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記憶-4-

なんとか~

ボカン!!


爆弾は命中した。


しかし、核には変化がみられない。


「そんな!?30じゃ威力が弱かったのか……?」


しかし、そんなことはなかった。


ピシッ!!

Gyaaaaaaaa-------!!

核にヒビが入りはじめるとともにドラゴン型は断末魔をあげる……。そして、


パリン!!


軽い音をたてて核は粉々に砕け散った。


「よっしゃぁ!!これでやっと戻れるな……」


私は忘れない…この瞬間を……彼の優しい笑顔を見て、油断した自分の不甲斐なさを……そして彼の最後の笑顔と言葉を………。


「な!?」


それは、《奴ら》の最後の悪あがきだったのだろう。崩れ落ちていると思っていたドラゴン型の腕が高速で迫っていた!!友軍は完全に動きを止めていたと思っていたところを突如動き始めたので、反応ができなかった。

そして、他のことに意識が向いていた私も……そして、安心しきっていた彼も誰一人反応することができなかった……。


ヒュガッ!!


攻撃された私と乗っていた彼は、強烈な衝撃とともに吹っ飛ばされてしまった……。








「・・・き・・・・・・ろ」


声が……。


「おき・・・ろ・・・」


彼の声が……。


「起きろ!!レイ!!」


ハッ!!私と彼は吹っ飛ばされったのだった…、体中が痛む…彼は、彼は無事だろうか…そう思い彼を見てみると……。


「もう……無理そうだ…」


こそには、腹に風防を突き破って刺さっていた木の枝と口元を真っ赤にして辛い表情をした彼がいた……。


「すまねぇな……。最後まで一緒に飛べなかった………」


「………!!」


人の姿になり彼を助けようとしたが……。


キーーーーー


着いてきたのかそもそもここら辺にいたのかわからないが、《奴ら》がいた。一体で小さいが意外と強い奴も多く、油断できなかった……。


「行けレイ!俺はもう無理だ、お前だけでも助かってくれ!!」


「………!!……!」


私は、必死に彼に伝えようとするが、焦れば焦るほど言葉が出てこない……。そんなことをしているうちに《奴ら》は襲いかかってきた!


私は、兵器の姿に戻るしかなかった。そして、一度人型になると私に乗るためには彼自身が乗り込むか、彼に意識がないと取り込むこともできない。彼の意識は絶え絶えでうまく取り込むことができなかった……。


彼は、《奴ら》に喰われてしまった……。


彼を喰った後に、私を喰おうと飛びかかり私は意識を失った…………。






次で終わるかな~、記憶

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