記憶-5-
評価とお気に入りありがとうございます~
初めてのです~
どれくらいたつのだろうか……時間などわからず、ただひたすら体を喰われ続けている……。
「おお!!これは、零戦じゃないか!!」
なんだろうか?おかしな格好をした人間が私を見ていた。
「すげぇ!!こんなキレイな状態でしかも二一型じゃん!!」
彼は、おかしなことを叫びつつ私を熱心に見てくる……。そんな様子の彼に私は出会った頃の“彼”を重ねてしまった……。
「あれ?でも、なんで異世界に?女神がいってたことが本当であれば、こんな兵器ないはず…それとも、平行世界ってやつか…?」
「まぁ、いいや。そんなことよりも写真!!ケータイ生きててよかった~」
何かおかしな言葉と機械で何かしているのだが、悪い気はしない……と、思う。
「そうだ!エンジンとかも見てみたいな~」
!?それは、まずい……現在私を喰っている《奴ら》がそこにいるのだ……また、彼みたいに死なせてしまうのか…しかも、今回は軍人ではなさそうな人間を……
「キーーーーーー!!」
案の定、彼に襲いかかった…
「うっわぁ!?」
彼はとっさに、手に持っていた機械か何かではたき墜とした。
「ギャッッ!!」
ジュワッ!!
地面に叩きつけられると同時に、蒸発するように消えていった。
うそでしょ!?《奴ら》は特殊な力を持つ者か、特殊加工した兵器でしか倒せないはずなのに…。彼は、いとも簡単に倒してしまった……。
「あっぶね!なんだったんだ?今の…って、うわ!?」
ゴン!
さっきの生物に気をとられていたのか彼は、石を踏んづけてこけた。そして、意識を失ったのか彼は動かなくなってしまった……。しかし、《奴ら》が死んだため私はまた動けるようになった。そして、彼を見て心に決めた。命を救ってもらったのだ、彼のことを生涯守り続けようと……
私は彼を守り抜くもうあんな悲しい思いはしたくない……だから……
これで、記憶編みたいなのは終わりです~また、本編に戻り~