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第9話 ベルクス VS シンクロウ 第一戦



ゴブリンの村を出発して森を歩く一行



途中 魔物と遭遇するが いつも通りアマネが先に吹き飛ばされたくらいで すぐに魔物は討伐される



アマネ「ま、魔力じゃ!魔力が欲しい!」

切実な願いだった



アマネ「スラミン! 魔力回復薬(マジックポーション)は作れんのか!?」



スラミン「いろんなもの たべたけど つくれな~い」



アマネ「なんとー!!」



アロード「薬草はたくさんあるが 魔力を回復させる原材料の魔鉱石は分解して作るから手間と時間が掛かるんだよ

だからお店でもなかなか無いだろうな・・・


けど スラミンが食べればすぐに作れそうだけどな」



ベルクス「鉱石が見つかるところまで我慢しろ」



アマネ「仕方ないのおー」



話している内に森を抜けて丘が広がり地帯に辿り着く



ここから先はケンタウロスの領地

安全地帯と聞いていたが 魔獣がまた出るかもしれない

気を引きしめて 歩き出す一行












だが 予想外の人物が丘の上に立っていた・・・






「!!?」 ベルクスは【斬鬼丸】を左手に握りしめ

突如 走り出す




スラミン「あ! まって~」



アロード「お、おい! 急にどうした!?」



アマネ「まさかと思うが・・・」





ベルクスはその人物の近くまで来る




その人物は望遠鏡で遠くの方を眺めていた




?「ありゃ ダメそうだな ははは・・・」



そう言うと 望遠鏡をしまう男

左腰には大和(ヤマト)のサムライが使う 刀を持っていた




ベルクス「見つけたぞ! 師範の仇! シンクロウ!!」



シンクロウが振り向き ベルクスたちを見る



シンクロウ「おお! 来たのか 随分と早く海を渡ってきたな」



ベルクス「黙れ! 貴様の言葉を聞きにきたのではない!」

復讐の相手を目の前に怒りでどうにか なりそうだった



スーと【斬鬼丸】を引き抜く



シンクロウ「今 取り込み中でな 後にしてくれねーか?」



ベルクス「黙れと言っているんだ!! 人殺しが!!」



駆け出すベルクス



シンクロウ「やれやれ・・・仕方ないな!」

腰の刀を抜く その刀は紅い刀身だった




アロード「アイツがベルクスの仇か!?」



アマネ「そのようじゃ」




ガキーン! チリチリ!と刃と刃がぶつかり合い 火花を散る



ベルクス「お前だけは! お前だけは!!」



シンクロウ「ふん・・・なんだよ」



ベルクス「殺す!!」



キーン! 両者 後ずさりして 再び 駆け出す




キン! キン! キン! ガキーン! ガキーン!と剣撃を繰り返すベルクスとシンクロウ



シンクロウ「言ったはずだ 活人剣では俺には勝てん」



ベルクス「それでも殺す!!」



ガキーン! ガキーン!



ベルクスが押し始める



ベルクス「ふん!・・・はあっ!」



シンクロウ「ははは・・・怒りは確かに身体を動かす原動力だ だが・・・」



キン!キン!キン!キン!



押し返される



シンクロウ「単調で見切られやすいんだよ」



ガキーン!とベルクスが後ずさりをズザザザ!とする



ベルクス「まだだ!」



タッタッタッタッ!走り シンクロウに挑む



スラミン「ベルクス~怖いよ~どうしたの?」



アロード「ベルクスは家族を殺されたんだ」



アマネ「その仇が目の前におる 怒りを抑えることが出来ないんじゃ」



スラミン「よくわかんないけど がんばれー!ベルクス~!!」



その声援に答えるかのように ベルクスは高速の連続斬りを放ち シンクロウを押していた



ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!



