばら撒いたりとかそう言う物騒な事件もよく起こるので、突発脅威に対する一次対応として、武装市民が立ち向かう事も珍しくないのですよ。


 基本的にエスクロンは、有事想定の元に社会が構成されてるから、個人用武器弾薬庫や有事対応戦闘車両や武装ドローンなんかも街中に点在してるし、大通りなんかでもシールドバリケードなどによる即席陣地の形成なども可能となっている。


 一般市民向けの軍事講習や演習なども頻繁に行われているので、有事の際は市民一人一人が戦士として戦える……要するに気構えが違うのですよ。


 なので今回、ユリもきっちり、武器を持ってきたのです。

 

 お店とかで武器とかも売ってたら良かったんだけど、クオンで買えるのと言えば……おもちゃ?

 非軍用モデルかつ、D級以下の簡易武器類しか手に入らないし、精度とか素材が明らかに微妙……。

 当たらないテーザーガンとか、空気圧で撃つおもちゃ拳銃とか……威嚇にしかならないのばっかり。


 エスクロン辺りから、個人輸入で武装を取り寄せるのは問題ないんだけど。

 今のエーテル空間情勢だと……個人輸入なんていつ届くか解らないし、そもそも無事に届く保証がない。


 ちょっとまでは、銀河連合軍の活躍で、エーテル空間の流通網は問題ないレベルにまで回復してたんだけど……。


 クリーヴァ事変以降は、黒船以外にも、クリーヴァの軍勢に辺境域の交通要衝を何箇所も不法占拠されたことで、流通網がガタガタになってしまったのですよ。


 もちろん、物の流れ自体が完全に止まったりはしていないんだけど、流通網が複雑化して、特に辺境流域から同じ辺境流域へ物を送る場合に、多くの問題が発生しているのですよ。


 通常、星系間で物を送る場合、直行便を狙えば一社、一便で送れるから、早いと一日空けてとかそれくらいで届くんだけど、今は、辺境流域があちこちで分断されてるから、一社直行便というものが存在しないのですよ。

 いかんせん、エーテル空間では、流れに沿って下る一方通行と言うのが大原則。

 逆走は、エネルギー効率が悪いし、危険なので、有事の軍用艦艇にしか許されないのですよ。


 そのせいで、一箇所要衝を抑えられると、迂回航路を使ったりせざるをえなくなるのですよ。

 個人の荷物に関しては、比較的安全な中央流域を経由したり、クリーヴァ系の輸送業者を経由したりと……それなりのルートはあるんだけど……。


 まず、中央流域は中央系の輸送業者が仕切ってるんだけど、中央系輸送業者は仕事のいい加減さに定評あり。

 ……おまけに、辺境ではお馴染みのミケネコ運輸とかと違って、中央流域って二つの星系だけを往復してるような小さな業者が無数にあって、中央流域を通すだけで軽く数十社を経由とか意味のわからないことが起きる。


 要するにとっても時間がかかるし、あっちこっちに投げられてるうちに、変なとこに届いて、倉庫の片隅に忘れられたりとかってこともよく起きる。

 聞いた話では、贈答用の生鮮天然食料品が中央の地上世界の倉庫に送られちゃって、届くのに三ヶ月もかかった……なんて話も聞く。

 当然、どれもカビカビに干からびてて台無し……悲しい話なのです。


 クリーヴァ系の業者は……一応、大手のミケネコ辺りは敵性業者と言えども、しっかり相互協定を結んでるみたいで、荷物なんかも預かってくれるんだけど、こっちはこっちで事故率がとっても高くて、やっぱり微妙……向こうで勝手に臨検とかやってて、盗まれたりとかするみたいで、荷物の安全が全く保証が出来ないんだとか……。


 おかげで、エスクロン辺りから荷物を送ってもらっても、たいてい迷走しまくって、一ヶ月くらい経ってからひょっこり届いたり、業者から「追跡してたんですけど、見失いましたー! ごめんなさいー!」とか、メールが届いたり……とかなるのですよ。


