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第18話 ミノタウロス族の後継者争い



ミノタウロス族が住むところまで歩き続ける一行



現在は荒野を進み 魔物を倒しながら順調に旅を続けていた



ベルクス「ミノタウロス族の住処までどれくらいか分かるか?」



ユウマ「そうですね~ この荒野を抜ければ 川があると言う情報なので あと1日はかかるかと・・・」



スラミン「かわ があるといるの~?」



アロード「川の近くに住むのにはメリットがある

水の調達が出来るだけでなく 川魚もいる 食糧も調達出来るし 川はそれだけ生活に必要な要素がたくさんある

だから近くに家を建てることもよくあることだ」



スラミン「へぇー・・・」



「絶対 理解してないな」アロードは思った



セレスティア「でも この荒野もミノタウロス族の縄張りではないでしょうか?」



アマネ「突然 うわー!と襲いかかったりしてのお

まあ そんな単純な脅かしは・・・」



?「ウワーーーー!!」



アマネ「あぎゃああああああああ!!」



ザッ! カチャ! 皆が距離を取り 戦闘態勢に入る



ドス ドス と足音を立てて 斧を持ったミノタウロス族の男たちがゾロゾロ現れた



アマネ「はぁ・・・はぁ・・・心臓が止まると思ったのじゃ」



ベルクス「ミノタウロス族だな」



人間の身長よりもデカく 牛の頭に筋肉モリモリの巨漢たちだった



ミノタウロスA「なんで人間なんかがいるんだ?

死にでも来たのか?」



ミノタウロスB「それよりも身ぐるみ置いてけ!

