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短篇

失恋

作者: 不知火 初子
掲載日:2015/03/20

夜、寝る前に。


声を殺して泣いてしまった日には。


探していた君の姿が無くて。


もう忘れたはずだと、自答して眼を瞑る。


その瞳から溢れた涙。


頬を伝う冷たさを無視して。


明日への期待で頭を埋める。


だけど、独りになった頃から。


毎日を過ごすのも億劫で。


何に対しても行動力を発揮できない。


毎日が色褪せた景色のまま。


心のどこかで、リトライ望んでる。


また君に逢えたなら。


また君を想えたなら。


また君と話せたなら。


今の私には勿体無いくらい。


幸せなことなんだ。


君と会っていたあの頃の私に。


会えるだけで幸せなことなんだ。


話せるだけで幸せなことなんだ。


傍に居られるだけで。


君を想えるだけで。


充分、幸せなことなんだ、と。


説教してやりたいくらいだ。


はっきり言おう。


後悔しています。


もっと2人、意思疎通を図るべきだった。


もっと2人、真剣になるべきだった。


もっと2人、相手を見るべきだった。


もし、あの日に戻れるなら。


もし、君も私と同じ様に想ってくれるなら。


もう、叶わない空想上の馴れ合い。


もう、戻らない2人の関係。


どうしたら、この心から解放される?


どうしたら、君を忘れられる?


どうしたら、どうしたら。


さようなら。


さようなら、しましょう。


この心とも、君とも。


さようなら。


その一言でした。

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