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「鬼畜と幼女」  作者: 夢来鳥
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鬼畜と幼女の【考え】


一日中、翔介(しょうすけ)はイライラしていた。

昼になり友人の浪葉(なみは) (ゆう)と屋上へ向かう。


「ったく、なんなんだよあいつ。」

「あはっ、なーに怒ってんの?翔ちゃんがイラつくなんで気持ち悪い(笑)」


優はニコッとしながらパンをたべる。


「優、気持ち悪いは酷くないか?」

「へ?なんでぇ?」


きょとんとして優は翔介を見た。


「なんでって…俺だって人間なんだからイラつくことぐらいあるわ。お前だってあるだろう?」

「んー?ぜーんぜんないっ。」


なんなんだろうこいつは。


「あのぉ…」


後ろから小さな声が聞こえた。


「あっ、なんだっけぇ?まき…まき?ま…きぃ…。」

「川巻 友梨。何か用かな?」


翔介は少し声を張って言った。


「さっきはごめんなさい。なにか気に触るようなことをしたみたいで。あの、それで…。」


友梨はまだ続けてなにかを言おうとしていたが翔介はさえぎって言う。


「…別に気にしてないから謝らないでいいよ。」

「うっわあ。(とも)きゅんあんね、こいつ嘘ついてるよ。ずっとイライラしてて気持ち悪いんやよ。そんなことより身長、すっごいちーこいね。可愛い!」


優は友梨に親しく話しかけながら抱きついた。


「すいません。今からまた怒らせてしまいます。」


優のことはなにも気にせず友梨は俯いて言った。

そして真っ直ぐに翔介をみて口を開く。


「ごめんなさい。これがほんとの私です。自分がどんな状況だろうと友達を優先してしまう。私に対して心配なんて気持ちを抱かないで欲しい。そう思って生きていますし、それが癖のようになっています。…あなたこそその顔やめたほうがいいのでは?失礼します。」


そう言い残し屋上から出ていく。優は友梨から離れ手を振る。


「ばぁーいばいっ。またね友きゅん。」

「はい、また機会がありましたら。」


友梨は軽くお辞儀をしてドアを閉めた。


「友きゅん面白いねぇ。僕以来じゃない?翔ちゃんにこんなこと言ったの。」


にぱぁと優は笑った。


「そう…だな。」


翔介は怒りを忘れていた。


今回は新キャラ「優くん」が出ました!

こういうキャラ大好物ww

閲覧ありがとうございます( ^ω^ )

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