金になるようなもんは全部出せ!」



ミノタウロスC「じゃねーと ぶっ殺すぞ!」



この者たちはどうやら強盗をする輩だった



アロード「海賊から奪おうなんて命知らずだな」

海賊魂に火が点く



セレスティア「悪党は懲らしめましょう!」

正義感に火が点く



グラディス「ご褒美欲しい・・・斬る」

ご褒美が欲しくて火が点く



三者三様ように前に出る



ミノタウロスA「やんのか!?」



ミノタウロスB「馬女 脱ぐなら許してやる!」



ミノタウロスC「ぶっ殺してやる!」




バーン!と銃をぶっぱなし



ドガッ!とランスで一突き



ザンッ!と剣で斬り捨てる



ミノタウロスA「うがっ!」



ミノタウロスB「ふぐっ!」



ミノタウロスC「がはっ!」



3人とも一撃でダウンする 殺してはいない




ざわざわ ざわざわ と他のミノタウロス族が騒ぎ出す



アマネ「ふっふっふっ (わらわ)たちの恐ろしさを知ってビビっておるわ!」



スラミン「アマネのほうがビビってたよ~」





ミノタウロスD「こ、こいつらただ者じゃねー!」



ミノタウロスE「やべーぞ! 強ぇぞ!」



ミノタウロスF「に、逃げろ! 退却だ!」




強盗をしようとしたミノタウロスたちはあまりの強さにビビって退却する



アマネ「なんじゃったんじゃ・・・」



ユウマ「3人があまりにも強くて逃げた感じですね・・・」



ベルクス「・・・とりあえず 前に進もう」




強盗ミノタウロスが去り ベルクス一行は先に進む



荒野を抜け 川を見つけ ミノタウロスの住処を探す



すると 前から ドス ドス ドス と足音が聞こえてきた



ベルクス「またか」



目の前に再びミノタウロス族が現れる



だが さっきのミノタウロス族とは何か違った



ミノタウロスG「人間だ! それに他にも」



ミノタウロスH「珍しいなぁ 旅の方だな」



ミノタウロスI「おれたちのところに寄ってくるかい?」



さっきとは違い 友好的な雰囲気だった



アマネ「おぬしたちは強盗まがいのことをしないんじゃな?」



ミノタウロスG「強盗? まさかケンリガム一味か・・・」



ミノタウロスH「そうだろうな・・・あいつら 金のことしか考えてないからなぁ」



ミノタウロスI「そりゃあ 悪かったな けど おれたちはそんなことしない ギムディンからやめるように言われてるからな」




ユウマ「ここはどうやら派閥争いが起きているみたいです」

小声で耳打ちする



ミノタウロス族に入っていいと許可をもらい

住処にお邪魔する



まずは 族長への挨拶を行うことに・・・

部屋に案内され 族長と対面する



族長「これは これは 面白い旅の方々じゃ・・・しかも 人間族の方が多いとは驚きました」



ミノタウロス族の族長はかなりの高齢で髭も伸び 筋肉質な体よりも痩せている感じの長老だった



事情や魔物 魔族の凶暴化について 質問してみるが 残念ながらミノタウロス族の近辺では問題は起きていないとのこと



それより 今は次の族長を決めることに 頭を悩ませているという・・・



次期族長候補は2人いて 「ギムディン」と「ケンリガム」という



「ギムディン」は温厚派で争いは好まない

貧困なミノタウロス族でも狩りをして生きていけると考えている性格の持ち主らしい



「ケンリガム」は過激派で商人を襲って金を強奪している噂がある 弱肉強食の世界だからこそ 力がすべての実力主義者の性格 それゆえに部下も多い



ミノタウロス族の未来の族長となる者はどちらがいいのか


現 族長の権限で指名することもできるが それが無ければ

一対一の決闘で勝者が次の族長になる習わしだった



ベルクス「強い者が上に立つ まさに弱肉強食だな」



話していると族長の部屋に誰か来る



普通のミノタウロスよりデカく 角も長くて 腰には大きい斧を装備していた まるでボスみたいなミノタウロスが現れる



一瞬 皆 凍りつく



?「お話中 失礼するだぁ どうか おらも混ぜてほしいだぁ」



容姿は威厳ある者だが 話し方は訛りがある人だった



族長の左後ろに座る



セレスティア「あのーこの方は?」

族長に質問してみる



?「おっと! すまねーな 自己紹介を忘れていただぁ

おらは『ギムディン』ってんだぁ」



アロード「次期族長候補の!?」



ギムディン「ああ 恥ずかしいがぁ そう言われてんだぁ」



だが 皆が納得する デカくて ゴツくて 見た目はボス感漂うミノタウロスだからだ



ギムディン「おらは話を聞きに来ただけだぁ どうぞ続けてくれやい」



ちょっと 話しづらい空気になったが ベルクスたちはこれまでの事を詳細に話し 仇のこと レオゴルドの徴兵についてのことを話した




族長「仇のことは残念ながらわかりませぬ・・・」



ベルクス「そうか・・・」



族長「ですが 徴兵をかけられたのはあります」



アマネ「じゃあ 娘は?」



族長「娘はいないから縁談は無かった だが 多額のお金を用意すると約束して 兵に加わることは決めた」



ベルクス「やはり貧困を分かった上で金で釣る作戦か」



ギムディン「断れば 何をされるか 分からないから従うしかなかっただぁ」



アロード「確かにな~」



ユウマ「あと 僕たちが荒野を歩いていたら 謎のミノタウロス族の集団に強盗のように脅されました あれは一体?」



ドス!ドス!と入り口から足音がした

みんなが後ろを振り向くと・・・



ギムディンと同じようなガタイと角を生やしたボスミノタウロスが現れた



?「おい!なんでクソ人間がいるんだよ」



ギムディン「この方々は旅人だぁ おらたちと争いに来たわけじゃねー!」



?「テメーに聞いてねーよ! ギムディン・・・

何しに来やがったクソ人間ども」



ベルクスは正座から立ち上がり もう1人ボスみたいなミノタウロスを見る



ベルクス「お前がケンリガムだな・・・」



ケンリガム「ああ そうだが クソ人間」



ベルクス「お前の部下が荒野で俺たちに強盗をしようとした 今回は許してやるが 次はないと伝えろ」



ケンリガム「証拠でもあんのかよ?」



ベルクス「今は無いが 次は部下の頭を持ってくるとしよう それに風の噂でケンリガム一味は金しか興味がないと聞いた

証拠が無くても 襲われた事実がある ただそれだけだ・・・」



ケンリガム「けっ!なんだそりゃ! だからなんだって・・・」



シャキーン!と【斬鬼丸】を抜き ケンリガムの喉元で寸止めする



ベルクス「黙れ・・・お前と話しに来たわけではない

失せろ!」



ケンリガム「わ、分かったよ クソ人間・・・」



そういうとケンリガムは族長の家から出ていった



ベルクスも刀を納め 座る



アマネ「あやつを次の族長にするつもりかえ?」



スラミン「なんかわるいひとにみえたよ~」



族長「確かに素行は悪いが 強い者が上に立つ 代々ミノタウロス族はそうしてきた伝統があるのだ

それにケンリガムを慕う部下もたくさんいる ゆえに候補に上がったのだ

ワシが一方的にギムディンを族長に決めてもケンリガムたちは認めないじゃろうな・・・」



ユウマ「では やはり決闘になると・・・」



族長「そうなる じゃが ギムディンは一度もケンリガムに勝ったことがないんじゃ」



アロード「じゃあ ケンリガムが族長になっちまうじゃねーか!」



セレスティア「そうなれば 強盗しまくりですわ 部族全体を使って」



ギムディン「すまねー おらがもっと強かったら良かったんだが 昔 ケンリガムの角で肩を刺されてから怖くなっちまったんだぁ 情けねーんだぁ」



ベルクス「・・・・・・」



アマネ「今回は助けられそうも・・・」



ベルクス「俺はギムディンに族長になってもらいたい・・・」



アロード「おい・・・まさか また首を突っ込むのか?」



ベルクス「そうなる それにユウマは地図を作らなくてはならない 滞在している間にケンリガムが族長になれば真っ先に狙われる」



ユウマ「・・・決闘の日は決まってるんですか?」



族長「1週間後じゃ」



ユウマ「7日では 地図は未完成に終わりそうですね」



ベルクス「ならば 1週間・・・7日でお前を強くするまでだギムディン!」・・・





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