 とりあえず、現状は手持ちの資材や装備で凌ぐしか無い……という訳で、ユリなりに色々用意はしてきたのです。


 まず、武装としては、レールガンのロングバレルユニットと、パラライザーガンを持ってきた。


 前者は、単体では穴の空いたただの棒きれだけど、ユリ自身が電力供給パワーユニットになることで、ただの棒切れを電磁加速帯に出来る。


 応急武器の一種ではあるんだけど、実は結構簡単に作れる。

 

 まず、中空の金属棒を半分にして、絶縁耐熱樹脂接着剤で張り合わせる。

 先端部のところだけは溶接するなり、大容量電導ケーブル配線で接続して、コの字型の配線構造にするのがコツ。


 その上で金属棒を表面絶縁断熱コーティングした上で、棒の中に弾体を入れ込めて、両手に電極握ってエイヤって大電力をドーンと流すと……ローレンツ力で加速された弾丸がバシューンと飛んでいくと言う仕組み。

 

 弾体としては、レールライフル用の軽金属弾とかがあればよかったんだけど、売ってないみたいだったんで、ホームセンターで大量のボールベアリングを仕入れてきた。


 電導体なら弾なんて、なんでもいいのが、リニアガンの利点。

 例の射撃練習場で試し撃ちした感じだと、まぁまぁ、使える。


 反対側から、レールとの摩擦と大電力による熱でプラズマ化したレール材と弾体のプラズマガスが吹き出すのが難点だけど、絶縁素材製のネジで塞いだ結果、プラズマガスの膨張圧も有効活用できるようになったので、そこそこ使えるようになった。


 もっとも、10発くらいで砲身が駄目になっちゃうんだけどね……。

 この辺は、もうちょっといい素材が手に入らないと駄目っぽい。


 威力も精度も本物のアンチマテリアルリニアライフルに比べたら、おもちゃレベルだけど、弾速自体は秒速1200mくらいは出てるみたいだから、及第点ではあるのですよ。

 

 後者は構造的には単なる霧吹きみたいなものだから、園芸用品の霧吹きを応用した。

 ちなみに、パラライザーとか言ってるけど、要は広域放電で塩水なんかを霧吹きで撒いて、通電性の高い霧を作って、そこに電気流すだけ。

 射程が短いから、遠距離戦には使えないけど、目の前に複数人の暴漢や野生動物あたりが相手なら、まとめてダウンさせられる。

 

 でも、どっちかと言うと、害虫対策だったりする。

 それなりに、温かい環境で水もあると、蚊とか蝿とかが絶対にいる。

 家畜を持ち込んだりすると、ノミやダニもセットで来るし……地上世界ってそんなもの。


 いずれにせよ、十分とは言えないけど、不足もないかなーとは思ってる。


 ちなみに、中華鍋は皆に、家族には美味しいととっても評判なユリちゃんチャーハンをご馳走するために持ってきた! やっぱり、中華は中華鍋がないと……なのです!

 それも直火ファイアーで! そこら辺の拘りは捨てらんないのです。


 けど、何よりも嵩張ったのは、実家から届いたパイロットスーツとその付属品。

 これに関しては、エスクロン第三課の職員が直に持ってきてくれたのですよ。


 他にも色々と持ってくるように頼んどけばよかったけど、お姉さまに頼んだ結果、そんな感じになった……。

 その職員さんも来るまで、色々と大変だったみたいで、あんまり無理も言えなかった。

 

 全モジュール装着すると、もはやロボットみたいな外観になるから、さすがに町中で着ていく訳にはいかないし、機密の塊だから、エトランゼに置いとく訳にもいかないので、部屋に置いといて持ってきた。

 

 でも、これを着ることでユリは、本来の能力をフルスペックで発揮出来るのですよ。

 外部演算ユニット、パワーモジュール、レールガン、リフレクターシールドに、重力コントローラーなどなど。

 

 お値段軽く宇宙戦闘機10機分って言ってた! 文字通りのワンオフオーダーメイド品。

 

 なんか、物騒なクリーチャーが出たり、ならず者が出るって噂も聞いたので、自衛用と言う意味でも持っていくべきって判断したのですよ。


 まぁ、フル装備なら別にハンドメイド武器とか要らなかったんだけど。

 備えあれば憂い無しだし……ね?

