国《中央》
このお話に出てくる世界地図の主な国について解説しています。
物語中に出て来る内容ですが、先に知っておきたい、世界観に入りやすくしたいという方はよろしければご参考にどうぞ。
この章では、主な舞台東極、そしてその北にある国リベルテについて書いています。
【東極】
世界地図の中央にある小さな国。北区、南区、西区、東区、中央区の五区に別れており、それぞれに“区長”と呼ばれる代表者が一人いる。中央区以外はあまり発展しておらず、北と東の過疎化が顕著。華宮、プレーゼとは徒歩で移動出来る。名前は漢字で名字・名前。モチーフは日本。
《施設等》
・中央区
ビル群が建ち並ぶ近代的な都市。他区に比べて科学技術が発展している。
国立中央病院=国内最大級の病院。外国人医師を呼ぶことによって設備を強化している。
審議場=裁判所のようなもの。審議長以外の役職持ちはいない。意見を持つ国民が追及側と擁護側に分かれて話し合う審議形式。証拠や資料さえちゃんとしていれば意見を自由に発言できる。容疑者にどの程度の罰を与えるかは最終的には最高審議長が決める。
国会議事堂=国の方針を決める会議が行われる場所。五区長、病院長、最高審議長、警察局長が集まって会議する。
警察局=警視庁のようなもの。国の治安を維持する組織。依頼があれば各地に局員を派遣する。緊急の依頼に応える消防部や救急部などは各地に支部がある。
・北区
自然豊かで、小さな村がいくつか点在している。
交易所=リベルテとの交易をする施設。最北端にあるため寒く、人手不足気味。
・南区
漁業が盛んな港町。人は多いが大半が漁師。
桟橋地区=漁業を行うための桟橋が腐るほどあることで有名な地区。ほぼ全ての店がこの辺りに密集している。
・西区
華宮との連絡橋があるためか少々華宮かぶれ。治安は東極内で最も悪い。ナイトタウン。
娼館街=妓楼、キャバクラから娼館、男娼館からホストクラブまでありとあらゆるジャンルの”そういった店”が集まる街。西区の大半を占める。
華宮国境管理所=華宮との国境である連絡橋を整備・管理する施設。
・東区
ほとんど人がいない。集落は一応あるがかなり閉鎖的。プレーゼとの国境がある。
国境管理所=中央区が置いている、プレーゼからの入国者を確認するための施設。友好国であるプレーゼの検問がしっかりしているためほとんど使われない。
黙認の花園=プレーゼの国境を越えるだけの金がない商人が利用している非正規の国境門及び、その前に広がる広大な花畑のこと。基本的に林道を通って華宮に行く商人が多く、東極には益も不利益ももたらさないため黙認している。
【リベルテ】
東極の北にある巨大な島国。国土の大半が凍り、年中雪が降っている雪国でもある。漁業が盛んで、それを主な収入源にしている。日があまり当たらないため、国民の肌は白い。貴族制度はないが、広大な土地を持つ金持ちは一定数存在する。ルトランという動物に乗って移動する。寒すぎて観光客が全く来ないため一人でも来たらお祭り騒ぎである。また、南寄りの土地が住みやすいため地価が高い。元々東極とは陸続きだったという。
名前は名前・(装飾名等・)名字。
《施設等》
リベルテ治安維持局=東極で言うところの警察官。
交易所=東極との交易を管理している場所。