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闇の中の真実を探して~第9話

敢えて記載せず。次回投稿をお楽しみに

「上杉…。社主との約束は8時…。そろそろ時間だ…。出向くか。」「そうですね…。」「みんな上杉と出掛けてくる。社主の呼び出しだ。何かあれば連絡してくれ。采配は筆頭副部長に委託しておく。何時も通りに…。」


エレベーターで最上階に。秘書室に挨拶して、内田と上杉は社主室に案内された。


「では両君出かけるとするか…。ワシは二人と出掛ける。場所は夕月、何時も小料理屋だ。御茶漬けを食べてくる…。」「畏まりました社主…。戻られる時間は何時も通りでしょうか?」「そうだ一時間で戻る。」


エレベーターで最上階から地下の駐車場に降り、社主専用車で5分ほどの小料理屋夕月に向かった。


「上杉君…。君と御茶漬けを食える日を私は楽しみにしていた。」「社主…。光栄です。」「姪の由加も呼んである。ぼやいておったぞ由加は…。見事な程に家財道具のない部屋…。あれでよく暮らせると(笑)。」「恐縮です社主…。男寡婦、記者は外食が多い仕事…。転勤も多い。私の場合には島流しの地方勤務もありましたので…。出来るだけ身軽にと…。(笑)」


「それではいかん…。人間はまず健康第一…。いい記事を書くには、それにまず気をつけなければならん。だから男寡婦を卒業してもらった。姪の希望もあった故に…。家内を亡くして妻の有り難さが判った。俺は上杉…。姪を大切にしろとは言わないが…。情を持って家政婦のつもりで最低額接してくれ…。これは一人の伯父としての老人の願いだ。」「判りました社主。」


専用車は小料理屋夕月の前に横付けされた。「行こうか両君…。」


「女将…。何時ものやつを3人分頼む。」「いらっしゃいませ鎌田様。お連れ様が既におみえですが…。」「では4つにしてくれたまえ。」「畏まりました…。」女将は一同に挨拶して注文を板場に伝えに行った。3人は予約した二階の奥の座敷部屋にあがった。


「待たせたかな?由加。」「いいえ伯父様…。内田部長上杉さん。相席致しますので…。」「相席か…。済まぬな由加。ワシと内田は余分だろうが(笑)…。」「いいえ伯父様…。私こそ余分です。どうぞ私を石と思いお話を…。」「上杉…。由加は、こんな女だ。記者の奥方には適任であろうが…。」「社主…。本人を目の前に僕は…。同期のマドンナですから…。」「上杉さん。マドンナも既に乳母桜です…。家政婦代わりに置いてください。住まいは私の自宅の方になりますが(笑)。」「貴女が家政婦なら僕は家政婦の警備員になります…。些か頼りないでしょうが…。(笑)」


「失礼致します。御注文の品を御持ち致しました。」女将と中居が御茶漬けを運んできた。


「さあ遠慮なくやってくれ…。遠慮するほどのものではないだろうが、夕月の御茶漬けは絶品だ。箸をつけながら話をしよう?…。」

敢えて記載せず。次回投稿をお楽しみに。




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