 

「……絶対、要らんモノ山盛り、持ってきたんだと思うで……。ユリちゃん、交通手段がエトランゼやなかったら、偉いこっちゃやで……つか、何かぶっとんねん……うら若き乙女が……って、重たっ!」


 言いながら、アヤメさんが中華鍋を持ってくれる。

 ちなみに、直径30cm……重量は軽く5kg近くある。


 純鉄素材だから、重たいのです。


「あのっ! ユリコさんって……旅行とか、経験なかったのかしら? 中学の頃とかに、修学旅行とか行きませんでした? 普通に一泊旅行とかだと……着替えとタオルくらいで十分だったと思いますよ?」


 修学旅行……うん、噂には聞いたことある。

 学生に旅行マナーとか、旅の経験を積ませる為に、星間旅行とか泊まりで行かせるってイベント。


 ……ぼっち教育課程にそんなものはなかったのです。

 

 ユリの中学時代は……基本的に研究所とかインドアで、たまに外行くとそこは決まって迷彩色の世界。

 

 ……地上戦演習三泊四日合宿コースとか、あんなの修学旅行って言わないと思う。 

 集団宇宙漂流体験二泊三日なんてのも経験あるけど、お迎えこなかったらって気が気でならないドキドキ体験。


 ちなみに、基本的に酸素と食料、水の節約の為、照明も最低限、誰も一言も喋らず、時々トイレ行くくらいで、ほぼほぼ寝て過ごすという……。 


 家族旅行……?

 お父さんキャンプくらいかなぁ……。


 ホテル泊まって、美味しいもの食べるとか、観光とか……うーん? あんまり経験ないなぁ。

 

 一応、お父さんの護衛兼記録係で潜入任務に付き合わされたりとかはあるかな。


 でも、あれは……日帰りメインで、超慌ただしい上に、ジャンクフード食べ歩きみたいな感じだったしなぁ……。


 シリウス諸国とか……あの辺は基本的に長居は無用……当局が過剰反応する前に出国するのがコツだとかで、いつも慌ただしく市場調査とかして、軽く食事して次行ってみようか! ってなる。 


「修学旅行なんて、経験ないのですよ。お父さんキャンプなら、何度もあるけど、着の身着のままでナイフと水とお塩だけだったのです。物を極力持たずに現地調達が基本とか、そんなのお断りなのです!」


 ユリがそう言うと、なんだか物凄く物悲しそうな顔をされてしまう。

 

「……これは……せめて、荷造りくらい手伝うべきでしたわね……」


 エリー先輩、頭抱えてる。

 うーん、ユリ……なにか間違えたのかな?


「でもまぁ、山盛り荷物でも、本人割と平然と持ってるみたいやし、旅客船と違って、別に手荷物に重量制限とか無いしなぁ……。まぁ、大は小を兼ねるって言うから、ええんやないかな?」


 なお、そう言うアヤメ先輩は大きめのリュック一個。

 ……これが女子力の差?