シンクロウ「ほぅ・・・速いねぇ」



だが 余裕の表情で受け流すシンクロウ



シンクロウ「そろそろ決めさせてもらうぞ」



そう言うと連撃中に納刀し 抜刀術の構えをする



「あれが来る!」頭では分かっていたが 身体は刀を振り下ろそうとしていた





風刃(ふうじん)の太刀!!』





ズバズバズバズバ! 四肢に風の斬撃が入る



ベルクス「くっ!!」 四肢は喰らったが本命の斬撃を来るのを予測して後ろに一歩 退く



スパー!刀を抜刀したシンクロウだったが ベルクスの機転により胴体を浅く斬っただけに終わる



ベルクス「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

両腕 両足から血を流し 腹から胸あたりも軽く血が出ている




シンクロウ「ははは・・・少しはやるようになったな

兄弟子として誇らしいねぇ」



ベルクス「貴様が兄弟子ぶるな! 師匠殺しのくせに!」

立ち上がろうとするが 目の前がぐらついた

「!?」斬られたのは5ヶ所だけだったのに




シンクロウ「この刀は斬った相手の魔力を吸収するんだ

悪いな 怒りで魔力をコントロール出来ていないお前の魔力は一気にこいつに吸われたよ」




シンクロウ「そして その魔力を攻撃に変換出来るんだよ

ふーん!」



再び 納刀して抜刀術をしようとするが 今度は肩くらいまで妖刀を構えて身体を少し横にねじり 回転斬りをしようとする




風車(かざぐるま)の太刀!!』




ズガーーン!と1回転する回転斬りをすると シンクロウを中心に風の衝撃波が襲いかかる



チリチリ!チリチリ!

「くっ!」 なんとか【斬鬼丸】で衝撃波を受け止める



ベルクス「飛ぶ斬撃か!?」



ガリガリ!ガリガリ!

しかし ガーン!と耐え切れずに吹っ飛んでしまう



ベルクス「ぐっ!」ゴロゴロと地面を転がる




ベルクスは魔力を大量に奪われ 衝撃波で飛ばされ

立ち上がれずにいた



「勝負ありじゃな」 アマネがつぶやく



シンクロウ「俺に復讐したいんだろ? なら なぜ力を求めない? そのままじゃあ 俺には勝てないまま どんどん差はつくぜ」



アマネ「!? ベルクス こやつ まだ人間じゃ!!」



ベルクス「!? なに!?」



アマネ「人を捨てたと聞いたが まだ魔族化が未完成じゃ! 見よ! あやつの右腕しか肌が黒く染まっておらぬ!」



アロード「じゃあ アイツまだまだ強くなるのかよ?」



アマネ「考えられるのじゃ・・・」



アロードも戦いを見て 人知を超えた強さだと理解した

だが まだ完全じゃない もっと強くなるだと!?

汗が止まらなかった こんな化け物を倒すつもりかよ

ベルクスは? と思う



シンクロウ「そうなんだよ 俺の魔族化はこの妖刀で魔力を吸っていてようやく完成するんだ・・・」



アマネ「(わらわ)と同じ 100年 魔力を溜めて九尾になったようにあやつも魔力を溜めて完全体になるのじゃ」



シンクロウ「ベルクスと言ったか お前が人間では到底辿り着けない地点に俺は行く!

お前も魔族になった方がいいかもな でなきゃ俺に勝てないからな」



ベルクス「誰が!貴様の言う通りになるか!」




シュッと話している最中にシンクロウの隣にニンジャの格好をした獣人が現れる



?「任務は終了でござる」



アマネ「ござる?じゃと?」



シンクロウ「上手くいかなかったろ?」



?「ケンタウロスの返事はまた後日とのこと」



シンクロウ「そうかい・・・じゃあ 俺は帰るとするよ」



?「拙者はまた後日に・・・」



シュッと瞬間移動したみたいに消えるニンジャ




バサッ!バサッ!と今度は怪鳥が現れる



シンクロウはそれに乗る



シンクロウ「じゃあな! ベルクス また相手してやるよ」



そう言うと怪鳥と共に空の彼方に消えていった・・・



全員はベルクスの下に集まって スラミンポーションをかけていた



ベルクス「俺はまだ弱者なのか・・・」



アマネ「いや・・・(わらわ)を倒したのだ

おぬしは強者よ だが シンクロウ あやつはさらなる強者だった・・・それだけじゃよ」



ベルクス「・・・くそ」



魔力切れを起こし その場に倒れてしまったベルクス



アマネたちはそこで夜営をすることを決め ベルクスの回復を待つことに・・・






第一戦 シンクロウの勝利に終わる・・・





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