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3話 君は太陽みたいな存在だった。

3話  君は太陽みたいな存在だった。



朝起きた時に私はびっくりした。


初めて朝起きる時に叫んだからだ。


しかし起きてから少し時間が経つと叫んだ内容を忘れていた。


そして私自身もあまり気にしなくなった。


ただこえが両親の部屋まで聞こえてたみたいで心配して部屋まで来てくれた。



「どうした」


「何かあったのか?」



母親は心配してかおるのベットの前で言った。 



「大丈夫」


「寝起きでつい叫んでしまっただけ」



かおるは両親に心配をかけない様に伝えた。



「‥‥‥何かあれば相談しろ」



ただ父親はかおるがいつもと違う何かに気づいていた。


それが思春期なのか、もしかしたらあの‥‥


父親は考えがあったがそれを隠した。



「うん。わかった。」


「何もないよ」



かおるは少し困った顔で両親に返事をした。



「あ、やばい。」


「はやく朝ご飯食べて学校に行かないと。」



慌ててかおるは立ち上がる。


しかしその時だった。


「う‥。」


かおるは立ちあがろうとした時に一瞬ふらっとして頭を手で抑えた。


そしてその時にあのアイドルに似た人物と泣いていたあのアイドル2人が脳裏によぎった。


その場で頭を抑えたかおるを両親は見て心配になりすぐに駆け寄った。


その時かおるは両親の前で無意識に目から大粒の涙を流した。


両親はそんなかおるを見て心配になり今日は学校を休めと言った。


「大丈夫。大丈夫。」


「何か最近ある夢を見てから、あ!」


「なんでもない、なんでもない。」


「そんなことより学校に遅れる。お母さん。お父さん」



あのことは両親には言わないでおこうと思っていたが、たまらず言いそうになった。


「うーん。」

母親はかおるを休ませるか迷っていたが、父親が今日は車で学校まで送ると言った。


かおるはラッキーと思いながら、親友と友達に先に学校に行っててと伝えた。


しかしかおるはその時一瞬脳裏によぎって泣いていたアイドルとそのアイドルに似た人物が同一人物ではないかと思った。


何故なら年齢が少し違うと考えたら似てるのも頷けるとかおるは思ったからだ。


だけどそれはただの妄想だとかおるは思うようにした。


それに学校まで送ってくれるといっても朝は両親ともども仕事で忙しい為考える余裕がそこまでなかった。


だがかおるはこの日のことをまた未来で大きく後悔することになる。


なぜなら一瞬脳裏に浮かんだあの泣いていたアイドルと年が若干違うアイドルが同一人物だったらそれは余りにもかおるにとって残酷なことだった。


その理由の一つが泣いていたあのアイドルと対称的に若干年齢が違うそのアイドルは笑顔で笑っていたからだ。


笑顔で笑っていたら普通の人は大丈夫と思うだろう。


しかしそれは数年後の未来で知ることになる。


かおるはまた心から泣くことになる。


その笑顔で笑っているアイドルの目の前で‥‥


そして父親に学校まで送ってもらったかおる。


父親は何度も何かあれば相談しろと車から降りる時も言ってくれた。


実は父親も昔に‥‥

 


「大丈夫だって。お父さん。」


「別に何も問題ないよ」


「心配しすぎ。」



かおるは心配する父親に返事をして車の扉を閉めた。


父親はそのまま少し考えた後仕事先に向かった。


そしてかおるは学校のクラスまで向かいいつも通り授業を終え部活動に励んだ。


一方脳裏に浮かんだあの泣いていたアイドルはその日学校を休み部屋の中で唇を噛み締めていた。


そしてまた笑顔で周りに元気を与えていた。


かおるは初めて帰宅した後宿題よりもあのアイドルの動画を見た。


そして私は安心した。


いつも通り太陽みたいに笑顔で周りに明るく元気を与え、面白い動画をアップロードしていたから‥


だって私にはその時元気そうにみえたから。


でも君はこの日から少しずつ‥‥‥‥


‥‥‥‥‥‥



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