「なんか、引っかかるんですけど……。どのみち、何が必要、不必要なのか解らなかったんで、目一杯いりそうな物を持ってきたのですよ!」


「まぁ、そう言う考えもありかなぁ……。お、お友達の一年連中も来たみたいやで! おーいっ! 三人ともこっちやでーっ!」


 振り返ると、冴さん、マリネさん、リオさんがバスから降りてくる所だった。


 三人には、先輩達から持ち物は一泊分の着替えとタオル、水、おやつくらいでいいと言ってたみたいなので、荷物はやっぱり小さなリュック一個分とかそんな感じ。

 

 ユリの大荷物を見て、皆は呆然。


「なんなの……その罰ゲームみたいな大荷物。え? 私達、もしかして騙された?」


 マリネさん……罰ゲームって……。

 

「んにゃ、多分ユリちゃんの中での一泊って、あれこれ考えて、こんなになったんだと思う。多分、あれもいる、これもいるってなって、際限なく持っていくタイプなんだろね。だからって、大根丸々一本持ってくのはよくわかんないけど……。けど、一応天然食材……なんだよね。水耕栽培のお野菜って感じじゃないよね? これ」


 リオさんって、相変わらず鋭いとこツッコむよね。

  

 大根は、キリコ姉がこれ持ってけって、出掛けに荷物の隙間に突き刺していったのです……。

 曲がりなりにも天然物だったので、捨てるのももったいなくって、持ってきちゃった。


「ごめんなさい。気が利かなくて……私、前日からユリコさんの所に泊まりに行って、荷造り、お手伝いするべきでした」


 冴さん、エリーさんと似たよう事言ってる。

 まぁ、最初はこんなもんだと思うのですよ。


 荷物も使わなかったものは、次は持っていかないってだけだし……。

 無くて困るより、あって持て余す方が絶対マシなのですよ!


 とにかく、全員集合! 


 そんな訳で、今度は突発じゃなくて、普通に皆で、計画とかもしたし!

 正真正銘、「宇宙活動部」正式活動、第一回目なのです!


 惑星降下キャンプはじめーっ! なのですよーっ!

 

 さてさて……集合から、出発準備は滞りなく終了。 

 さすがに、パイロットスーツはフルアーマーモードではなく、簡易無重力対応モードで装着。

 

 装甲も武装もないシンプルなアンダーウェア的な代物で、白いレオタードみたいな感じになるのだけど、別に下着姿って訳でもない。


 薄っぺらいように見えて、パワーアシストとかも組み込まれてるし、防寒、防暑もしっかり効いてる。


 マリネさんに、めっちゃ見られたんでちょっとだけ恥ずかしくなったけど……。

 下着じゃないから、恥ずかしくないんだもんっ! スクール水着みたいなものなのですっ!

 

「それでは、エルトラン! 出発進行準備ヨーソロー! 発艦! なのでーすっ!」


『了解……亜光速ドライブ……システムチェック、オールグリーン。電磁加速拘束アンロック、イナーシャルキャンセラーオーバードライブレベル到達、レールライン配置よし。カウントダウン……10、9、8……2、1……ゼロ!』


 ユリの掛け声に合わせて、エトランゼ発艦ッ!

 

 前回同様、亜光速ドライブからのクオン周辺をぐるぐる回りながらのフライバイ減速軌道。


 今回は、軌道設定計算なんかも皆でやった。

 もっとも、計算は主にユリがやったんだけど……そこら辺は問題なかった。

   

 パイロットスーツとの艦体接続は問題なし。

 本来、エスクロン独自規格の接続なんだけど、エルトラン側でエスクロンからデータを取り寄せて、最適化してくれてたようだった。

 

 フィッティングは前回済ませてるんだけど、艦体コネクト係数は前回の三倍もの容量、反応速度を実現!

 

 うん、これならダイレクトリンク状態での戦闘機動だって問題ない。


 目を閉じると、エトランゼがまるで自分の身体のように感じられる。

 やっぱり、50m級の高性能艦ってのは、いい感じ。


 程よく小さくて、操艦レスポンスも良好……200m級とかだと、なんと言うか身体が重いって感じだし、フルマニュアル操艦とか絶対無理。

 

 エーテル空間戦闘艦の空母タイプとかになると、自分の意識を並列化して、100機単位の戦闘機を一人で操ったり出来るって話だけど……ユリみたいな強化人間でも、そんなマネは出来ない。


 流れるような星の渦……星の世界への旅が始まるのですよっ!

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