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Antinomy  作者: アノ・ヒデ
2/2

第2話 Manifestation of a Legend

読者の皆様。

おはこんこん!(おはようございます、こんにちは、こんばんわ)です。


前回から引き続き見ていただいた方、今回から見ていただいた方。

本当にありがとうございます、


最近は暑すぎて、食欲がなくなってしまいます。

いちにちでソフトクリーム一個だけなんて日も結構あります。


お陰様でしっかり夏バテしてしまいました。


夏は嫌でもダイエットの季節かとおもっていましたが、案外そんなことはなかったようです。


あと、読んでくださった方に質問なのですがよく聞く音楽ってなんですか?


音楽はその人の世界観をそのまま移している気がします。


良ければ教えてください。


どうでもいい話が続きましたが、本編をごゆっくりお読みください。

「っは!!」

アレクの意識が急に戻った。


「いててて……」頭痛が全身を突き抜けるように響いた。


「どこだよここ...」


「...っ!!」

ベッドの上で寝ていた彼は、横の椅子に座りベットに

伏せて寝ていたミカエルに気がつく。


「....えっ!」

「ミカエル様....」


寝顔のミカエルをぼんやり眺めているうち、アレクは心の中で思った。


「いつもキリッとしてて、たくましいのに、寝てる時はこんなに無防備なんだなぁ…」


その時、ミカエルがぱっと目を覚ました。


「し、失礼しました!アレク様!」


アレクは顔を赤くしながら言った。


「ぜ、全然!だ、だだ大丈夫ですよ!ミカエル様…!」



少しの沈黙の後、ミカエルが口を開いた。


「あ、アレク様、三日……三日間寝ていました。」


アレクの目が大きく見開かれる。

「み、みみ、三日!?!」


「はい、三日です...」


「とにかく今はラファエルの治療が施されていますので、お身体は大丈夫かと思いますが、いかがですか?」


頭痛はあるが、アレクはスッと立ち上がった。

「す、すごい……」

「ラファエル様すごい!」


「四大天使ですからね。そのくらい当然です。」ミカエルは淡々と言った。

「ではご案内します。」


歩みを進めると、大きな門の前にたどり着いた。

ミカエルが詠唱を唱えると扉が開いた。

そこは大広間。

王ルクサリオンと各重臣たちが揉めている様子だった。


ルクサリオンはアレクに気づき、安堵の表情を浮かべた。

「アレク! 無事であったか!」


「はい、父上。」


しかし表情はすぐに真剣なものに変わる。

「おっほん……では今回の事態を改めて確認する。」

「ミカエル!」


ミカエル「はい!」


ミカエルからの報告に耳を傾けた後、ルクサリオンは口を開いた。


「そうか、国の4割が壊滅状態に...そしてミグルも……誠に残念だ。」

「次は国際会議についてだが...」


アレクは顔を濁らせ、怒りと悲しみに声を震わせた。

「え、それだけですか?父上!母上が亡くなったのですよ!? ざ、残念の二言で終わらせるのですか!!?」


するとあまり間を置かずにルクサリオンが威厳のある声が言った。

「私だけではない!この国の民のほとんどが同じかそれ以上の境遇に置かれている!、私がこれ以上泣き言を言っていては、救われる命も救われぬ。」


「アレクよ、これが王とういうものなのだ。」


大広間にアレクの泣き声が響き渡る。

「そ、そんな、そんなのあんまりだぁ。ちちうえぇ!! があさんがあんまりだあ!! うわあああぁぁ。」


父ルクサリオンは少し苦しい表情をしながら、天を仰いだ。


その後、再度ミカエルから明日の緊急国際会議、「アレオパゴス」の説明がされた。


そして参加者が伝えられ、幹部会議はあまりにも早い幕が降りた。



その夜、ベッドに横たわるアレクは天井を見上げながら、母ミグルの記憶や広場の惨劇を思い返す。


ミグル「愛してるわ」


息が荒くなっていく。


ミグルが亡くなった後暴走してしまったアレクは覚えていなかったが、ミグルを踏んで我先に逃げる人間の姿や、自分が槍を振り回して体が吹き飛んでいった人間もいたことが鮮明にフラッシュバックしていった。


