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4話 絶対に諦めない。私はアイドルになるんだ。

4話 私は諦めない。絶対にアイドルになるんだ



春雪かおるが初めて朝起きて叫んだ日、アイドルは学校を休んだ。



そのアイドルは普段学校と芸能活動を両立しながら頑張っていたがその日は人気になるにつれて芸能活動も忙しくなり学校を休んだ。



アイドルは学校や友達にも芸能活動の事は内緒にしていた。



何故かというと世間にバレることが原因で友人にも迷惑をかける可能性が万が一にもあったからだ。



そして芸能活動の時は顔をメイクで変え髪型もヅラを使い、学校ではありのままで通学して身バレを防いだ。


通学時は髪をいつも黒髪にして努力した。


そんなかいもありアイドルは一度も世間にバレることなく芸能活動を進める事ができた。



だが、友人や親友にも芸能活動のことを黙っていたという事は相談する相手が芸能会社だけだったと言う事。



しかし、心を許せる友人や親友にも相談出来なかったそのアイドルは全てを自分で解決するしかなかった。



そしてある動画のコメントでそのアイドルは心に大きな傷を抱く。



だが普段そのアイドルは誹謗中傷は気にしなかった。



寧ろアンチのコメントは自分自身に足りない部分を指摘し、成長に繋がるコメントもあるからだ。



また動画改善にも繋がることもある。



だがそんな強い心を持っていたアイドルでも今回のことは余りにも衝撃的なものだった。



その内容は‥‥‥‥



またその時にコメントを見たアイドルは衝撃的な内容とともに唇を噛み締めた。



そのコメントをした人物はアイドルがよく知る人物だった。



しかしそのことが原因で唇を噛み締めた。



場面は春雪かおるにかわる。



そして春雪かおるはその日から毎日何かしらそのアイドルの夢を見ることになり逆に悩み始めた。



夢の内容は君が泣く夢、怒る夢、笑っている夢、楽しんでいる夢、料理する夢、趣味に没頭する夢、芸能会社とある内容を話す夢。



春雪かおるはもう何がなんだかわからなくなってもしや違う人物ではないかとさえ思い初めていた。



だが寝る度に君に関係する何かを夢で見るかおるは自分がそのアイドルを気になっているからとだんだん錯覚していた。



しかし本当の真実は君を‥‥‥



そしてそのたった一つの言葉やコメントで君を救う事が出来たかもしれない。



その内容は‥‥‥



それから数日後そのアイドルはいつも通り笑顔で周りを元気にする配信をしていた。



そんな君にリスナーも元気を貰っていたしアンチコメントはほとんどなかった。



実はあったかもしれないが私は気にしなかった。



だって動画には元気な姿しかわからなかったから。  



それにコメントを隠す機能もある。



しかし君の胸の内は夢で見ていたのにも関わらず‥‥



そして数週間後春雪かおるはスーパーで親友の父親の件を知り深く自分に絶望する。



いつも通りに見えた親友は私の前では笑顔だったから。



そのことがきっかけでかおるは周囲の表情をよく観察しその人の心情を出来るだけ読み取ろうと努力した。



そして自分に絶望したかおるはスーパーで親友の母親に会ったその日にアイドルの過去の動画を見た。



そしてそのアイドルと親友が重なる部分に気づいた。



それはいつも笑顔で周りに気遣うところだった。



私はもしかしたらそのアイドルに何か勘違いをしている事に気づいた。



だがまだその時は具体的なことはわからなかった。



またそのアイドルもあの日から変わった。



私を馬鹿にした人達、そしてみんなを見返す為にアイドルになった。


そしてどんな事でも諦めない様にしていた。



でもその目標はあの日から変わった。



その目標の内容は‥‥‥



そしてかおるは時間が空く限りそのアイドルの過去の動画を見返した。



するとある動画の内容でコメントに出来るだけ返事をするコーナーがあり、あるコメントにだけ君は一瞬間が空いた。



以前の私なら見逃して気づかなかったがそのアイドルの表情が笑顔から一瞬だけ真顔になり唇を噛み締めた。



そしてそのコメントにすぐ笑顔で返事をした。



そのコメントの内容は一見したら普通のコメントだった。



しかし君は唇を噛み締めた。



何故だと思ってもう一度そのコメントを見た時かおるは少しわかった。



そのコメントの内容は‥‥‥‥



そしてそのアイドルの返事はこうだった。



「私は辞めたいと思った事もあります。」



「だけど‥ある人が辞めるな。」



「絶対に有名にすると言ってくれました。」



「だからその人やお世話になった人達に恩返ししなくてはなりません。」



「リスナー達も含めて」



笑顔で返事した君だったがそのコメントの本質的なものの返答とは少し違ったものに私は感じた。



もしそうだったら何故一瞬間が空き、唇を噛み締めたのか?



謎だった。



しかしまだ私にはそのコメントの本質が理解出来なかった。



そして私は気になったまま、そして親友の件で落ち込んだまま明日の用意をして寝た。



いつも通りにまた君の夢を見た。



しかし普段の夢とは違いその夢を見たかおるは次の日から本格的に動き出す。



その夢の内容は数年後スーツを着た私はパソコンで君を見た時に私も君も別人の様に変わってしまった夢だったからだ。

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