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第49話 勇者因子



エイルラント帝国 聖十字教会本部その地下には武器 兵器開発部門と同じような地下施設が存在する


いつ作られたかは 分からないが 近代文明を感じさせる機械や装置が設備されていた


カプセル状の容器に入れられた人間族の人々

その背中には謎の液体が込められた注射装置が付けられていた


ドクターと呼ばれていた老人がスイッチを押す


すると 注射装置が動き 背中に注射の針が刺さり 謎の液体が人々に注入されていく

全部 注入され 針が抜ける



ドクン!ドクン!ドクン! それぞれが何かの鼓動をあげて身体がブルブル震える者 容器を叩き助けを懇願する者 頭を抑えて白目を剥く者


ここは非道な人体実験が行われているところだった・・・





そこへ 聖十字教会 最高指導者 教皇が足を運ぶ


「どうですかな? 生きる価値のない奴隷でも『勇者因子』で神の尖兵(せんぺい)にできましたかね?」

教皇が質問する


「拒絶反応はある じゃが問題なく馴染むじゃろう

お主が奴隷市場から寄越した数人はもう聖騎士団に加えたじゃろ?」

ドクターは教皇が奴隷を手に入れていたことを話す


教皇「アルタスもよく働いてくれたあやつのおかげで実験体を数十人 提供してくれたからな」

教皇は裏組織とも繋がりがあった


教皇「ところですべてのサンプルで1番強い『因子』は誰だった?」


ドクター「数ある勇者の遺体の中で最も強い『因子』は『ジークアーサー』だった」




聖十字教会 そこには今までの勇者たちの遺体を腐らせない特殊な魔法で埋葬されており 先人たちに祈りを捧げる目的で保管されていたが、教皇とドクターはその遺体から勇者の血や細胞 遺伝子を抜き取り『勇者因子』というもの開発し 一般人に注入し 無理矢理 勇者にしようとする人造勇者を作る予定だったが


人造勇者にはならず 強化人間として生産を始めることに

強化人間は聖騎士団に配属され 団長や教皇の言う通りに動くただの戦闘人形になってしまうが、『勇者因子』の作用で魔物や魔族に反応し 殲滅するだけの殺戮兵士となってしまう




教皇「最後の勇者か・・・確かに強さは群を抜いていたな」


ドクター「じゃが 適合できる者は やつ以外にはいない あまりにも強力な『因子』ゆえに拒絶反応が大きくて使いものにならん」


教皇「他の勇者は適合できるのに 『ジークアーサー』だけが無理とはな」



カプセルの容器に入っていた人たちは意識を失うが、『勇者因子』によって魔物と魔族を殺すだけの生体兵器と化す



教皇「いずれ亜人たちも強化してもらい、我ら 神の尖兵にするが 人間族より時間が掛かるか?」


ドクター「クックックックックッ そうじゃな 抵抗力があるからすぐには出来ぬが、何体かは強化済みじゃよ」


教皇「他国からもっと集まれば ようやく 魔族完全討伐も夢ではない 魔族がいなくなれば 私が神の代理人として世界は統一される・・・ヌフフフ ふははははははは・・・」









?「教皇よ そろそろ時間だが・・・」



教皇「おお!新たな勇者 『ヴァイスハルト』よ!」



姿を見せたのはヴァイスハルトだった



教皇「うむ!では行こう! 愚かなる罪人たちを断罪しに!!」



ヴァイスハルト「ええ 彼らにふさわしい最期となりましょう・・・」






2人は地下施設から立ち去る




ドクターはさらに地下にある容器に入った男の映像を出す



「クックックックックッ 『ジークアーサーの因子』お前は適合できている・・・


『ゼルゲナム』よ」



かつて ユウマが入れられていた容器の隣にいた成人の男性 未だに眠っているだけだが、生きてはいる



しかし まだ眠りを覚ます時ではない





禁忌の実験によって生み出された者

その目覚めはいつか それはまだ誰も知らない・・・






【計略陰謀篇】は以上です

ここまで読んでくださってありがとうございます!


ぜひ評価やコメントをくださると励みになります!


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