そう、アレクは知らぬ間に民を殺していたのである。


過呼吸になりかけたその時。部屋の隅に手かけていたカオスピアから紅と蒼の二つの光の玉がぐるぐるとアレクの前に寄ってきた。


すると眩い光を放ち、赫と蒼色の目をした招き猫のような姿をした精霊?のようなものが目の前に現れた。


「ぱー!」


「っうわあ!!」アレクは飛び上がる。


「えー、そんなおどろくー?」ユディーは軽い口調で言う。


「ただでさえ息が苦しかったのに!!そっちが勝手に出てきたんじゃないかー!死ぬかと思ったよ!!!ってか、誰だよお前!」


「僕はユディー! 君が食いかけの秋刀魚みたいな顔してたから出てきてあげたんだけどー!驚きすぎー。きもー。」


「…誰が秋刀魚だよ…用がないなら下に残飯あるから。もうほっといてよ。」アレクは背を向け、俯く。


ユディーは軽く笑いながら言った。


「別に残飯食べるために出てきてないわ!プンプン!」

アレクの頭をポコポコ叩いた。


アレク「うっさいなー!どっか行ってよ!」


ユディーが少し重たい表情に変わり、口を開いた。


「おまえの母親は秋刀魚を産んだのかよ!

このポンコツ!」


「お前になにがわか……」


被せてユディーが話した。


「みてたよ!きみがやりに触れた瞬間からずっと見てた!」


「いまのきみは、おかあさんが見たら、びんたしそうだな!クスクスクス」


アレクは何も言えず、ユディーは続ける。

「しょーねん!一つだけちゅーこくしるぞ!」


アレクは眉間にシワを寄せて何が言いたい?と言わんばかりの顔をした。


ユディー「このまま感情を制御できずに、時を過ごせば取り返しがつかなくなるよ。」


アレクは目を大きく開き、瞳孔が小さくなった。


ユディー「まあ!ふかくなんがえるなー!、明日もあるしねろっ!、おやしみーーー」


ユディーはスーッと消え、カオスピアに戻っていった。


アレクは少し固まり、静寂を噛み締めた。

「そっちが重い事言ったくせに、何が「ふかくかんがえるなー」だよ!まったく!」



アレクはふて寝し、夜中の王室から父ルクサリオンの泣き叫ぶ声が聞こえた。


「ミィグルゥ!!! あああ!!!!私を置いていかないでくれぇ!神よ!ユーディスさまぁあ!!」


涙をこぼしながらアレクは布団を被せ、ブルブルと小刻みに震えていた。そしてアレクは心の中で誓った。


「絶対に母さんの分まで、世界を守る...!――」



静寂の朝、小鳥が鳴き、暖かい日の光がアレクの部屋を包んだ。


朝食や身支度を済ませ、ミカエルがちょうど迎えに来た。


ミカエル「行きましょう、アレク様」


今日のミカエルは見たことがないくらい荘厳な雰囲気だった。


アレク「そ、そうですね!い、いきましょう!」



ホロロル広場の横にある、クラティエ国立会議場にて国際会議「アレオパゴス」が開かれる。


会場には各国の厳重な警備結界がびっしり貼られていた。


アレクも唾を飲み込んだ。


会場に入り、円卓会議室に案内された。

煌びやかな扉を開くと、中から感じたことのない混沌としたエネルギーが突風のように吹いてきた。


それはアレクが一瞬気絶してしまうほどであった。


通常生命エネルギーはお湯などから出る湯気と同程度であるためだ。


ミカエル「アレク様、しっかりなさってください。」


円卓に連れて行かれ、ルクサリオンが着座するとともに、各国の用心も着座した。


ルクサリオンが切り出す。

「諸君、本日は急な事ながらよく集まってくれた。

誠に勝手ながら、簡単に各国代表または代理の者の紹介をさせていただく。」


まずはケノール虚無国家より、

ケノール三柱「ナヘマ」殿、

同じく三柱「マステマ」殿、

最後に槍所持者兼世界管理者「ニヒル」殿。


アレクは槍と操作者という言葉を耳にした瞬間に、ハッとして、ニヒルに視線を向けた。


するとすでにニヒルはこちらを見て、微笑んでいた。

目があってしまったアレクは反射的に逸らした。


ルクサリオンが続けた。


続いてシナイ聖国より、(経済世界一)

