第三話 黒いナニカ
俺はAブロックか…あやめは、Bブロック…。
〜なんやかんやでAブロック準決勝〜
輝羅「なんかめっちゃ飛んだ気がする。」
あやめ「何を言ってるんだ?」
輝羅「いや、何でも無い。じゃあ行ってくる。」
あやめ「頑張ってね!」
輝羅「…」
ストンッ
?「あなたが次の対戦相手ですか?」
輝羅「そうだが。」
?「Sランクとやれるなんて…光栄だなぁ。あっ、白上フブキって言います!」
輝羅「…」
Aランク…白上フブキか…
見た限りだと氷炎を使う感じの能力…
でも油断はしない。
準決勝…開始っ!!
輝羅「…出てこい。白月。」
フブキ「今日もよろしくね、雪華刀。」
俺の能力は…ぶっちゃければ何でもできる。
もちろんデメリットもあるが…そこまで大きい訳では無い。
まぁ俺の想像力が大切になってくるわけだが…
俺はこの世界の四力すべてが使える。
魔力、妖力、呪力、神力。
輝羅「魔力…開放。」
フブキ「!」
輝羅「纏え、焔。」
焔の五剣ノ一【焔雲】
ガキンッ!!
フブキ「クッ…」
受けられたか…相性の問題か?
まだできるだけ他の力は使いたくない…
輝羅「!」
なにか来る…
何だこの黒いのは…?アイツからか?
フブキ?「こんなに早く出なきゃいけないのか…めんどくせぇな。」
輝羅「…」
Aランクの強さじゃねぇな…これは。
フブキ?「あたしはフブキほど優しくないんだ…しっかり受けろよ。じゃないと…死ぬぞ。」
来る…!
フブキ?「シッ!!」ブンッ
輝羅「っ!」サッ
速い…一瞬でも気を抜いたら本気で殺られる…
髪の色も変わった…戦闘スタイルまで違うのか…?
輝羅「帰れ、白月。」
行くぞ…さてどう来るk
フブキ?「考えてる暇はないぜ?」ブンッゴッブォン!
輝羅「チィ…」サッカスッゴッ
ズザザザザッ
輝羅「いてぇな…」
呪力で防御をさらに固くしてんのにこの力かよ…
フブキ?「おい。」
輝羅「なんだ?」
フブキ?「お前は…何者だ?」
輝羅「…」
あの一瞬の呪力を感じ取ったのか?
フブキ?「なぜ魔力も使えて呪力も使えるんだ?そしてお前は人間か?」
輝羅「俺は人間だよ。あと俺もお前が何者か知りたい。」
フブキ?「…これが終わったら教えてやるよ。」
ゴォォォ
輝羅「…オーラか。」
フブキ『結合。』
輝羅「!?」
2つの声!?結合まで出来るのかよ…!
俺が唯一出来ない『結合』。
2つの人格を持ち合わせその人格と心を通じ合わせないと出来ない…それが結合。
輝羅「厄介だな…」
前の体で結合を使えるやつとは対峙したことはある…一方的にボコボコにされたが…
でも、今は違う。
輝羅「来いよ…相手になってやる。」
フブキ(結合)『お言葉に甘えて。』シュンッ
輝羅「妖力…開放。」
神力は…まだ使いたくない。
一番強い力だが…暴走したら手を付けられなくなる。
輝羅「憑依・鬼。」
これはあやめの能力を模した鬼だ。
そして…
輝羅「鬼化。」
ガンッ!
フブキ(結合)『なっ!』
輝羅「第二ラウンドだ。結合者。」