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第17話 ユウマとグラディス



ミノタウロス族の領地まで歩いているベルクス一行と同行するユウマとグラディス



道中 魔物と遭遇する



イノシシ型の魔物で敵と感じたものに突進してくる

まさに猪突猛進の魔物と出くわす



敵と感じなければ襲ってこないが 一行のトラブルメーカーこと 元 九尾のアマネは「食えるのかのお」と興味本位で妖術札『狐火』で丸焼きにしようとしたが 失敗して現在 ただ1人イノシシに追われていた・・・




アマネ「なんでこうなるじゃー! (わらわ)ばっかり!」



ドドドドドドドドドドドド!と後ろから迫るイノシシから逃げる



ユウマ「アマネさんはいつも大変な目にあっているのですね・・・」

同情してしまう



グラディス「自業自得・・・」



「うん!うん!」と皆がうなずく



アマネ「これー!助けぬか! (わらわ)がやられてもいいのか?」



アロード「マジックポーション飲んで 九尾になったらどうだい?」



アマネ「たわけー! こんな雑魚に使うわけにはいかぬは!」



ユウマ「なんだか かわいそうになってきました

助けます・・・」



飛び出そうとするユウマをベルクスが手を出して 止める



ベルクス「お約束がくるから大丈夫だ」と告げる



やがて アマネはイノシシに()かれる ドーン!と



「ぶっはーー!!」と空に浮いて 数秒後に地面にドテーン!と落ちる



イノシシは満足したのか 鼻息をプシュー!とあげて スッキリした表情で立ち去る



アマネ「お、おのれー イノシシめ! やってくれたのお」



いつものことながら、 なぜか軽症で済むアマネ



ユウマ「アマネさん あのイノシシは食用では無いですよ きっと」



アマネ「食ってみねば 分からぬじゃろが」



グラディス「食い意地 汚い・・・」



アマネ「なんじゃと?」



ベルクス「イノシシの肉は獣臭いし、魔物はもっと食えたものじゃないはずだぞ」



アマネ「(わらわ)も妖怪なんじゃが!」



セレスティア「同族を食べて力をつける気でしたのね」



スラミン「アマネ~あれはおいしくないとおもうよ~」



アマネ「・・・分かったのじゃ すまぬかった・・・」



皆 の説得を受けて アマネは諦めることにした








しかし 道中には襲いかかる魔物もいる



クエーー!と言って クチバシを振り下ろしてくる鳥型の魔物 『アックスピーク』だった



アロード「よっと!」



斧のようなクチバシで攻撃してきて それを避けながら 皆 戦っていた



ズバー! ザンッ! と華麗なる剣技で倒していくグラディス



スラミン「グラディス~すご~い」



ベルクス「負けてられぬな!」



ズババババ! ズバーン!

シャキーン!と納刀して アックスピークを斬り刻む



1人 1体ずつ 倒していたが・・・




アマネ「なんで(わらわ)だけ2体同時に来るのじゃ!」



シュン! シュン! とクチバシが左右交互から突っついてくる



アマネ「助けてくれー! なのじゃー!!」



スラミン「がんばれ~ アマネならできる~」



そこへ飛び出したのは ユウマだった・・・



右腕のバスターガントレットを起動させ 斧のようなクチバシを掴むと 機械の万力でもう一匹のアックスピークにぶつけて さらに地面に叩きつける その衝撃で気絶する



もう一匹は立ち上がり ユウマ目掛けて 少し飛び上がり

渾身のクチバシ落としを喰らわせようとするが ユウマは右腕を腰くらいまで引いて アッパーをする態勢でいた



機械の腕の一部が ガチャン!と変形してキュイーン!ドゴー!とジェット噴射のように火が点火する



ゴゴゴゴゴと力が溜まっていき 噴射口から火がボーッと噴き出す そして アックスピークに強力なアッパーが入る



ユウマ「ジェット!バスター!!」



ドガーーン!! バキ!バキバキ!と斧のクチバシを砕き

ぶっ飛ばしていた・・・



ユウマは小さい身体だが 機械の力を上手く使いこなし

その容姿から思えないほどのパワータイプであった




アックスピークたちを倒し終えたのは 夕暮れ時で 疲労もあることからその場で夜営をすることに・・・



グイグイとユウマの服を引っ張るグラディス



ユウマ「どうしたんですか?」



グラディス「あれは食べられるよ・・・」

指をさしたのは 倒したアックスピークだった



ユウマ「え? 本当ですか?」



グラディス「私の集落では狩って 食べてた」



アマネ「やはり 食べられるやつもいるのではないか」



目を輝かせるアマネ



グラディス「私がさばく・・・」



暗黒大陸出身のグラディスのおかげでアックスピークはキレイに さばかれ 鳥の丸焼きとして調理されていた



最初は魔物を食べるのを遠慮していたみんなだったが

焼いていくと普通の鶏のような鶏肉の香ばしい匂いがしてくる



アロード「アマネ 先に食ってみてくれ その後に俺も食う」



ベルクス「ああ そうしてくれ・・・」



セレスティア「私も・・・」



全員 食べてみたいと思っていた




いい焼き加減になったアックスピークの肉を頬張るアマネ



ピコーン! 「う・・・うまいのじゃ! ジューシーなのじゃ!」



その一言でみんな 興味を持ち かぶり付く はむ! と



ピコーン! とっさに酒を取り出すアロード

ゴクッ ゴクッ ゴクッ と喉を鳴らして飲む



アロード「かあ~!! うめー!! 酒に合うぜ これ!」



セレスティア「本当に魔物のお肉ですか これ? おいしいですわ!」



ベルクス「・・・いけるなぁ」



ユウマ「はむ はむ うん おいしいですね! 焼き加減も最高ですね!」



グラディス「そ、そうかなら良かった・・・」

照れるダークエルフ



スラミン「もぐもぐ おいしいね~」




みんな アックスピークの肉にご満悦だった






「ZZZZZZ」とみんな寝息をたてる



グラディスが夜の番をしていた・・・



耳のいい ダークエルフは全員が寝たことを 寝ている時の吐息を聞き分け 皆 深い眠りについたことを確認すると



ゆっくりと ユウマに近づき 唇に口付けをする

起きるか起きないかギリギリまでキスしては離れ キスするを繰り返す



これがグラディスの日課みたいなものに最近はなっていた



「エッチなのはダメです!」かつて約束したが 寝ている時はすでに唇を奪っていた・・・ ディープもしていた



日に日に 欲情していき いつかは交わってしまうことになるかもしれない・・・

嫌われるかもしれない それでもダークエルフに流れる(よこしま)な血は 少年を求めていた



理性と本能と戦いながら グラディスは今日も愛しい少年に口付けするだけで終わる・・・



だが もし 本能に抗えなくなれば 少年 ユウマの貞操は

ダークエルフの餌食となるだろう・・・












ユウマは起きると顔が真っ赤になっていた



夢を見たのだ・・・



グラディスが自分に迫りキスをしてくる夢を見た



一回ではない何回もしてくる なぜか自分は動けない



声も出せない ただ口付けを繰り返す夢



しかし 感触がすごく本物のように柔らかい唇が何度も当たる夢



どうしよう? 僕は劣情してしまったのか?



前にも同じように口付けする夢を見た



それは一瞬で終わってしまったが 今回は長いし 感触もあった・・・




ユウマはグラディスと目が合う



お互いに頬が赤くなる



ユウマ「お、おはよう・・・」



グラディス「お、おはよう・・・」



2人ともぎこちない感じだった






そんな2人を見つめるスライム




「らぶらぶ~♪」と体の一部を使ってハートマークを作る・・・





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