十戒「純潔のイリス」殿。

十戒「信仰のカナン」殿。

十戒「幻破のイメリオス」殿。


ガブリエルとミカエルのヒソヒソ話をアレクは耳に入れていた。


ガブリエル「姉様、あれが憎きナヘマっと並ぶ世界三大美女、イリスですね!?」


ミカエル「そうです。確かに彼女は綺麗ですが、私の方が絶対に可愛い」


ガブリエル「ミカ姉はわかんないけど、ウリエルの方が可愛い気がするかもー?」


ミカエルが音速でガブリエルの頭に一撃入れた。


次に、アル=ジャバル=ヌール武装国家

通称アジヌ武装国家より、

支配者 「アミーナ・アル・ザフラ」殿。

99戦士「不死 アル=ハイ」殿。

99戦士「剛力 アル=カウィー」殿。


ザフラ「ルクサリオンよ。こっぴどくやられたなぁ!笑」


ルクサリオン「ザフラ殿、今は静粛に願う。」


ザフラ「全く。相変わらず釣れないなぁルクサリオンはー!」


ガブリエルとミカエルがまたしても話していた。


ガブリエル「姉様、姉様。ザフラ殿がとんでもなく強いって本当??」


ミカエル「厳密にいうとちょっと違うわね、」

「あの人は、99戦士全て能力値を以上なまでに挙げられる。ただ制約にあるらしい。」

「まぁ私たちを含めた全ての世界で、最強の武力国家だからね。」


ガブリエル「姉さんとどっちが強い?」


ミカエル「単純な力比べだったら、アスモデウスと同格と言われてるカウィーには勝てないかもしれないね。」


ガブリエル「姉さんって意外と女の子なんだね。」


ミカエルが音速でガブリエルの太ももをつねった。


国としては最後のアカデフィアより

七賢人「アリストロス」殿。

七賢人「ヘラクレイオン」殿。

七賢人「ニエル」殿。


ボコボコのガブリエルがミカエルに話しかける。


「ねえさまねえさま!ニエルさんだ!初めて見たけどやっぱカッコいいよねー!?」


ミカエル「もううるさい。」


ガブリエル「だって、自分の領域に強制的に入れて、後はひたすら肉弾戦ってすごいよね!?」

「ヘラクレイオンさんは、カウィーさんとかアスモデウスと同格っていうし!一回旅行に行って見たーーい!」


ミカエルが痺れを切らし、音速でガブリエルの口を縫った。


「そして最後であるな。」

セフィロトの操作者「レイ」殿。


レイ「...うん。」


ミカエルがガブリエルをグッと睨んでいる。


以上で各国紹介とする!!。


「では早速だがこの度、我が国はボイド災害に見舞われた。各国にも多大な迷惑を.....」


経緯の説明1時間ほどが続き、最後に重要な一言を告げる。


「そして最後になるが、2本目の槍と2人目の管理者が現れた。」


各国がざわめく中、ルクサリオンが名前を告げた。


「名をアレク・ギジ・ラシス・クラトス。」

「槍は周知の通り「カオスピア」である。」


各国はさらにざわめいた。


すると1人の白髪の少年が興奮した様子で円卓に前のめりになって言った。


「あの生命エネルギーはお前かあ!」


「雑魚どもを殺戮するのはどうだった!?さぞ気持ちよかっただろう!人間もスメルトもネクロイも全部そうだ!自分の欲を満たす人間どもに、気色の悪い侵略者!!殺すのは気持ちがいいよなあ……?」


アレクは鋭い目で無言を貫く。


ケノール三柱ナヘマがイライラした口調でニヒルに言葉を放った。


「少し黙りな、クソガキ……」


ナヘマは立て続けにルクサリオンに視線を向けた。


「ルクサリオン国王。あなたたちの国の被害もきっと甚大だった事でしょう。ですが各国も飛び火しておりますが、どうお考えですか?」


ミカエルが割って入った。


「ナヘマ!陛下はそのことをひどく心配しておられるのだ!口を慎め!」


少し興奮気味のミカエルにナヘマが油を注いだ。


「おおこれはミカエル!生きていたのか!死んでしまえばよかったのになぁ?」


ミカエルは怒りを露わにする。


「ナヘマ、なんのつもりだ?」


ナヘマは笑みを浮かべて言った。


「だって貴様、創造主様に創っていただいた時より半分も力がないじゃないか。笑」


ミカエル「黙れ。貴様には関係ない。」


「あぁそう…関係ない、ね。キャハハ! 関係大アリだろ、アホ天使! 最高戦力のお前がその程度の力なら、アスモデウスは愚か、マステマもいなくていい。お前の国を今すぐに潰してやろうかぁ?あー?」


ミカエルは冷静に警告する。

「貴様…宣戦布告と捉えられるぞ…?」


ナヘマは挑発的に笑う。

「あぁそうとも、やろうじゃないか。」


緊張が最高潮に達したその時――円卓の中心にユディーがひょこっと飛び出した。


「ほーーいい!!!っと!!」


アレクは死ぬほど焦った。


アレク「お、おい!バカ猫!あ、あ、その、...!」


ユディーは胸にある紫色の宝石のようなものを中心に丸まった。

すると眩いほどの光と共に、嵐のようなほど生命エネルギーが噴き出した。


そのエネルギーは世界中に一瞬で届いた。


アレクが、一瞬意識を飛ばされると次の瞬間には...


紫色の長髪、青と赤のオッドアイ、まるで太陽のような暖かい光のオーラ。


全世界で1人を除き、すべての民、守護者、そして天使たちがその人物に向けてすぐに膝をつき頭を深く下げた。


そう、「四大天使、ケノール三柱、十戒、99戦士の創造主。兼初代世界管理者、兼クラティス国王祖先、兼ケノール虚無国家初代皇帝ケノールの師匠。」


そして300年以上前に起きた大災害ファーストエンドを止め、エスカトン・ネクロイを封印した、神の如く伝説の英雄


「ユーディス・リリアス・クラトス」その人である。



「全く騒がしいなぁー!」ユーディスの声にたった1人反応できる人物がいた。


レイ「...久しぶり、ユーディス。...どうしたの?」


ユーディス「おっ!レイ!久しぶりだねー!

いやー僕の子供達が喧嘩するからさー、止めに来たってわけよ〜」


そして厳格なオーラを出しつつも言った事は至ってシンプルであった。


1つ管理者の育成。

2つ操作者の安全確保

3つ各国の戦争の禁止

4つユーディスの間による1ヶ月後のボイドに備える事


そしてユーディスが軽々しく、各国にとってとてつもなく重要な言葉を放った。


「あー因みに!最重要の2番と、次に重要な3番を破った瞬間、守護者を動かすからー!。」


ざわめく各国。


守護者(セフィロスとも言う)は容姿がユーディスそっくりで、1体で一つの国の総戦力分の力を持っているという。


そして守護者は合計5体存在し、それぞれ各国境付近に配置されていると伝えられ、戦争の抑止力とセフィロトとレイの護衛をしている存在である。


全ての守護者を足しておおよそユーディスと同等の力になると推測されている。


「んじゃそんな訳だから! 宜しく!!」

「じゃあね、レイ。」


レイはどこか寂しげな様子で答えた。


「.....うん、またね。」


ユーディスは縮小し、ユディーに戻る。


しばらく沈黙が続き、それぞれが元の席に戻った。


そしてナヘマが口を開いた。

「んじゃあアタイらは帰るからな。」


マステマ「いや、待て。」

「各国の協定を結ぶべきだ。」


その意見に各国が賛成し、次のヴォイド災害が来る時までの「期限付き」で協定が結ばれた。


そして会議は幕を閉じ、アレクとニヒルの目が再度交わる。


ニヒル「また会おうね~!」


アレク「……。」


そうしてそれぞれが国に帰ったのである。


続く。

今回もお読みいただき誠にありがとうございます。


ユーディスはどうでしたでしょうか?


できればもっとキャラクターの描写を入れたいのですが、長くなりすぎてしまうのでだいぶ端的になってしまいました。


あとはこれから「あとがき」はガブリエルちゃんにお願いしようかと思ってます。


まえがきに各キャラの紹介なんかもいいのかなぁー。


なにがアイディアがあれば気軽に教えてください。


それでは皆さん次回またお会いしましょう。

ありがとうございました。


アン・ヒデ

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